終活カウンセラー資格の取り方と費用|2級は16,000円・約6時間で合格率90%超

終活カウンセラー資格の取り方と費用|2級は16,000円・約6時間で合格率90%超のアイキャッチ画像

「終活カウンセラーって、最近よく聞くけれど実際どんな資格なの?」「2級なら手軽に取れるらしいけれど、費用や難易度が気になる」——50代後半から70代にさしかかると、自分の老後や、親を見送った経験から、こうした疑問を持つ方が増えてきます。

結論からお伝えすると、終活カウンセラーは一般社団法人終活カウンセラー協会が認定する民間資格で、2級なら受講料と初年度年会費を合わせて16,000円(税込)、約6時間の講習で取得を目指せる、終活分野では最も始めやすい入門資格のひとつです。合格率は90%以上といわれ、特別な予備知識がなくても挑戦できます。

この記事では、終活カウンセラーがどんな資格なのか、2級の費用と申し込みの流れ、3つの受講方法の選び方、試験の中身と難易度、1級・認定講師へのステップ、そして似た資格「終活アドバイザー」との違いまで、2026年6月時点の最新情報をもとにやさしく整理します。「調べてよかった」と思っていただける一本を目指します。

📝 この記事でわかること
・終活カウンセラーの役割と、2級・1級・認定講師の違い
・2級の費用16,000円の内訳と、申し込みから取得までの流れ
・試験の合格率・6科目の中身と、向いている受講方法の選び方
・「終活アドバイザー」との比較と、後悔しない資格の選び方
目次

終活カウンセラーとは?「終活の道案内人」が生まれた背景

終活カウンセラーとは?「終活の道案内人」が生まれた背景の解説画像

まずは終活カウンセラーがどんな資格で、なぜ注目されるようになったのかを整理しておきましょう。名前は知っていても、実際の役割まで正確に理解している方は意外と多くありません。

結論:専門家へ橋渡しする「シニアのお困りごと案内人」

終活カウンセラーとは、終活に関する悩みが「どの分野のことなのか」「どの専門家に相談すべきか」を見極めて橋渡しする役割を担う資格です。協会自身が「シニアのお困りごと案内人」と表現しています。弁護士や税理士のように相続そのものを代行するわけではなく、相談者の漠然とした不安を整理し、相続なら司法書士へ、保険なら専門家へとつなぐ「交通整理役」だとイメージするとわかりやすいでしょう。エンディングノートの書き方をサポートしたり、終活全般の基礎知識を使って話し相手になったりするのが得意分野です。

なぜ生まれた?終活ブームと「相談先がわからない」悩み

この資格が登場した背景には、2010年代から広がった「終活」という言葉の浸透があります。人生の最期に向けて、相続・お墓・葬儀・介護・保険など、考えるべきことは多岐にわたります。ところが多くの人が「何から手をつければいいかわからない」「誰に聞けばいいのか見当もつかない」という状態で立ち止まってしまいます。各分野の専門家はいても、入り口で全体を見渡して案内してくれる人がいなかった——その隙間を埋める存在として、終活カウンセラーという資格が設計されました。高齢化が進み、おひとりさま世帯が増える今、需要は静かに広がっています。

具体的に何ができる?エンディングノートから相談対応まで

終活カウンセラーが扱う知識は、介護保険・年金・保険・相続・お葬式や供養といった終活の主要テーマ全般に及びます。具体的には、エンディングノートの記入を一緒に進めるサポート、終活セミナーでの講話、地域の相談会での話し相手などが活動例です。2級は主に「自分や家族の終活に役立てる」レベル、1級になると「他の方の終活をサポートする」レベルと位置づけられています。資格を取ったからといって、いきなり報酬を得る仕事に直結するわけではない点は理解しておきたいところです。

そもそも終活を考えるきっかけは、老後への漠然とした不安であることが少なくありません。お金・健康・孤独といった不安の整理から始めたい方は、こちらの記事も参考になります。

あわせて読みたい
老後の不安は8割超が抱えている|お金・健康・孤独を解消する具体策
「このまま暮らしていけるだろうか」「年金だけで足りるのだろうか」――ふとした瞬間に胸をよぎる老後への不安は、年齢を重ねるほど輪郭がはっきりしてきます。生命保険文…

注意:似た名前の資格と混同しやすい

終活分野には「終活アドバイザー」「終活ガイド」「終活ライフケアプランナー」など、名前のよく似た民間資格が複数あります。どれも国家資格ではなく、主催団体・費用・学び方が異なります。終活カウンセラーは終活カウンセラー協会が認定するもので、後ほど比較する終活アドバイザー(ユーキャンの通信講座)とは別物です。ネット上の情報を読むときは、どの資格の話なのかを取り違えないよう、主催団体名まで確認する習慣をつけておくと安心です。

