「今年の干支は馬だから、みんなで馬の飾りを作りましょう」。デイサービスの職員さんや、孫を迎える準備をしているご家庭で、そう決めたところまではよかったのに——いざ作り方を調べ始めると、子ども向けの工作ばかりが出てきて手が止まってしまう。折り紙は折り目が細かすぎるし、粘土は手に力が入らない。そんな行き詰まりを感じている方は、けっして少数派ではありません。
先に結論をお伝えします。高齢者と作る午年の干支飾りは、「折る」より「貼る」、「細かく作る」より「大きく作る」に切り替えるだけで、驚くほどうまくいきます。材料は100円ショップで揃い、ほとんどの作り方が110円の品を1〜3点買えば足ります。むしろ手を動かす時間そのものに意味がある、というのが介護の現場で長く言われてきたことです。
この記事では、午年の馬をかたどった干支飾りの作り方を7案、手指の負担が軽い順に紹介します。あわせて、飾り始める時期と片づける時期、材料費と所要時間の比較、デイサービス・自宅・ベッドサイドという場面別の進め方まで、必要な情報をひととおりまとめました。作る側の負担を減らしながら、飾ったときに「よくできたね」と言ってもらえる形を一緒に探していきましょう。
・高齢者でも無理なく作れる午年(馬)の干支飾り7案と手順
・100円ショップで揃う材料と、握力が弱くても扱いやすい道具の選び方
・手作りと市販キット、材料費・所要時間・難易度を並べた比較表
・干支飾りを飾り始める時期と片づける時期、避けたほうがよい日
午年の干支飾りを高齢者と手作りする前に、押さえておきたい4つのこと

2026年は60年に一度の丙午。馬の飾りが特別な意味を持つ年です
2026年の干支は「丙午(ひのえうま)」です。十干の「丙」と十二支の「午」が組み合わさったもので、この組み合わせが巡ってくるのは60年に一度。前回の丙午は1966年でした(All About「2026年の干支は午」)。次の丙午は2086年ですから、今この年に馬の飾りを作るというのは、多くの方にとって人生で一度きり、あるいは二度目の機会ということになります。
この「60年に一度」という背景は、作る場面でそのまま話題になります。1966年の丙午の年、日本では出生数が大きく落ち込んだという出来事があり、当時20代・30代だった方なら記憶に残っているはずです。作業中に「前の丙午のとき、何をしていましたか」と一言添えるだけで、手を動かしながらの会話が自然に生まれます。
十二支のなかで午は7番目にあたり、方位は南、時刻でいう「午の刻」は昼の12時とその前後2時間を指します。「正午」という言葉がここから来ていることは、意外と知られていません。作品に添える一言メモにこうした豆知識を書き添えると、飾ったあとに家族との話のきっかけにもなります。
注意したいのは、丙午にまつわる言い伝えのなかには、迷信として語られてきたものも含まれる点です。参加者のなかに1966年生まれの方がいる可能性もあります。年の縁起を語るときは「そういう言い伝えもあったそうですね」という距離感にとどめ、断定的に語らないほうが場は穏やかに進みます。
「上手に作ること」より「手を動かす時間」が目的になります
干支飾りづくりを高齢者と行う一番の価値は、完成品の出来栄えではなく、作っている時間そのものにあります。昔の暮らしを思い出しながら手を動かすアプローチは「回想法」と呼ばれ、自治体の高齢者施策としても実施されています。
愛知県の北名古屋市は、回想法スクールという事業を市の公式サイトで公開しており、参加者に対して改訂長谷川式簡易知能検査、MMS検査、N式老年者用日常生活動作能力評価尺度といったツールで効果測定を行っています。市は測定の結果として、認知能力やうつ傾向の改善、介護負担の軽減など、さまざまな面で有意な結果が得られたと公表しています(北名古屋市「回想法事業の効果」)。
干支飾りづくりは、この回想法と相性のよい題材です。馬は農耕や運搬に使われていた身近な動物で、地方で育った方なら「家に馬がいた」「馬車を見た」という記憶を持っていることがあります。作業そのものは貼るだけ・切るだけでも、そこから始まる会話が本題になる、という意識で臨むと進め方が変わってきます。
だからこそ、手順は「途中で止まっても成立する」形に設計しておきたいところです。パーツを貼る順番を厳密に決めず、どこから貼っても形になるようにしておく。時間内に完成しなくても、その日は台紙に色を塗るところまで、と割り切る。完成を急がせないほうが、結果的に満足度は高くなります。
飾り始めるのは12月28日か30日、片づけは松の内までが目安
作った干支飾りを正月飾りとして飾る場合、時期には昔からの目安があります。新潟の白山神社は公式サイトで、飾りつけの時期は12月28日または30日に行うと案内しています。松の内は最近では1月7日までとされていますが、古くは小正月の15日までと言われていた、という説明も添えられています(新潟白山神社「小正月」)。
