「孫が来るから、みんなでくら寿司に行こうか」。そんな話が出たとき、ふと気になるのが「くら寿司にもシニア割引ってあるのかしら」という点ではないでしょうか。ファミレスや映画館では60歳・65歳からの割引が当たり前になってきたので、回転寿司にもあって不思議はない、と考えるのは自然なことです。
先に結論をお伝えすると、2026年10月時点で、くら寿司には年齢を条件にした常設のシニア割引は確認できません。一方で、スシローやはま寿司には60歳・65歳から使える割引カードがあり、かっぱ寿司も過去に65歳以上向けのカードを期間限定で配っていました。「くら寿司だけ割引がない」と聞くと少し寂しい気もしますが、くら寿司には年齢を問わず使える公式アプリのクーポンや、キャッシュレス決済のポイントといった別の入り口があります。
この記事では、くら寿司のシニア割引の有無をはっきりさせたうえで、代わりに使える節約の方法、他の大手回転寿司チェーンのシニア割との違い、そして年金暮らしでも気持ちよく回転寿司を楽しむ考え方まで、お茶を飲みながら話すような気持ちでまとめました。
・くら寿司にシニア割引があるのか、2026年10月時点の答え
・年齢に関係なく使えるくら寿司のクーポンとポイントの使い方
・スシロー・はま寿司・かっぱ寿司のシニア割の条件の違い
・家族構成や行く曜日に合わせた、お店の選び方
くら寿司シニア割引は2026年もある?まず知っておきたい答え

年齢だけで受けられる割引は見当たらない
結論から言うと、くら寿司には「65歳以上なら会計から○%引き」といった、年齢だけを条件にした割引制度は見当たりません。シニア向けの情報をまとめているサイトでも「くら寿司には残念ながらシニア世代がお得になる割引やクーポンはありません」とはっきり書かれています。
なぜ気になる人が多いのかというと、同じ回転寿司の業界でも、スシローやはま寿司が店頭で年齢確認をしてカードを発行する仕組みを持っているからです。「隣のお店にあるなら、くら寿司にもあるはず」と考えて検索する方が多く、実際に「くら寿司 シニア割」はよく調べられている言葉のひとつです。
具体的には、くら寿司の公式サイトを見ても、年齢を条件にした会員証やシニアカードの案内は出てきません。そのかわり、案内されているのは公式アプリのクーポンやLINE公式アカウントなど、スマートフォンを入り口にした仕組みが中心です。
注意したいのは、キャンペーンは時期によって変わるという点です。過去にかっぱ寿司が期間限定で65歳以上向けのカードを配ったように、くら寿司が将来、期間限定のシニア企画を始める可能性はゼロではありません。お店に行く前に、公式アプリのお知らせ欄を一度のぞいておくと安心です。
店員さんに年齢を伝えても値引きされない理由
くら寿司のレジで「65歳です」と伝えても、会計が自動で安くなることはありません。割引のための専用カードや会員区分が年齢では用意されていないので、店員さんの側にも値引きする手段がないからです。
くら寿司は、席での注文をタッチパネルで行い、会計もセルフレジを使う店舗が増えています。人の手を介さない運営を進めているお店ほど、「その場で年齢を確認して割り引く」という手間のかかる仕組みは取り入れにくい、という事情があります。スシローやはま寿司のように年齢確認を一度だけ行い、あとはカードを見せるだけにする方式は、その手間を減らすための工夫ともいえます。
実際の場面でいうと、会計の直前に運転免許証や保険証を出しても、くら寿司では使い道がありません。かわりに、席に着く前か注文する前に、スマートフォンでアプリのクーポン画面を開いておくほうが役に立ちます。
例外として、勤め先の福利厚生サービスや、クレジットカード会社の優待で、くら寿司の割引券が配られることがあります。これは年齢ではなく、加入しているサービスによる特典です。現役時代の会社のOB会や、お持ちのカード会社の会報誌に載っていることもあるので、思い当たる方は一度確かめてみてください。
「シニア割がない」ことは損なのか
シニア割がないことは、必ずしも損とは限りません。年齢割引は「その人だけ」「平日だけ」といった条件がつくことが多く、家族で週末に行くような使い方では、そもそも割引の対象にならないこともあるからです。