💡 暮らしの知恵
終活カウンセラーは「専門家になる資格」ではなく「専門家への入り口を見つける力をつける資格」です。まずは自分と家族の終活に役立てる目的で2級から、と考えると気持ちがラクになります。

2級は16,000円・約6時間|費用の内訳と申し込みの流れ

もっとも多くの人が入り口とするのが2級です。気になる費用と、申し込みから資格取得までの流れを具体的に見ていきましょう。

結論:受講料11,000円+初年度年会費5,000円=16,000円

2級の費用は合計16,000円(税込)で、内訳は受講料11,000円と初年度年会費5,000円です。この中にテキスト代・講座料・資格認定料・会員証発行費がすべて含まれており、当日に追加で教材を買い足す必要はありません。終活分野の資格としては、まとまった通信講座が3〜4万円台であることを考えると、16,000円という価格は「まず触れてみる」ハードルの低さが魅力です。2026年6月時点の金額で、改定される可能性があるため、申し込み前に協会公式サイトで最新額を確認しておきましょう。

学生・75歳以上シニアは10,500円の割引も

終活カウンセラー協会では、一定の対象者に割引料金を設けています。学生料金は10,500円(社会人学生を除く)、シニア料金も10,500円で、こちらは75歳以上限定です。通常より5,500円ほど安く受講できる計算になります。割引の対象や条件は変わることがあるため、自分が該当するかどうかは申し込みフォームや問い合わせで確認するのが確実です。「親子で受けたい」「夫婦で学びたい」という場合は、それぞれの年齢や立場で適用される料金が違う点に注意しましょう。

申し込みから資格取得までの4ステップ

2級は、申し込み→入金→テキスト受け取り→受講・確認テスト合格、という流れで取得します。受講方法によって細部は変わりますが、いずれも特別な事前準備や受験資格は不要です。誰でも、思い立ったその月に申し込める手軽さが2級の特徴です。

✅ 取得までの流れ
  1. Step1: 受講方法(オンライン・通信・会場)を選んで申し込み・入金
  2. Step2: テキストを受け取り、6科目を学ぶ(約6時間)
  3. Step3: 各科目の講義後に確認テストを受ける
  4. Step4: 合格すると会員証が発行され、終活カウンセラー2級に認定

注意:合格1年後から年会費5,000円が毎年かかる

見落としがちなのが、初年度以降の年会費です。合格から1年後以降は、年間5,000円の更新料(年会費)が毎年発生します。これは協会会員としての資格を維持するための費用で、支払いを止めると会員資格・資格名称の使用に影響が出ます。「16,000円を一度払えば一生もの」と思い込んでいると、翌年の請求で戸惑うことになります。資格を取る前に、自分はこの先も会員を続けるのか、それとも知識を得られれば十分なのかを考えておくと、後悔のない選択ができます。

オンライン・通信・会場、どれで受ける?受講方法の選び方

オンライン・通信・会場、どれで受ける?受講方法の選び方の解説画像

終活カウンセラー2級には3つの受講方法があり、ライフスタイルに合わせて選べます。それぞれの向き不向きを整理しましょう。

結論:3つの受講方法から自分に合うものを選ぶ

2級は、オンライン検定(ZOOM)・通信教育講座・会場開催の3つから受講方法を選べます。費用は基本的に同じで、違いは「学ぶ場所」と「ペース」です。下の表で特徴を比べてみましょう。自宅から出られない事情がある方でも、オンラインや通信なら全国どこからでも受講できるのは大きな利点です。

受講方法特徴向いている人
オンライン(ZOOM)自宅で講師の講義を受けられる外出が難しいが質問もしたい人
通信教育自分のペースで進められる日程を合わせにくい人
会場開催全国各地で対面講義対面でじっくり学びたい人

オンラインが向く人:自宅から質問もしたい

オンライン検定はZOOMを使い、講師の講義をリアルタイムで受けながら、その場で疑問を解消できるのが強みです。会場まで足を運ばなくてよいので、遠方にお住まいの方や、移動に不安がある方に向いています。一方で、パソコンやタブレットでZOOMを使う操作にある程度慣れている必要があります。事前に接続テストができるか、家族にサポートを頼めるかを確認しておくと、当日あわてずに済みます。