この日付が決まっている理由は、避けたい日があるからです。12月29日は「二重苦」と読めることから、12月31日は神様をお迎えするのに慌ただしい「一夜飾り」になることから、いずれも避けるのが望ましいとされてきました。逆算すると、正月飾りとして間に合わせたい場合は12月28日までに完成させておく必要があります。デイサービスのレクリエーションなら、12月の前半に作業日を設定しておくと余裕を持てます。
片づけたあとの正月飾りは、神社のどんど焼き(お焚き上げ・浄火)で燃やしてもらうのが習わしです。同じ白山神社では、1月15日の小正月に神前にお供えした御餅をぜんざいにして振る舞うと案内しています。ただし手作りの飾りに接着剤やプラスチック素材が入っている場合、お焚き上げを受け付けてもらえないことがあります。持ち込む予定があるなら、材料は紙と布を中心にしておくと安心です。
もっとも、干支の置物は正月の期間だけでなく、その年の縁起物として一年を通じて飾る家庭も少なくありません。施設のロビーや玄関に飾るのであれば、松の内という区切りにこだわらず、季節の掲示物と入れ替えながら長く楽しむ考え方もあります。
「作れる範囲」は握力・視力・座っていられる時間の3点で決まります
同じ「高齢者向け」でも、要支援の方と要介護3の方では、無理なくできる作業がまったく違います。作り方を決める前に確認しておきたいのは、握力・視力・座位を保てる時間の3点です。この3点さえ把握しておけば、当日になって「この方には難しかった」と慌てる場面をかなり減らせます。
握力が弱い方には、はさみを使う工程を減らします。あらかじめ切っておいたパーツを貼るだけの形にすれば、指先の力が入りにくくても参加できます。視力に不安がある方には、パーツを大きくします。目安として、馬のシルエットは横幅15cm以上にしておくと、輪郭が見えやすく貼る位置も迷いません。
座位を保てる時間は、1回あたりの作業時間を決める材料になります。30分続けて座るのが難しい方が多いグループなら、15分ずつ2日に分けるほうが結果的に完成率は上がります。乾燥時間が必要な工程を間に挟めば、分割は自然な流れとして成立します。
そしてもう一点。利き手だけでなく、両手が使えるかどうかも見ておきます。片麻痺がある方の場合、紙を押さえながら貼る作業が難しくなります。滑り止めシートを台紙の下に敷く、マスキングテープで台紙を机に仮留めしておくといった準備をしておくと、片手でも作業が続けられます。
110円で揃う材料と、買う前に確認したい4つのポイント
100円ショップで揃う基本の材料リスト
午年の干支飾りに必要な材料は、ほとんどが100円ショップで手に入ります。ダイソーもセリアも、主力商品は税込110円です(ダイソーネットストア)。ダイソーには110円のほかに330円、550円といった価格帯の商品もありますが、干支飾りの材料でその価格帯が必要になる場面はほとんどありません。
揃えておきたいのは、折り紙(和柄や金銀入りがあると仕上がりが締まります)、色画用紙、白い和紙、フェルト、紙皿、割りピン、木工用ボンド、スティックのり、水引、そして台紙になる色紙です。このうち和柄折り紙や和紙、デコレーション素材はセリアの品ぞろえが手芸寄りで、赤・金・白といったお正月らしい色を探しやすい傾向があります。
1人分の材料費は、作り方によって110円1点から110円3点程度に収まります。20人規模のレクリエーションでも、材料費は数千円の範囲です。施設の備品に画用紙やのりがあるなら、追加で買うのは和柄折り紙と水引だけ、という組み立て方もできます。
買い出しで気をつけたいのは、時期です。11月から12月にかけて100円ショップの正月コーナーは入れ替わりが早く、和柄折り紙や水引は売り切れることがあります。作業日が決まっているなら、材料は1か月前には確保しておくと安全です。
- ☑ 和柄・金銀入りの折り紙(お正月らしさはここで決まる)
- ☐ 色画用紙(茶・こげ茶・白=馬の体色になる色を優先)
- ☐ スティックのりと木工用ボンド(用途で使い分ける)
- ☐ 水引または金色の紐(1本添えるだけで縁起物らしくなる)
- ☐ 台紙になる色紙・厚紙(作品を立てるために必須)
- ☐ 滑り止めシート(片手でも作業できるようにする備品)
施設や家にあるもので代用できる材料
買い足さずに済ませたい場合、代用できるものは意外と多くあります。台紙は使い終わったカレンダーの厚紙で足ります。馬の体になる茶色は、紙袋やダンボールの色をそのまま生かせます。立体の胴体はトイレットペーパーの芯、たてがみは毛糸の端切れ、目はシールや黒い丸シールで代用できます。