たとえば、スシローのシニアカードは平日の会計が対象、はま寿司のシニアパスも平日限定です。孫が学校や保育園に通っている家庭では、一緒に外食するのは土日や祝日が中心になりがちで、その日にはシニア割は使えません。せっかくカードを持っていても、使う機会が少なければ、割引の価値は思ったほど大きくならないのです。
一方、くら寿司の公式アプリのクーポンは、配布中であれば年齢も曜日も問わず使えるものがあります。「対象商品1皿無料」といった内容なら、孫と一緒の週末でも気兼ねなく使えます。割引の大きさよりも「使える場面の多さ」で比べると、印象が変わってくるのではないでしょうか。
もちろん、平日の昼に夫婦や友人と出かける機会が多い方にとっては、平日限定のシニア割が向いています。自分がいつ、誰と回転寿司に行くことが多いのかを思い浮かべると、どのお店が合っているかが見えてきます。
・くら寿司:年齢を条件にしたシニア割引は確認できず(2026年10月時点)
・スシロー:60歳以上がシニアカードで、平日の会計金額(税込)から5%オフ
・はま寿司:65歳以上がシニアパスで、平日は1人50円引き(最大6名・300円まで)
(出典:All About、parksenior)
大手なのにシニア割を設けない背景は?
タッチパネルとセルフ会計が中心の仕組み
くら寿司がシニア割を置いていない背景には、お店の運営がタッチパネル注文とセルフ会計を軸に組み立てられていることがあると考えられます。年齢割引は、どこかの段階で人が身分証を確認する必要があり、その手順が仕組みに組み込みにくいのです。
回転寿司チェーンは、1皿あたりの値段を抑えるために、人手をかける場面をできるだけ減らしてきました。くら寿司も、注文、皿の回収、会計まで機械化を進めてきた会社のひとつです。会計時に年齢を一人ずつ確認するやり方は、この流れとは逆向きになります。
実際に、スシローやはま寿司はカードの発行時に一度だけ身分証を確認し、以降はカードを見せるだけで済む方式をとっています。かっぱ寿司のプラチナ優待カードも、発行時に「顔写真付身分証」の提示が必要でした。各社とも、確認の手間を最初の1回に寄せる工夫をしているわけです。
ただし、これはあくまで外から見た推測で、くら寿司自身がシニア割を設けない理由を公表しているわけではありません。今後、アプリの会員情報に生年月日を登録してもらい、年齢に応じたクーポンを配るといった形が出てくる可能性もあります。
クーポンとアプリで「誰でもお得」に寄せている
くら寿司は、年齢で区切るよりも、アプリやLINEを登録した人なら誰でも使えるクーポンでお得感を出す方向に力を入れているようです。対象を広くすることで、家族連れや若い世代も含めて来店のきっかけをつくる考え方です。
公式アプリでは「対象商品1皿が無料になるQRクーポン」が配布されていたことがあり、LINE公式アカウントでも不定期にクーポンが配られているようです。また、誕生日月にデザートが無料になる特典も紹介されています。いずれも、年齢ではなく「登録しているかどうか」で受けられるかが決まります。
具体的な場面に置き換えると、70代のおじいちゃんでも、10代の孫でも、アプリを入れていれば同じクーポンを使えるということです。家族の誰か1人がスマホを持っていれば、家族の食事全体で恩恵を受けられる場合もあります。
注意点として、クーポンは「配布中のものだけ」使えます。内容や時期は不定期で、いつも同じクーポンがあるとは限りません。「前に使えたから今日もあるはず」と思い込まず、出かける前にアプリを開いて確認する習慣をつけておくと、レジで慌てずに済みます。
他社のシニア割も「平日」「店内」に限られている
他社のシニア割をよく見ると、どれも条件つきで、いつでも誰でも使えるわけではありません。くら寿司にシニア割がないことを過度に気にする必要がない理由のひとつです。
スシローは平日、はま寿司も平日(月〜金)限定です。かっぱ寿司のプラチナ優待カードは、平日・店内飲食で1,000円(税込)以上の利用が条件で、持ち帰り、デリバリー、食べ放題には使えませんでした。割引上限額は5,000円(税込)と決められていました。
なぜ平日に限るのかというと、回転寿司は土日の昼や夕方に混み合い、平日の昼間は比較的空いているからです。シニア割には「空いている時間帯に来てもらいたい」というお店側の狙いがあり、時間に融通がきく定年後の世代と相性がよいのです。