会場が向く人:対面の空気でじっくり学ぶ

会場開催は全国各地で実施され、講師や同じ目的を持つ受講者と同じ空間で学べるのが魅力です。画面越しでは集中しにくい、人と顔を合わせる方が頭に入る、という方には会場が合っています。同じ終活への関心を持つ人と知り合える点も、対面ならではの価値です。ただし開催日程と場所が限られるため、近くで都合のよい日があるかを早めにチェックしておきましょう。

通信が向く人:マイペース。ただし自己管理が必要

通信教育講座は、決まった日程に縛られず自分のペースで学べるのが最大の利点です。仕事や介護で日中の時間が読みにくい方に向いています。反面、誰かに進捗を見守ってもらえるわけではないので、「いつでもできる」が「いつまでもやらない」になりがちなのが落とし穴です。受け取ったその週に学習日を手帳に書き込むなど、自分で区切りをつける工夫があると最後までやり切れます。

試験は難しい?合格率と6科目の中身を本音で解説

「16,000円払って落ちたらどうしよう」と心配になる方もいるでしょう。試験の難易度と学ぶ内容を正直にお伝えします。

結論:合格率は90%以上。落ち着いて受ければ十分合格できる

終活カウンセラー2級の合格率は90%以上とされ、一説には98%ともいわれます。試験は各科目の講義後に行う確認テスト形式で、選択式が中心です。講義をきちんと聞いていれば答えられる内容で、難関資格のような「落とすための試験」ではありません。終活の知識がまったくない初学者でも、当日の講義に集中すれば合格を狙えます。資格取得そのものよりも、6科目を学ぶ過程で得る知識のほうに価値があると考えてよいでしょう。

学ぶのは6科目。終活の全体像が一通りつかめる

2級で学ぶのは、(1)終活とは、(2)介護保険と介護サービス、(3)保険、(4)年金、(5)相続、(6)お葬式・供養の6科目です。各科目を約40分ずつ学び、終活で考えるべきテーマをひと通り俯瞰できる構成になっています。介護保険の自己負担割合や、相続の基礎、葬儀の流れなど、ふだん断片的にしか知らなかった情報が一本の線でつながる感覚が得られます。自分や親の終活を考えるうえで、地図を手に入れるようなイメージです。

勉強時間の目安:当日の集中で完結する設計

2級は約6時間の講習の中で学習と確認テストが完結する設計なので、難関資格のように何か月も机に向かう必要はありません。事前に分厚い参考書を読み込む前提にもなっていません。とはいえ、まったく予習せずに臨むより、届いたテキストにざっと目を通しておくと、当日の理解がぐっと深まります。年金や相続など、用語が耳慣れない分野だけ先に眺めておくと安心です。

⚠️ ありがちな失敗:「2級の次に1級」と思って申し込めない
2級を取った勢いで1級も、と考える方がいますが、1級は年1回しか開催されず、しかも受験には「協会主催の勉強会に直近1年で1回以上参加」という条件があります。勉強会に出ていないと、その年の1級は申し込めません。1級を視野に入れるなら、2級取得後すぐに勉強会の日程を押さえておくのが失敗しないコツです。

2級の次は?1級・認定講師へのステップと費用

2級の次は?1級・認定講師へのステップと費用の解説画像

2級で物足りなくなったら、上位の1級や、講座を開く側になる認定講師という道があります。それぞれの条件と費用を見ていきましょう。

1級の受験資格と費用:事前審査+約5万円

1級は「他の方の終活をサポートする」レベルの資格です。受験するには2級を取得していること、さらに協会主催の勉強会に直近1年で1回以上参加していることが条件になります。費用は事前審査費3,300円に加え、会場受講で49,500円、オンライン受講で55,000円(いずれも税込)です。2級より一段と本格的で、費用も時間も相応にかかります。仕事として終活に関わりたい、人前で話せるレベルを目指したい、という明確な目的がある方向けのステップです。

1級試験の中身:事前レポート+2日間の講習と論述

1級は、事前レポートによる審査に通った人だけが本試験に進めます。本試験は2日間の講習で、1日目はオンライン、2日目は会場かオンラインを選べます。試験には論述式が含まれ、選択式中心の2級よりも明確に難易度が上がります。合格率は60〜70%程度とされ、2級のように「受ければほぼ受かる」ものではありません。自分の言葉で終活の知識を説明できるかが問われるため、2級で得た知識を実際に人に話す練習をしておくと役立ちます。

その先の「認定講師」という道

1級の上には、検定講座を開催できる認定講師という制度もあります。1級取得者が対象で、勉強会への参加など一定の条件を満たしたうえで、6日間の講習と試験を受けます。受講料は330,000円程度とされ、ここまで来ると趣味の範囲を超えた本格的なキャリアの選択です。終活を生業にしたい、地域でセミナーを開きたいという人のための入り口で、多くの受講者にとっては2級・1級で十分というのが実情です。

注意:どこまで目指すかは「目的」から逆算する

資格は上を見ればきりがありませんが、大切なのは「何のために取るのか」です。自分と家族の終活に役立てたいだけなら2級で十分ですし、地域で相談に乗りたい・仕事にしたいなら1級以上を検討する、という具合に目的から逆算しましょう。年会費や上位資格の費用は積み重なると小さくありません。先に「自分のゴール」を決めておくことが、お金と時間のムダを防ぐいちばんの近道です。

終活カウンセラーと終活アドバイザー、結局どっちがいい?