代用材料の利点は、費用が抑えられることだけではありません。「これ、去年のカレンダーですよ」と伝えると、それだけで会話が生まれます。既製品の材料一式より、身近な素材のほうが手に取りやすいと感じる方も少なくありません。
ただし代用にも向き不向きがあります。牛乳パックは丈夫ですが、はさみで切るのに力が必要なので、切る工程は職員が事前に済ませておきます。ペットボトルのキャップは小さすぎて、指先でつまむ動作が難しい方には向きません。使う場合は台紙に接着しておき、貼る位置を選ぶだけにしておくと安全です。
紙以外で使いやすいのはフェルトです。切り口がほつれず、はさみも軽い力で入ります。茶色と白のフェルトを馬の形に切っておけば、貼るだけで手触りのある飾りになります。

デイサービスのレクを任されたとき、あるいは家で過ごす時間をもう少し豊かにしたいと思ったとき、「工作でもしてみようか」という選択肢が浮かびます。ところが実際に探し…
のり・はさみは「力が入らなくても使える型」を選ぶ
道具の選び方は、作業のしやすさを大きく左右します。のりは、貼り直しがきくスティックのりを基本にします。木工用ボンドは接着力が強い反面、はみ出すと白く残り、乾くまで時間がかかります。立体パーツを固定するときだけ使う、と決めておくと失敗が減ります。
はさみは、握力が弱い方向けに、刃が短くバネで開くタイプが市販されています。100円ショップにも子ども用の軽いはさみがあり、これで代用できることも多いものです。ただし刃先が丸い子ども用は厚紙が切りにくいので、厚紙を切る工程は職員が担当する前提で用意します。
意外と重要なのが、下敷きです。机に直接置いて作業すると、紙が滑って位置が定まりません。滑り止めシートやランチョンマットを1枚敷くだけで、片手しか使えない方でも紙を押さえられるようになります。
ペンは、太めの水性マーカーを選びます。細いボールペンは筆圧が必要で、震えが出やすい方には扱いにくいものです。太いペンで大きく書いたほうが、飾ったときに遠目でも読めるという利点もあります。
20人分の材料を用意し、作り方も決めたのに、開始から40分たっても半数が途中——これは現場で最も多い失敗です。原因は材料不足ではなく、下準備の量が足りていないこと。パーツを切る、台紙に折り目をつける、のりの位置に印をつける。この3つを事前に済ませておくだけで、当日の作業は「貼る」と「描く」だけになります。参加者の手が止まる工程は、その場で職員が代わりに行うのではなく、最初から工程表に入れないのが正解です。
作品を「飾れる形」にする最後のひと工夫
作りっぱなしにすると、平面の作品は飾る場所に困ります。最後に「立てる」「掛ける」のどちらかにする工程を必ず入れておきましょう。立てる場合は、厚紙を三角に折った支えを裏に貼るだけで自立します。掛ける場合は、上部に穴を開けて水引や紐を通します。
台紙のサイズは、色紙サイズ(およそ縦27cm・横24cm)か、その4分の1サイズが扱いやすい大きさです。大きすぎると持ち帰りにくく、小さすぎると細かい作業が増えます。持ち帰りを前提にするなら、A4の封筒に入る大きさに収めておくと家族に渡しやすくなります。
名前を書く欄も忘れずに作ります。裏面の隅に名前と日付を書く小さな枠を印刷しておくと、展示したあとに返却する際の混乱がなくなります。日付があると、翌年に見返したときに記録としても残ります。
展示する場所も先に決めておきます。玄関、食堂、廊下の掲示板——場所によって作品のサイズも変わります。壁面に貼るなら軽い紙製に、テーブルに置くなら自立する立体にする。飾る場所から逆算すると、作り方選びで迷わなくなります。
折り紙と画用紙で作る馬 ─ 手軽さで選ぶ3タイプ

折り紙1枚で作る「馬の顔」は初回向き
最も手軽なのが、折り紙1枚で馬の顔を作る方法です。三角に折って耳を作り、鼻先を細く折り込む工程だけで馬らしい形になります。折り工程は4回程度に収まるので、折り紙の経験がある方なら15分ほどで仕上がります。
折り紙が向いているのは、昔から手を動かすことに慣れている方です。鶴が折れる方なら、馬の顔はまず問題なく折れます。むしろ「久しぶりに折り紙を触った」という感覚が、そのまま回想のきっかけになります。
大きさは、通常の15cm角の折り紙で作ると顔が小ぶりになります。飾ったときの見栄えを考えるなら、色画用紙を正方形に切って大きめに作るほうが効果的です。台紙に貼り、たてがみを毛糸で足し、目をペンで描き入れれば、それだけで一つの作品になります。
注意点は、折り目の鋭さです。指先の力が弱いと折り目が甘くなり、形が崩れます。爪ではなく、へらや定規の背で押さえると、力を入れずにきれいな折り目がつきます。この道具を1本用意しておくだけで、仕上がりの差がなくなります。
折らずに切って貼る「シルエット馬」は誰でも参加できる