裏を返せば、土日に家族で行く方には、どの店のシニア割もあまり関係がないということになります。「シニア割があるお店のほうが得」と一概には言えず、行く曜日によって答えが変わる、と覚えておくとよいでしょう。
シニア割は「平日の昼に来てほしい」というお店からの合図のようなものです。土日に家族で出かける日は割引にこだわらず、平日に友人や夫婦で出かける日は割引のあるお店を選ぶ。そんなふうに曜日でお店を使い分けると、無理なく節約できます。
年齢を問わず使える、くら寿司のお得な使い方

公式アプリのクーポンは出かける前に確認する
くら寿司でいちばん手軽な節約方法は、公式アプリのクーポンです。年齢に関係なく使え、配布中なら「対象商品1皿無料」のような内容が受けられます。
公式アプリを入れておく理由は、クーポンの配布が不定期だからです。お店のチラシや新聞広告で知らせてくれるわけではないため、アプリを開かないと気づかないまま会計を終えてしまうことがあります。せっかくの特典を取りこぼさないためには、アプリが「お知らせを受け取る窓口」になります。
使い方の流れは、出かける前にアプリを開き、クーポン一覧で配布中のものを確認しておくだけです。QRコードを読み取るタイプのクーポンであれば、席のタッチパネルで案内に従って読み取らせます。慣れてしまえば数分で済む作業です。
注意したいのは、クーポンには対象商品や期限が決まっていることです。「対象商品1皿無料」は、どの皿でも無料になるという意味ではありません。対象外の皿を頼んでも割引にはならないので、クーポン画面の対象商品名をよく読んでから注文しましょう。
LINE公式アカウントと誕生日月の特典
スマホのアプリをいくつも入れるのが面倒な方は、普段から使っているLINEでくら寿司の公式アカウントを友だち登録しておくのが手軽です。LINEでも不定期にクーポンが配られているようです。
LINEを勧める理由は、60代・70代でも家族との連絡にLINEを使っている方が多く、新しいアプリを覚えなくて済むからです。メッセージとして届くので、孫からの連絡と同じ感覚でお知らせを受け取れます。
また、公式アプリには誕生日月にデザートが無料になる特典があると紹介されています。誕生日の月に家族で食事に行けば、ちょっとしたお祝いにもなります。孫の誕生日月に合わせて孫のスマホで使ってもらうなど、家族の誕生日を順番に活用するのもひとつの方法です。
ただし、誕生日特典は登録した生年月日に基づいて配信されるのが一般的なので、登録時に生年月日を正しく入れておく必要があります。内容や条件は変わることもあるため、誕生日月が近づいたらアプリで確かめてください。
キャッシュレス決済のポイントを重ねる
くら寿司の会計そのものを割り引く方法が少ないなら、支払い方法でポイントを受け取るのも現実的な節約です。シニア向けの情報サイトでは、楽天ポイントを「ダブルでポイントが貯められる」方法や、ソフトバンク利用者向けにPayPayで「最大20%のクーポンが不定期に配布」されることがあると紹介されています。
ポイントを勧める理由は、現金払いでは何も残らない支払いが、同じ金額でも次の買い物に回せる形になるからです。毎月の食費や日用品の支払いを同じ決済サービスにまとめている方なら、くら寿司の会計もそこに乗せるだけで、少しずつポイントが積み上がっていきます。
具体的には、普段スーパーで使っている決済方法がくら寿司で使えるかを確認し、使えるならそれで払うのがいちばん簡単です。新しいサービスにわざわざ登録する必要はありません。
注意したいのは、PayPayのクーポンなどは時期と対象者が限られていることです。「最大20%」はあくまで最大の数字で、いつでもその割合で戻ってくるわけではありません。また、決済サービスごとに使えるかどうかは店舗によって異なることもあるので、レジで確認すると確実です。
- Step1: くら寿司の公式アプリを入れるか、LINE公式アカウントを友だち登録する
- Step2: 出かける前にクーポン一覧を開き、対象商品と期限を確認する
- Step3: 普段使っているキャッシュレス決済が使えるか確かめ、会計はそれで払う
- Step4: 誕生日月は家族の誰かのアプリでデザート特典が届いていないか見ておく
スシロー・はま寿司・かっぱ寿司のシニア割はどう違う?