終活の資格を調べると必ず比較対象に挙がるのが、ユーキャンの「終活アドバイザー」です。混同しやすい両者の違いを、独自にまとめた表で整理します。

違いを一覧で比較(高齢者あんしんノート調べ)

2つの資格は、主催団体も学び方も異なります。終活カウンセラーは協会の講習で短時間に取得、終活アドバイザーは通信講座でじっくり学ぶスタイルです。以下は2026年6月時点の公開情報を当サイトで整理した比較表です(最新の金額・条件は各公式サイトでご確認ください)。

項目終活カウンセラー2級終活アドバイザー
主催終活カウンセラー協会ユーキャン(NPO法人ら・し・さ認定)
費用16,000円(税込)39,000円程度
学び方講習約6時間で完結通信講座(標準4か月)
試験選択式・合格率90%以上在宅マークシート・修了者ほぼ100%
年会費2年目以降5,000円/年なし(資格維持費不要)

終活カウンセラーが向く人:早く・安く・つながりも

とにかく早く・手頃に資格の形にしたい人、講師や仲間とのつながりを持ちたい人には終活カウンセラーが向いています。約6時間で完結し、16,000円で取得を目指せるスピード感は大きな魅力です。協会の会員ネットワークやセミナー情報を活用したい、いずれ1級・認定講師へ進む可能性も残したい、という方にも合います。一方で、年会費が継続的にかかる点は前提として受け入れる必要があります。

終活アドバイザーが向く人:体系的にじっくり学びたい

終活の知識を腰を据えて体系的に学びたい人には、4か月かけて学ぶ終活アドバイザーが向いています。通信講座なので自宅で完結し、テキストやエンディングノートが手元に残る点も魅力です。年会費のような継続費用がないため、「一度学んで終わりにしたい」という方にも向いています。費用は39,000円程度と終活カウンセラー2級より高めですが、その分ボリュームのある教材でじっくり学べると考えると納得感があります。

なお、終活と並んで関心の高い「介護」の分野にも、費用を抑えて学べる資格があります。介護食アドバイザーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
介護食アドバイザーとは?費用4〜6.5万円で取れる資格の全貌と活かし方
「介護食アドバイザーって聞いたことはあるけど、具体的にどんな資格なんだろう?」「料理が得意じゃなくても取れるのかな?」——家族の介護が始まったり、将来に備えて食…

立場別のおすすめ:目的でこう選ぶ

選び方は立場と目的で変わります。「親の終活を手伝いたい・自分の身辺整理を始めたい」なら、まず手頃な終活カウンセラー2級か終活アドバイザーのどちらか。「人前で話す・仕事に活かす」可能性があるなら、1級まで道がつながる終活カウンセラー。「継続費用なしで知識だけ得たい」なら終活アドバイザー。このように、ゴールを思い描いてから選ぶと迷いません。どちらも国家資格ではないため、「資格名」より「学んだ中身をどう使うか」が結局は大切です。

資格を取って後悔しないために|活かし方と落とし穴

せっかく時間とお金をかけるなら、取ったあとに活かしたいもの。現実的な活用法と、見落としやすい落とし穴を最後に整理します。

仕事に活かせる場面:葬祭・保険・介護の現場で

終活カウンセラーの知識は、葬祭業・保険・不動産・介護といった、シニアと接する仕事で「会話の引き出し」として役立ちます。お客様の漠然とした不安を受け止め、適切な専門家へ橋渡しできる人は信頼されます。名刺に資格を記して、終活相談の窓口であることをアピールする使い方もあります。ただし、この資格だけで独立して高収入を得られるわけではありません。あくまで本業に深みを与える「プラスアルファ」と捉えるのが現実的です。