折る動作が難しい方が多いグループには、シルエット貼り絵が向いています。茶色の画用紙を馬の横向きシルエットに切り抜き、金や赤の和柄折り紙を背景に貼った台紙に載せるだけ。工程は「貼る」だけなので、手指の負担はほとんどありません。
この方法の利点は、仕上がりが整うことです。シルエットはあらかじめ職員が型紙で切っておくため、誰が作っても形が崩れません。差が出るのは背景の色合わせと、たてがみや尾に何を使うかという部分だけ。「同じ材料なのに全部違う」という展示になります。
背景に使う和柄折り紙は、1枚をそのまま貼るより、手でちぎって数枚重ねるほうが表情が出ます。ちぎる動作ははさみより負担が軽く、力の弱い方でも参加できます。金色を1枚混ぜると、離れて見たときの華やかさが変わります。
気をつけたいのは、シルエットの向きです。馬の頭を右向きにするか左向きにするかで印象が変わりますが、揃えすぎると展示が単調になります。両方の型紙を用意し、選んでもらう工程を入れると、それだけで「自分で決めた作品」になります。
ちぎり絵の白馬は、会話しながら進められる
時間をかけてゆっくり進めたい場面には、ちぎり絵が向いています。白い和紙を小さくちぎり、馬の形を描いた下絵の上に少しずつ貼り重ねていく方法です。1回の作業でここまで、と区切りやすく、複数回に分けて進められます。
ちぎり絵が高齢者に受け入れられやすいのは、失敗という概念がないからです。はみ出しても重ねればよく、形が歪んでも味になります。「うまくできない」という理由で手を止めてしまう方でも、続けやすい作り方です。
使う和紙は、白一色ではなく、生成りやごく薄い灰色を混ぜると立体感が出ます。100円ショップの和紙折り紙で十分ですし、障子紙の端切れがあればそれも使えます。のりはスティックのりだと和紙が伸びにくく扱いやすくなります。
所要時間の目安は30分ですが、これは「30分で完成する」という意味ではありません。30分たったところで区切り、翌週に続きを行う。この進め方のほうが、集中力の持続という点でも、次回への楽しみという点でも理にかなっています。
- Step1: 職員が茶色の画用紙を馬の横向きシルエット(横幅15cm以上)に切り抜いておく
- Step2: 台紙に和柄折り紙を手でちぎって重ね貼りし、背景を作る
- Step3: シルエットを背景の中央よりやや下に貼る
- Step4: 毛糸をたてがみと尾の位置に木工用ボンドで留める
- Step5: 目を丸シールで貼り、余白に「午」または名前を太いペンで書き入れる
折り紙が難しい方にも「役割」を用意しておく
同じ卓に、折り紙が得意な方と、指先が動かしにくい方が混在するのは日常です。このとき、難しい方に簡単な作り方を渡すだけでは、本人が引け目を感じることがあります。役割を分けるという発想に切り替えたほうが、場は円滑に進みます。
たとえば、背景の色を選ぶ係、和紙をちぎる係、できた作品に水引を結ぶ係。ちぎる動作は握力がなくてもでき、色を選ぶのは目と判断力の仕事です。分担して1枚の大きな共同作品を作る形にすれば、全員が同じ完成品に関わったことになります。
共同作品にする場合、台紙は模造紙サイズにして、馬を数頭並べた「群れ」の構図にすると自然にまとまります。1人1頭を担当し、最後に全員分を配置する。この配置の工程を参加者に任せると、そこでまた会話が生まれます。
個人作品と共同作品、どちらがよいかは施設の方針にもよります。持ち帰って家族に見せたい方が多いなら個人作品、玄関に大きく飾りたいなら共同作品。両方を組み合わせ、個人作品を作ったあとで余ったパーツを共同作品に貼る、という進め方もあります。
紙皿・芯・段ボールで作る立体の馬飾り
紙皿の首振り馬は、割りピン1本で動きが出る
平面の飾りに物足りなさを感じるなら、立体に挑戦する価値があります。最も作りやすいのが紙皿の馬です。紙皿を半分に折って胴体にし、別に切った首と頭のパーツを割りピンで留めるだけ。割りピンを使うので首が動き、飾ったあとも手で触って楽しめます。
紙皿を使う利点は、素材が最初から丸みを帯びていることです。平らな画用紙で立体を作ろうとすると折り目の計算が必要ですが、紙皿なら折るだけで胴体らしい膨らみが出ます。100円ショップの紙皿は複数枚入りなので、1袋110円で数人分をまかなえます。
色を付ける場合は、絵の具より色画用紙を貼るほうが確実です。絵の具は乾燥時間が必要で、その日のうちに持ち帰れません。茶色の画用紙を紙皿の形に合わせて貼るか、もともと茶色や生成り色の紙皿を選んでおくと工程が減ります。
割りピンの取り扱いには注意が必要です。金属の脚を開いて留める構造なので、指先で押し広げる力が要ります。この工程は職員が担当し、参加者には位置を指示してもらう形にするのが安全です。使い終わった余りの割りピンは、その場で回収して机に残さないようにします。
トイレットペーパーの芯で作る置き型の馬