4社の条件を一覧で見比べる
大手4社を並べると、シニア割の有無と条件にははっきりした違いがあります。年齢の下限、割引の方式、使える曜日の3点を見ると、自分に合うお店がわかりやすくなります。
比べる理由は、同じ「シニア割」という言葉でも、中身がまったく異なるからです。会計全体から割合で引くお店もあれば、1人あたり定額を引くお店もあります。どちらが得かは、一緒に行く人数と食べる量で変わります。
| チェーン | 対象年齢 | 割引内容 | 曜日・条件 |
|---|---|---|---|
| くら寿司 | なし | シニア割なし(アプリのQRクーポン等は年齢不問) | クーポンは配布中のみ |
| スシロー | 60歳以上 | 平日の会計金額(税込)から5%オフ | 平日・シニアカード提示 |
| はま寿司 | 65歳以上 | 平日は1人50円引き(最大6名・300円まで) | 平日(月〜金)・シニアパス提示 |
| かっぱ寿司 | 65歳以上 | お会計より5%(税込)割引(2024年に期間限定配布) | 平日・店内飲食1,000円(税込)以上 |
高齢者あんしんノート調べ(2026年10月時点の公開情報をもとに作成)
表を見ると、4社のうち年齢による常設の割引が確認できないのはくら寿司、という位置づけがわかります。ただし、各社の条件は変わることがあるため、最新の内容は店頭や各社のスシロー公式サイト・はま寿司公式サイトで確かめてください。
スシローは60歳から、家族も対象になる
スシローのシニアカードは、60歳以上が対象で、平日の会計金額(税込)から5%オフになります。対象年齢が4社の中でいちばん早く、定年直後の方から使えるのが特徴です。
スシローのシニア割が使いやすいと言われる理由は、紹介記事で「家族・同席者も対象となる」と説明されている点にあります。会計全体に割合で割引がかかるので、カードを持っている本人が1人いれば、同じテーブルの家族の分もまとめて安くなる形です。
具体的には、店頭でシニアカードを作ってもらい、平日の会計時に提示します。60代前半でまだ働いている方でも、平日に休みが取れる日や、仕事帰りの夕食に使えます。会計金額に比例して割引が大きくなるので、食べる量が多い家族連れほど恩恵があります。
注意点として、平日以外は対象外です。また、同伴者が対象になるかどうかの扱いは店舗によって異なる場合があるという情報もあります。初めて使うときは、レジで「同じテーブルの家族も一緒ですか」と確認しておくと安心です。
はま寿司は人数で、かっぱ寿司は期間で注意
はま寿司のシニアパスは、65歳以上が対象で、平日は1人50円引き(最大6名・300円まで)です。割合ではなく人数で割引額が決まる点が、スシローとの大きな違いです。
人数で決まる方式の良いところは、少食の方でも割引の効き目が変わらないことです。会計が少なくても1人あたりの割引額は同じなので、少しずつつまむ程度の食事でも得をした実感が持てます。シニアパスは写真付き身分証があれば即日発行してもらえ、有効期限は1年間とされています。
一方、かっぱ寿司のプラチナ優待カードは、2024年1月25日〜3月20日に期間限定で配布されたもので、平日・店内飲食で1,000円(税込)以上の会計時に、お会計より5%(税込)割引になる内容でした。他クーポンとの併用は不可で、割引上限額は5,000円(税込)です(出典:コロワイド ニュースリリース)。
注意したいのは、かっぱ寿司のカードは常設ではなかった点です。2026年時点で同じカードが配布されているかは公式情報で確認できませんでした。「かっぱ寿司には65歳以上の割引がある」と思い込んで出かけると、期待外れになることがあります。
はま寿司のシニアパスを作ったので、孫の誕生日祝いに土曜日に家族で出かけたところ、レジで「平日限定です」と言われてしまった、という話は珍しくありません。原因は、カードを作ったときに曜日の条件を見落としていたことです。対策として、カードの裏面やお店の案内で「平日(月〜金)限定」の文字を確認し、週末の家族の食事はアプリのクーポンを中心に考えると、レジで気まずい思いをせずに済みます。
60代・70代のタイプ別、選ぶならどのお店?