自分・家族のために活かす:エンディングノートが進む

仕事と関係なくても、学んだ知識は自分と家族の終活に直接役立ちます。6科目を学ぶと、後回しにしがちなエンディングノートに何を書けばよいかが具体的に見えてきます。相続や保険の話を家族と切り出すきっかけにもなり、「縁起でもない」と避けられがちな話題を、知識を土台に落ち着いて進められます。子なし夫婦やおひとりさまなど、頼れる家族構成によって備え方は変わります。元気なうちに準備を始めたい方には、こちらの記事も参考になります。

あわせて読みたい
子なし夫婦が幸せに歳を重ねる秘訣|後悔しない老後の備えとお金・人間関係
「子どもがいない私たち夫婦は、これから先、本当に幸せにやっていけるのだろうか」——50代後半から60代にさしかかると、ふとそんな思いがよぎる方は少なくありません…

逆張り視点:「年会費は怪しい」は本当か

ネットで終活カウンセラーを検索すると「年会費があって怪しい」という声を見かけます。けれど実は、年会費があること自体は珍しくありません。多くの民間資格は協会の運営や、会員向けのセミナー・最新情報の提供を会費で支えています。問題なのは「会費が何に使われ、自分にとって続ける価値があるか」を判断しないまま入会してしまうこと。逆に言えば、協会のネットワークやセミナーを活用する気があるなら、年5,000円は学び続けるための妥当な投資ともいえます。「怪しい」という言葉に流される前に、中身を見て自分で判断する姿勢が大切です。

⚠️ ありがちな失敗:年会費を忘れて「名刺に書けない」状態に
2年目以降の年会費5,000円を払い忘れて会員資格が宙に浮き、いざ仕事で名乗ろうとしたときに「現在も有効な資格」と言いにくくなるケースがあります。資格を仕事で使う予定なら、年会費の支払い時期をカレンダーに登録し、有効な状態を保っておきましょう。逆に「知識を得られれば十分」なら、無理に会員を続けない選択も納得のうえで取れます。

状況別チェック:あなたはどのタイプ?

最後に、自分がどう活かしたいかを整理してみましょう。「家族の終活を手伝いたい」のか「仕事の幅を広げたい」のか「自分の身辺整理を進めたい」のかで、取るべき級も、会員を続けるかどうかの判断も変わります。目的が定まれば、費用も学び方も自然と決まります。下のチェックリストで、いまの自分の立ち位置を確認してみてください。

✅ 資格を取る前のチェックリスト
  • ☐ 何のために取るのか(自分用・家族用・仕事用)が決まっている
  • ☐ 2級で十分か、1級まで目指すかを考えた
  • ☐ 2年目以降の年会費5,000円を続ける前提で納得している
  • ☐ オンライン・通信・会場のどれが自分に合うか選んだ

まとめ:終活カウンセラーは「終活の地図」を手に入れる入り口

終活カウンセラーは、終活の悩みを整理して専門家へ橋渡しする「シニアのお困りごと案内人」を目指す民間資格です。2級は受講料と初年度年会費を合わせて16,000円(税込)、約6時間の講習で取得を目指せ、合格率は90%以上。介護保険・年金・相続・葬儀など終活の全体像を一気に俯瞰できるのが最大の価値です。仕事に直結させるより、まずは自分や家族の終活の「地図」を手に入れる入り口として捉えると、満足度の高い学びになります。

取得を検討するなら、次のポイントを押さえておきましょう。

  • 2級の費用は16,000円(税込)。学生・75歳以上は10,500円の割引あり
  • 合格1年後から年会費5,000円が毎年かかる点を前提に判断する
  • 受講方法はオンライン・通信・会場の3種。生活スタイルで選ぶ
  • 試験は選択式中心で合格率90%以上。初学者でも挑戦しやすい
  • 1級は2級取得+勉強会参加が条件で年1回・約5万円・合格率60〜70%
  • 似た資格「終活アドバイザー」は通信4か月・年会費なし。目的で選ぶ
  • 「何のために取るか」を先に決めると、級も会員継続も迷わない

まず最初の一歩としては、終活カウンセラー協会の公式サイトで2級の開催日程と受講方法を確認し、自分が学びたい時期に都合のよい回があるかをチェックしてみることです。資格そのものより、6科目を学ぶ過程で得る知識が、あなたとご家族の安心につながります。費用・条件は改定されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。なお、相続税や法的手続きなど個別の判断が必要なことは、税理士・司法書士・自治体など専門家にご相談ください。

出典・参考:一般社団法人 終活カウンセラー協会 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

シニア世代の暮らしに役立つ情報を発信中。孫へのお祝いマナーや冠婚葬祭のしきたり、健康管理や終活の準備まで、日常の「困った」を解決する記事を心がけています。ご家族の方にも読んでいただける、安心できる情報源を目指しています。

コメント

コメントする

目次