芯を使うと、そのまま立つ置物になります。芯を胴体にし、上部に切り込みを入れて首のパーツを差し込む構造です。差し込む方式なら接着剤の乾燥を待つ必要がなく、その場で完成します。
芯には和柄折り紙を巻き付けます。1本の芯に折り紙1枚がちょうど巻ける大きさなので、材料計算がしやすいのも利点です。巻き付ける作業は両手を使うので、片手が不自由な方には、あらかじめ巻いた芯を用意しておきます。
脚を付けたい場合は、芯の下部に切り込みを4か所入れて開くと、そのまま脚のように見えます。ただし切り込みは職員が事前に入れておきます。厚紙の芯にはさみを入れるのは、握力が必要な工程です。
この作り方は、材料が家庭にあるものだけで済むのが最大の利点です。芯・折り紙・のりだけ。家庭で孫と一緒に作る場面には特に向いています。芯を集めるのに時間がかかるので、施設で20人分となると1か月前から声をかけて集めておく必要があります。

飲み終わったペットボトルのキャップ。捨てるたびに「これ、何かに使えそうなのにね」と思いながら、結局ゴミ袋に入れてしまう——そんな経験はありませんか。デイサービス…
段ボールと和紙で作る、しっかりした飾り台
作品を長く飾りたいなら、土台を段ボールで作ると安定します。段ボールを長方形に切り、表面に和紙や千代紙を貼るだけで、和風の飾り台になります。この台に馬のシルエットや立体作品を載せると、それだけで格が上がります。
段ボールを切る工程は、必ず職員が事前に済ませます。カッターを使う作業なので、参加者の手が届く場所に刃物を置かないという原則を守ります。切り出しさえ済んでいれば、あとは和紙を貼るだけの安全な工程になります。
和紙の貼り方は、四角くきっちり貼るより、少し大きめに切って裏へ折り返すほうがきれいに見えます。角の部分は切り込みを入れてから折り返すと、厚みが出ずに収まります。この一手間で、手作り感が「丁寧な手仕事」に変わります。
台の側面に水引を一周巻いて結ぶと、正月飾りらしさが加わります。水引は100円ショップで数本入りが110円で手に入り、赤と金を組み合わせるだけで印象が締まります。結び方は蝶結びでも構いませんが、正月飾りには結び切りやあわじ結びが使われることが多いという点は、豆知識として添えると喜ばれます。
立体の作品でつまずく原因のほとんどは、接着剤の乾燥待ちです。木工用ボンドは表面が乾くまで15分ほどかかり、その間パーツを押さえていなければなりません。これを参加者に任せると、手が疲れてしまいます。対策は単純で、乾燥時間を工程表に「休憩」として書き込んでおくこと。お茶を飲む時間を挟めば、待ち時間が待ち時間でなくなります。急ぐ場合は両面テープを併用し、ボンドが乾くまでの仮留めにすると手を離せます。
立体作品は「持ち帰り方」まで決めておく
平面の作品と違い、立体は持ち帰りに手間がかかります。作る前に、どうやって家まで運ぶかを決めておかないと、玄関で潰れてしまうことがあります。紙袋を人数分用意する、あるいは持ち帰り用の箱を確保しておくと安心です。
送迎車で帰る方の場合、膝の上に置くことになります。倒れやすい形の作品は、底に厚紙を貼って重心を下げておくと安定します。硬貨ほどの重みのあるものを底に仕込む方法もありますが、誤飲の危険があるので、施設では避けたほうが無難です。
家族に渡すことを前提にするなら、作品に一言メモを添えます。「令和8年 午年 ○○作」と書いた小さな紙を貼るだけで、受け取る側の受け止め方が変わります。作った日付があると、翌年以降に見返したときの記録にもなります。
展示してから返却する場合は、展示期間を明示しておきます。「1月7日まで玄関に飾ります」と伝えておけば、家族から「作品はどこへ行ったのか」と聞かれることもありません。返却日を職員間で共有しておくことも忘れずに。
絵馬づくりが午年に特別な理由と、高齢者向けの作り方

絵馬は「生きた馬の代わり」から生まれました
午年に絵馬を作ることには、きちんとした由来があります。神社本庁は公式サイトで、祈願の内容を絵馬に記して奉納することは、もともと神々に本物の馬を献上していたことに由来すると説明しています。祈雨・止雨などの祈願のために生きた馬を献上していた記録が残っており、その馬は神馬と呼ばれました(神社本庁「絵馬」)。
時代とともに、生きた馬の代用として馬像が、さらに簡略化された絵馬が奉納されるようになりました。神社本庁は、馬が信仰の対象になった背景として、馬は古来から人々の生活に深い繋がりをもち、輸送や農耕、軍用などあらゆる面で大きな役割を果たしてきたことを挙げています。絵馬が一般大衆に広まったのは鎌倉時代以後のことです。
本来は馬の絵が描かれていた絵馬ですが、時代とともに絵柄も変化しました。祭礼の模様や干支、病気平癒や芸能上達の祈願が絵に表されるようになった、と神社本庁は説明しています。つまり「絵馬に馬の絵を描く」というのは、最も原型に近い形ということになります。