平日に夫婦や友人と出かけることが多い人
平日に夫婦2人や友人と回転寿司に行くことが多い方には、シニア割のあるスシローやはま寿司が向いています。平日の昼は比較的空いていて、ゆっくり食事ができるのも利点です。
理由はシンプルで、どちらのシニア割も平日に使えるからです。定年後は曜日を選んで外食できるので、平日限定という条件がほとんど負担になりません。むしろ、混雑を避けられるぶん、待ち時間が短くなるというおまけもついてきます。
具体的に比べると、会計全体に割合で効くスシローは、たくさん食べる方や人数が多いときに向いています。人数分の定額で効くはま寿司は、少しずつ食べる方や、軽めの昼食に向いています。夫婦2人とも65歳以上なら、はま寿司では2人分の割引になります。
ただし、近所にどのチェーンがあるかで実際の選択肢は変わります。わざわざ遠くの店舗まで車で出かけると、ガソリン代や時間のほうが割引より大きくなることもあります。歩いて行ける範囲や、買い物ついでに寄れるお店を基本に考えるのが現実的です。
週末に孫や子ども家族と出かけることが多い人
週末に孫や子ども家族と一緒に行くことが多い方は、シニア割の有無よりも、年齢に関係なく使えるクーポンを持っているかどうかで選ぶのがおすすめです。この場合、くら寿司も十分に候補になります。
週末はどの店のシニア割も対象外になることが多いからです。それなら、配布中であれば土日にも使えるくら寿司のアプリクーポンや、孫の誕生日月のデザート特典のほうが、実際に使える場面が多くなります。
具体的には、孫の親(子ども世代)のスマホにくら寿司のアプリが入っていることも多いので、「クーポン何かある?」と聞いてみるのが近道です。自分でアプリを入れなくても、家族のスマホで受け取ったクーポンを使えるなら、それで十分です。
注意点として、誰が支払うかを先に決めておくと、レジでもたつきません。祖父母がごちそうするつもりでも、クーポンが子ども世代のスマホにある場合は、読み取りの順番を相談しておきましょう。小さな段取りですが、会計前に「どうしようか」と迷う時間がなくなります。
スマホを持たない、または苦手な人
スマホを持っていない方や、操作が苦手な方には、店頭で作れるカード型のシニア割があるスシローやはま寿司が向いています。一度作ってしまえば、あとはカードを見せるだけで済みます。
くら寿司のお得な仕組みは、アプリやLINE、キャッシュレス決済など、スマホを前提としたものが中心です。スマホがない場合、くら寿司では割引の入り口がほとんどなくなってしまいます。
はま寿司のシニアパスは写真付き身分証があれば即日発行してもらえるとされているので、運転免許証やマイナンバーカードを持って行けば、その場でカードを作れます。財布に入れておけば、スマホがなくても平日に割引が受けられます。
ただ、カード型の割引も財布に入れ忘れれば使えません。また、写真付きの身分証がない場合は発行に必要な書類をお店で確認してください。免許を返納した方は、マイナンバーカードや運転経歴証明書が手元にあるか、出かける前に見ておくと安心です。
- ☐ 平日に出かけることが多い → スシロー・はま寿司のシニア割を検討
- ☐ 60代前半でまだ65歳になっていない → 60歳から使えるスシロー
- ☐ 週末に孫と行くことが多い → くら寿司のアプリクーポンも候補
- ☐ スマホを使わない → 店頭で作れるカード型の割引
- ☐ 少食で軽めの食事が中心 → 1人あたり定額のはま寿司
ファミレスのシニア割と比べてみたい方は、こちらの記事も参考になります。

「ガストでシニア割引があるって聞いたけど、どうやって使うの?」「60歳を過ぎたら何か手続きが必要?」——そんな疑問をお持ちの方は少なくありません。実はガストには…
60歳から65歳になる間の「すき間期間」
60歳から64歳の方は、スシローのシニアカードは使えても、はま寿司のシニアパスはまだ使えません。この「すき間期間」に使える割引を知っておくと、迷わずに済みます。
年齢の下限が各社で違う理由は、それぞれのお店が想定している「シニア」の範囲が異なるからです。定年後の再雇用で60代前半も働き続ける人が増えている一方、公的な高齢者の区分は65歳からが基本とされることが多く、会社によってどちらを基準にするかが分かれています。
具体的には、60歳を過ぎたらまずスシローでシニアカードを作っておき、65歳になったらはま寿司のシニアパスも作る、という順番で考えると無駄がありません。くら寿司はどの年代でも年齢による割引はないので、年齢に関係なくアプリのクーポンを使う形になります。
注意点として、まだ働いている方は平日に外食する機会が限られます。せっかくカードを作っても使わないまま期限が切れることもあるので、有給休暇の日や、仕事帰りに寄れる日をイメージしてから作ると、持ち腐れになりにくいでしょう。
スマホが苦手でもクーポンは使える?つまずきやすい点
家族に最初の設定だけ手伝ってもらう
スマホが苦手な方でも、最初の設定さえ済ませてしまえば、くら寿司のクーポンを使うのはそれほど難しくありません。いちばんの近道は、孫や子どもに最初の登録だけ手伝ってもらうことです。
アプリの登録では、メールアドレスやパスワードの設定、生年月日の入力など、いくつかの手順があります。一人で取り組むと途中で分からなくなりがちですが、慣れている家族なら数分で終わることも多い作業です。
孫が遊びに来たときに「くら寿司のアプリ、入れてくれる?」と頼めば、それ自体が会話のきっかけにもなります。登録が済んだら、クーポンの画面をどこから開くのか、ボタンの場所を一緒に確認しておきましょう。紙に「アプリを開く→下のクーポンを押す」と順番を書いておくと、あとで一人のときにも迷いません。
ただし、パスワードなどの大切な情報は、家族に頼んだ場合でも自分で控えておく必要があります。機種変更のときに登録情報が分からなくなると、またゼロから設定し直すことになるからです。手帳の決まったページにまとめておくと安心です。
QRコードの読み取りでつまずかないコツ
QRクーポンを使うときにつまずきやすいのが、読み取りの操作です。慌てずに、画面を明るくしてゆっくりかざすのがコツです。
QRコードは、画面が暗かったり、手が揺れたりすると読み取りに時間がかかることがあります。後ろに順番待ちの人がいるわけではないので、席でゆっくり操作して大丈夫です。
具体的には、席に着いたらすぐにアプリを開いてクーポン画面を表示しておき、タッチパネルの案内に従って読み取らせます。うまくいかないときは、スマホの画面の明るさを上げると読み取りやすくなることがあります。それでも難しければ、店員さんに声をかけて手伝ってもらいましょう。
注意したいのは、注文を済ませてからクーポンを使おうとすると、対象外になってしまう場合があることです。クーポンの種類によって使い方の順番が違うこともあるので、アプリに書かれた使い方の説明を先に読んでおくと確実です。
食事を終えてセルフレジの前で「そういえばアプリにクーポンがあった」と思い出し、慌てて開いたものの、対象商品をすでに頼んでおらず使えなかった、というケースがあります。原因は、注文の前にクーポンの中身を確認していなかったことです。対策は、お店に入る前か席に着いた直後にアプリを開き、対象商品を確認してから注文することです。「入店したら、まずアプリ」と決めておけば、取りこぼしが減ります。
クーポンに振り回されないための考え方
クーポンは便利ですが、使うことが目的になってしまうと、かえって疲れてしまいます。「あれば使う、なければ気にしない」くらいの距離感がちょうどよいでしょう。
くら寿司のクーポンは不定期で、いつも同じものが配られているわけではありません。毎回すべてを使いこなそうとすると、アプリを何度も確認したり、対象商品に合わせて注文を変えたりと、食事そのものを楽しむ余裕がなくなってしまいます。
たとえば「出かける前に1回だけアプリを開く」とルールを決めておけば、手間は数分で済みます。そこでクーポンがあれば使い、なければ好きなものを気兼ねなく頼む。それだけでも、何もしないよりは確実にお得になります。
注意点として、クーポンを使うために普段は頼まない皿を追加すると、結果的に会計が増えることがあります。「1皿無料」のクーポンも、その皿が食べたいものなら得ですが、そうでなければ無理に使う必要はありません。
シニア向けの割引カードについては、こちらの記事も役立ちます。

「シニアnanaco」という言葉を目にして、「普通のnanacoと何が違うの?」「自分も作れるのかな?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。 結論から…