この由来を作業前に一言紹介すると、参加者の受け止め方が変わります。単なる工作ではなく、意味のあるものを作っているという実感が生まれるからです。特に馬が身近だった世代にとって、この話は自分の記憶とつながります。
段ボールと和紙で作る、書ける絵馬
絵馬の形は、上部が山型になった五角形です。段ボールをこの形に切り、表に和紙を貼り、裏面を書ける状態にしておきます。表には馬の絵かシルエットを、裏には願い事を書く——本物の絵馬と同じ構造です。
大きさは、縦15cmから20cmほどが扱いやすい寸法です。小さすぎると字が書きにくく、大きすぎると持ち帰りに困ります。上部に穴を2か所開けて水引を通せば、掛けて飾れます。
表面の馬は、描くより貼るほうが確実です。茶色の画用紙を切った小さなシルエットを貼り、周囲に金の折り紙を細く切って添える。絵に自信がない方でも、貼るだけなら参加できます。「絵は苦手だから」と手を止めてしまう方が出ないよう、最初から貼る方式を標準にしておくのが親切です。
材料費は、段ボールが再利用、和紙と水引が110円ずつで、1人あたり110円3点分ほど。20人分でも予算内に収まります。段ボールの切り出しに時間がかかるので、前日までに人数分を用意しておきます。
願い事は「書く」以外の選択肢も用意する
絵馬の中心は願い事を書く工程ですが、ここでつまずく方がいます。字を書くのが難しい方、何を書けばよいか思いつかない方、そして人に見られたくない方です。3つとも、事前の工夫で解決できます。
字が書きにくい方には、代筆を申し出ます。ただし「書きましょうか」ではなく、「読み上げていただければ、こちらで書きますね」と伝えるほうが受け入れられやすい傾向があります。太い水性マーカーを渡すと、震えがあっても書ける方もいます。
思いつかない方には、選択肢を提示します。「家族の健康」「無病息災」「良い一年に」といった定番の言葉を紙に印刷しておき、選んで貼ってもらう方式です。選ぶという行為だけでも、本人の意思が作品に入ります。
見られたくない方には、裏面に貼る小さな紙を用意します。願い事を書いた紙を裏に貼り、上から和紙を重ねて隠せるようにしておく。本物の絵馬は掲げるものですが、施設で飾る場合は本人の気持ちが優先です。
20人分の絵馬を玄関に飾ったあと、返却の段になって名前が書いていない作品が数枚——これも現場で繰り返される失敗です。原因は、名前を書く工程を最後に回したこと。最後は片づけと重なり、必ず抜けが出ます。対策は、作業の一番最初に、台紙の裏へ名前と日付を書いてしまうこと。まだ何も貼っていない段階なら書きやすく、忘れようがありません。書けない方の分は職員が先に記入し、鉛筆ではなく油性ペンを使います。展示中に鉛筆の字は薄れます。
作った絵馬を神社に納めてよいのか
手作りの絵馬を神社に奉納したい、という声が出ることがあります。結論から言えば、神社によって対応が異なるため、事前に問い合わせるのが確実です。多くの神社では授与された絵馬を掛ける前提で絵馬掛所を設けており、持ち込みの可否は一律ではありません。
施設のレクリエーションとして作った絵馬は、奉納せず館内に飾るのが一般的です。玄関やロビーの掲示板に、参加者全員分を並べて掛ける。その場合も、願い事を書いた面を表にするか裏にするかは、本人に確認しておきます。
正月飾りとして飾ったあとの処分については、前述のとおりどんど焼きに持ち込む方法があります。ただし段ボールや接着剤、金属の割りピンを使った作品は受け付けてもらえないことがあります。持ち込む予定があるなら、素材を紙と和紙だけに絞っておきます。
持ち帰った作品を家庭でどうするかは、家族の判断です。「捨てにくい」と感じさせないよう、渡すときに「飾り納めは松の内までで大丈夫ですよ」と一言添えておくと、受け取る側の負担が軽くなります。
手作りと市販キット、費用と時間で比べるとどちらが得か
100円ショップの材料で作る場合の実際の費用
ここまで紹介した作り方は、いずれも1人あたり110円1点から3点分の材料で作れます。20人規模のレクリエーションなら、材料費は数千円。施設の備品を活用すれば、さらに下がります。
費用が安く済む一方で、かかるのは職員の準備時間です。パーツの切り出し、台紙の用意、見本の作成。20人分となると、下準備だけで数時間を見込む必要があります。この時間を「材料費に含まれない実費」として計算に入れておかないと、次回の企画が立てにくくなります。
手作りの利点は、参加者の状態に合わせて工程を調整できることです。この方には貼るだけ、この方は切るところから——市販キットでは難しい細かな調整が、材料から用意する方式なら自由にできます。
もう一つの利点は、材料が余っても次に使えることです。折り紙も画用紙も水引も、翌年の干支飾りや別の季節の壁面飾りに転用できます。使い切り前提のキットとは、この点が大きく違います。
市販キットは、仕上がりと手間を買うもの
市販の手作りキットは、型抜き済みのパーツや布があらかじめ揃っており、説明書どおりに進めれば完成します。クラフトキット専門店のさくらほりきりは、2026年の午年向けに複数のキットを展開しています(さくらほりきり 2026年干支「午年」特集)。
価格帯は幅広く、パウダーアートの「祝い華うま」が748円、型抜きアートの「初春うま」が858円、布で作る年賀はがきセットが880円。押絵タイプでは「頌春夢うま」が990円、「祝い福うま」が1,100円、「初夢こま」が1,320円といった価格です。少し本格的になると「新春来福うま」が1,650円、「きめこみカレンダー・親子うま」が1,870円、「慶春飛馬」が2,530円となります。
さらに大きな作品では、タペストリー「しあわせ瓢箪午」が3,080円、衝立「瑞祥飾り馬」が3,520円、木目込み人形「春光祝うま」が5,500円。同社は1977年創業で、型抜きされたパーツを布でくるむ押絵や、縫わずに作れるきめこみパッチワークなど、手芸経験の長い方に向く形式を揃えています。
キットが向いているのは、手芸を長く続けてきた方、仕上がりの完成度を重視する方、そして職員の準備時間を確保しにくい施設です。逆に、参加者の手指の状態がまちまちなグループでは、キットの工程を全員がこなせるとは限らない点に注意が必要です。
| 作り方 | 材料費の目安 | 所要時間 | 手指の負担 |
|---|---|---|---|
| シルエット貼り絵 | 110円×1点 | 20分 | 小 |
| 折り紙の馬の顔 | 110円×1点 | 15分 | 中 |
| ちぎり絵の白馬 | 110円×2点 | 30分 | 小 |
| 紙皿の首振り馬 | 110円×2点 | 30分 | 中 |
| 段ボールの絵馬 | 110円×3点 | 40分 | 中 |
| 市販キット(型抜きアート) | 858円 | 60分 | 小 |
| 市販キット(木目込み人形) | 5,500円 | 数日 | 大 |
実は「途中まで作ってある」ほうが満足度は高い
手作りというと、最初から最後まで自分の手で、と考えがちです。けれど現場で見ていると、意外と知られていないことがあります。下準備が済んでいて、参加者が担当するのが仕上げの工程だけ、という設計のほうが、完成後の満足度は高くなる傾向があるのです。
理由は単純で、途中で手が止まらないからです。切る・折る・穴を開けるといった負担の大きい工程が済んでいれば、参加者は「貼る」「選ぶ」「書く」という判断を伴う作業に集中できます。判断は本人が下しているので、「自分が作った」という実感はきちんと残ります。
市販キットが支持される理由も、突き詰めればここにあります。型抜き済みのパーツが揃っていることは、手を抜いているのではなく、達成感を得られる工程だけを残しているということです。手作り派の施設でも、この考え方だけは取り入れる価値があります。
逆に避けたいのは、全工程を用意しておきながら「本当は自分で切りたかった」という方の意欲を封じてしまうことです。切りたい方には切ってもらえるよう、はさみと未加工の画用紙も卓に置いておく。選べる状態にしておくのが、一番丁寧なやり方です。
| 100円ショップ材料で手作り | 市販キットを使う |
|---|---|
| 材料費は1人110円前後に収まる 参加者の状態に合わせて工程を調整できる 余った材料を翌年や別の飾りに転用できる 身近な素材が会話のきっかけになる | 職員の下準備がほぼ不要 仕上がりが整い、贈り物にもできる 1人あたり748円〜5,500円と費用は上がる 工程が固定で、個別調整がしにくい |
デイサービス・自宅・ベッドサイド ─ 場面別の進め方
デイサービスの集団レクリエーションで行う場合
20人規模の集団で行うなら、作り方は1種類に絞ります。複数の作り方を同時進行させると、職員が説明に追われ、手が止まった方に気づけなくなります。全員が同じものを作り、難易度の調整は工程の分担で行うのが基本形です。
時間配分は、説明5分・作業30分・片づけと鑑賞10分が目安です。作業時間を長く取りすぎると、早く終わった方が手持ち無沙汰になります。早く終わった方には、余ったパーツで2つ目を作る、あるいは共同作品の背景を手伝ってもらうという「次の仕事」を用意しておきます。
卓の配置は、4人1組が進めやすい単位です。職員1人で2卓、つまり8人を見る計算になります。全員に同時に説明するのではなく、卓ごとに回って手元を見ながら伝えるほうが、聞き取りにくい方にも届きます。
完成後は必ず全員の作品を並べて鑑賞する時間を取ります。ここが最も盛り上がる場面です。並べたときの一体感が、次回の参加意欲につながります。写真を撮って家族に見せる施設も増えていますが、撮影と掲載の可否は事前に確認しておきます。