割引より大事?年金暮らしの回転寿司の楽しみ方
実は「割引の大きさ」より「行く頻度」で差がつく
意外と知られていないけれど、外食の節約は割引率の大きさよりも、どれくらいの頻度で、どのくらいの予算で出かけるかで差がつきます。シニア割の有無だけでお店を選ぶと、見落としが出てきます。
たとえば、はま寿司のシニアパスは1人50円引き、スシローは会計から5%オフです。どちらもうれしい割引ですが、毎月の外食費全体から見ると、行く回数を1回増やすか減らすかのほうが、家計への影響は大きくなります。割引があるからと出かける回数が増えれば、結果として出費は増えてしまいます。
具体的には、「回転寿司は月に何回まで」「1回の予算はこのくらい」と、ざっくりした目安を夫婦で決めておくのがおすすめです。その範囲内で、平日はシニア割のあるお店、週末はクーポンのあるお店、と使い分ければ、割引がそのまま家計のゆとりにつながります。
もちろん、外食は楽しみでもあります。節約ばかり考えて好きなお店に行かなくなってしまっては本末転倒です。「くら寿司のあのメニューが好き」という気持ちがあるなら、シニア割がなくても、それを大切にしてよいのです。
お店の雰囲気や近さも立派な判断材料
回転寿司を選ぶとき、割引だけでなく、お店の近さや雰囲気、食べたいメニューがあるかどうかも大事な判断材料です。年齢を重ねるほど、こうした「通いやすさ」の価値は大きくなります。
理由のひとつは移動の負担です。車の運転に不安が出てきた方や、免許を返納した方にとっては、歩いて行ける距離やバスで行ける場所にお店があるかどうかが、何よりも大切になります。割引のある店が遠くにあっても、通うのが大変なら長続きしません。
また、混雑の少ない時間帯にゆっくり食事ができるか、席が座りやすいか、タッチパネルの文字が見やすいかなど、実際に使ってみて分かることも多くあります。何軒か試してみて、居心地のよいお店を「行きつけ」にするのも、豊かな過ごし方です。
注意点として、同じチェーンでも店舗によって混み具合や設備は違います。初めてのお店は、平日の昼過ぎなど比較的空いている時間に一度行ってみると、落ち着いて様子が分かります。
孫との外食は「割引より思い出」でいい
孫と一緒の回転寿司は、多少の割引よりも、一緒に過ごす時間そのものに価値があります。くら寿司にシニア割がなくても、孫が喜ぶなら、それが選ぶ理由として十分です。
くら寿司は、皿を返却口に入れるとゲームが楽しめる仕組みで知られ、子どもに人気があります。孫が「くら寿司がいい」と言うなら、割引の有無よりも、その笑顔を優先したいと考えるおじいちゃん・おばあちゃんは多いのではないでしょうか。
そのうえで、子ども世代のスマホにあるクーポンや、孫の誕生日月のデザート特典を一緒に使えば、気持ちよくお得に楽しめます。「おばあちゃんのおごりね」と言いつつ、クーポンは孫の親に読み取ってもらう。そんな分担も、家族らしい楽しみ方です。
ただし、毎回すべてを祖父母が負担すると、年金暮らしでは負担が積み重なることもあります。ごちそうする回と、それぞれが払う回を自然に分けるなど、無理のない形を家族で話しておくと、長く続けられます。
外食の予算は「月の楽しみ費」として、食費とは別の財布で考えると気持ちが楽になります。その範囲内なら、シニア割がないお店でも罪悪感なく楽しめますし、割引で浮いた分は次の楽しみに回せます。
映画やレジャーのシニア割引もあわせて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

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まとめ
まずは次に出かける日が平日か週末かを思い浮かべ、週末なら家族のスマホにくら寿司のアプリが入っていないか、ひと声かけてみてください。それだけで、次の回転寿司がちょっとお得で楽しい時間になります。
※各社の割引内容やクーポンは変更されることがあります。最新情報は各社の公式サイトや店頭でご確認ください。

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