自宅で孫と一緒に作る場合
お正月に孫が来る家庭なら、干支飾りづくりは世代をまたいで楽しめる題材です。祖父母が下準備をし、孫が貼る。あるいはその逆で、孫が切って祖父母が仕上げる。どちらでも成立します。
孫の年齢によって向く作り方は変わります。未就学児なら、シルエットを貼るだけの平面作品。小学生なら、紙皿の首振り馬のように動きのあるものが喜ばれます。中学生以上なら、絵馬に願い事を書く形式が受験の時期とも重なって印象に残ります。
家庭で作る利点は、時間の制約がないことです。今日は背景まで、明日は仕上げ、と分けても構いません。むしろ何日かに分けたほうが、孫が滞在する数日間の予定として組み込みやすくなります。
できあがった作品は、玄関に飾って写真を撮り、離れて暮らす家族に送るところまでを一連の流れにしておくと、作った甲斐が形になります。作品の裏に、作った人全員の名前と日付を書いておくのを忘れずに。
ベッドサイド・個別対応で行う場合
集団レクに参加できない方にも、干支飾りづくりは届けられます。ベッド上でできる作業に絞れば、寝たままでも参加は可能です。この場合、選ぶ作り方は「小さく・軽く・こぼれないもの」が条件になります。
向いているのは、和紙のちぎり絵です。下絵を描いた台紙をオーバーテーブルに置き、ちぎった和紙を貼っていく。1日5分でも進められ、数日かけて1枚を仕上げます。のりはスティックのりを使い、液体のりは避けます。
座位が保てない方には、台紙を斜めに立てかけるだけで作業しやすくなります。クリップボードを枕元に固定する方法もあります。手元が見えにくい場合は、パーツをさらに大きくし、色のコントラストを強めます。
個別対応で最も大切なのは、作業そのものより会話です。「馬を見たことはありますか」「昔、家の近くに馬はいましたか」——手を動かしながら交わす言葉のほうが、作品より長く残ります。完成しなくても構わない、という前提で始めるのが、この場面では正解です。
小さなパーツは、床に落ちると転倒の原因になります。丸シールや割りピン、ビーズ類は、使う分だけ小皿に出し、余りは机に置かないこと。認知症のある方が参加する場合、材料を口に運ぶ動作が出ることがあります。ボンドやのりは口に入る大きさの容器を避け、職員が管理します。はさみとカッターは、使う工程が終わったらその場で回収します。「使い終わったら回収」を職員間の合言葉にしておくと、事故はほぼ防げます。
午年が終わってからも飾り続けるための工夫
干支飾りは1年で役目を終える、と思われがちです。けれど作り方を少し工夫すれば、長く使えます。台紙と飾り本体を分けて作り、干支の部分だけ差し替えられる構造にしておくのが、その一つです。
次の午年は2038年、次の丙午にいたっては2086年です。同じ馬の飾りを再び作る機会は当分ありません。だからこそ、今年の作品は保管しやすい形にしておく価値があります。平面の作品なら、封筒に入れて年末の箱に一緒にしまっておけば、来年以降の話題として取り出せます。
台紙を共通化しておくと、翌年の未年、その次の申年と、干支の部分だけ作り替えて使い回せます。施設で毎年干支飾りを作るなら、この設計にしておくほうが準備の手間が年々減っていきます。背景の色を変えるだけでも、印象は十分変わります。
作った馬のパーツが余った場合は、季節の壁面飾りに転用できます。春の背景に馬を配置すれば、それだけで別の作品になります。干支飾りのために作ったパーツを、年間の掲示計画のなかに組み込んでおくと、材料も労力も無駄になりません。

デイサービスや特別養護老人ホームの壁を前にして、「今月は何を貼ろう」と手が止まったことはありませんか。桜が終われば紫陽花、紫陽花が終われば花火、花火が終われば紅…
まとめ:午年の干支飾りは、貼る工程を主役にすれば必ず形になります
2026年は60年に一度の丙午。馬をかたどった干支飾りを作る機会は、次の午年である2038年まで巡ってきません。だからこそ、完成度を追いかけるより、その場にいる方が手を動かして楽しめる形を選びたいところです。折り紙が得意な方には折り紙を、指先に力が入りにくい方にはちぎり絵を、書くことが好きな方には絵馬を。同じ「馬の飾り」でも入口はいくつもあります。最初の一歩としておすすめしたいのは、茶色の画用紙を馬の形に切っておくことです。型紙が1枚あれば、シルエット貼り絵も、紙皿の馬も、段ボールの絵馬も、そこから枝分かれして作れます。まずは型紙を1枚、今日のうちに作ってみてください。
※本記事に掲載した価格・情報は2026年8月時点で各公式サイトを確認したものです。商品の価格や取り扱いは変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

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