「マクドナルドにもシニア割引ってあるのかしら」「映画館やファミレスみたいに、60歳を過ぎたら少し安くなるなら使いたい」。孫と出かけたついでや、朝の散歩の途中にふらりと寄りたくなるマクドナルドですから、そう考えるのは自然なことです。
先に結論をお伝えすると、2026年10月時点で、マクドナルドには全国どの店でも使える公式のシニア割引制度はありません。ただし、がっかりするのはまだ早いです。年齢に関係なく使える公式アプリのクーポンやポイント、朝10:30までの朝マック、株主優待といった「実質的な割引」の手段がいくつもあり、上手に組み合わせればシニア割引がなくても十分お得に楽しめます。
この記事では、マクドナルドの割引事情をお茶でも飲みながら話すように整理しました。ガストやはま寿司など、シニア割引がはっきりあるお店との違いもあわせて比べていますので、「今日はどこで食べようか」と迷ったときの判断材料にしてください。
・マクドナルドに全国共通のシニア割引がない理由と、噂の「店舗独自割引」の正体
・60代からでも使いこなせる公式アプリのクーポンとポイントの仕組み
・朝マックや株主優待など、年齢を問わない「実質割引」の使い方
・ガスト・はま寿司などシニア割引があるお店との上手な使い分け
マクドナルドシニア割引は全国共通では「ない」|2026年の本当のところ

まずは一番知りたいところから。マクドナルドのシニア割引について、何がわかっていて何がわかっていないのかを整理しておきましょう。
全国一律のシニア割引は、2026年時点で用意されていません
結論から言うと、マクドナルドには「60歳以上なら○%引き」「65歳以上はコーヒーが安い」といった、全国一律で使える公式のシニア割引制度はありません。シニア向けの割引情報をまとめたサイトでも「全国一律で利用できる公式のシニア割引制度は存在しません」と紹介されています。
背景にあるのは、マクドナルドの価格の考え方です。マクドナルドは年齢や会員の種類で割引率を変えるのではなく、誰でも同じ価格で買える代わりに、アプリのクーポンや時間帯のメニューでお得感を出してきました。ファミレスのように「カードを見せたら5%引き」という仕組みとは、そもそも設計の方向が違うのです。
具体的には、店頭のレジで「シニア割引はありますか」と聞いても、全国共通の制度として案内されることはありません。年齢確認のための身分証を出す場面も基本的にはないと考えておいてよいでしょう。
注意したいのは、インターネット上に「マクドナルドでシニア割引が使えた」という書き込みが残っていることです。後で触れるように、これは一部の店舗の独自サービスや、時期限定のキャンペーンを指している場合が多く、どこの店でも使えるわけではありません。古い情報をうのみにしないことが大切です。
「シニアだとコーヒーが無料になった」という話の正体
ときどき耳にする「近所のマクドナルドでは60歳以上はコーヒーがサービスになる」という話。これは全くの作り話ではなく、フランチャイズ店舗が独自に行っているサービスである可能性が高いです。
マクドナルドには、本部が直接運営する店と、地域のオーナーが運営するフランチャイズ店があります。シニア向け割引をまとめたサイトでは、本部の全国統一の割引はないものの、フランチャイズ店舗の裁量で60歳以上向けのサービスを行っている店があると紹介されています。地域の常連さんとのつながりを大切にするオーナーが、独自に工夫しているというわけです。
ただし、こうした店舗独自のサービスは公式サイトに一覧が載っているわけではなく、内容も店ごとに違います。始まった時期や終わった時期も公表されないため、「隣町の店ではやっていた」という話が、自分の行く店に当てはまるとは限りません。
気になる場合は、店頭のポスターや掲示を見るか、空いている時間帯にスタッフへ「こちらのお店で年配向けのサービスはありますか」とやわらかく尋ねてみるのが一番確実です。混雑するお昼どきに聞くと、お互いに落ち着いて話せないので避けたほうが無難です。
なぜ年齢で割り引く仕組みをつくらないのか
マクドナルドが年齢別の割引を公式に打ち出していない理由について、会社として理由を説明した公式発表は見当たりません。そのうえで、利用の仕組みから考えられる背景を挙げてみます。
一つは、レジの回転です。マクドナルドはセルフオーダーキオスクやモバイルオーダー、ドライブスルーなど、短い時間でたくさんの注文をさばく仕組みを整えてきました。ここに「年齢を確認して割引を適用する」という手順が入ると、どうしても一人あたりの時間が延びてしまいます。
もう一つは、割引をアプリに集約していることです。後で詳しく紹介しますが、公式アプリのクーポンやポイントは年齢に関係なく誰でも使えます。年齢で分けるより、アプリを使う人全員にお得を配るほうが、仕組みとしては分かりやすいのです。
とはいえ、スマホが苦手な世代にとっては「アプリ前提」というのは少しハードルが高く感じられるかもしれません。そこでこの記事では、アプリを使わなくてもできる工夫と、アプリを無理なく始める方法の両方を紹介していきます。
シニア割引がある外食チェーンとの違いをざっくり押さえる
外食チェーンの中には、はっきりとシニア割引を用意しているところもあります。代表的なのが、ガストやバーミヤンを展開するすかいらーくグループの「プラチナパスポート」と、はま寿司の「シニアパス」です。
どちらも「何歳以上」「何人まで」と条件が決まっていて、専用の会員証やパスを見せる仕組みです。マクドナルドとの一番の違いは、年齢そのものが割引の条件になっている点にあります。
一方でマクドナルドの強みは、朝の早い時間から開いていて、メニューの価格が手ごろなこと、ドライブスルーやモバイルオーダーなど受け取り方が選べることです。朝マックのソーセージマフィンは180円からと、単品なら気軽に頼める価格帯です(2026年10月時点の公式サイト掲載価格、税込)。
つまり「割引率」だけで比べるとシニア割引のあるお店に分がありますが、「気軽さ」や「時間帯」で比べるとマクドナルドにも十分な良さがあります。どちらが正解ということではなく、その日の予定や体調に合わせて選べばよいのです。シニア割引全般の年齢の目安は、こちらの記事でも一覧にしています。

「シニア割引って、結局のところ何歳から使えるんだろう」——レジの前でそう思ったことはありませんか。映画館は60歳から、スーパーは55歳から、JRの会員サービスは…
60代から始めても遅くない|公式アプリが「実質の割引券」になる理由
シニア割引がない代わりに、マクドナルドが力を入れているのが公式アプリです。ここでは、スマホにまだ慣れていない方にも分かるよう、仕組みと始め方をゆっくり説明します。
クーポンは年齢を問わず誰でも使える「みんなの割引」
マクドナルドで一番手軽にお得になる方法は、公式アプリのクーポンを使うことです。会員登録は無料で、期間限定のクーポンが配信されます。シニア向けの情報サイトでも「マクドナルドの公式アプリを最大限に活用することが最も効果的」と紹介されているほどです。
クーポンが「みんなの割引」になっている背景には、アプリを使う人を増やしたいというお店側の事情があります。アプリで注文してもらえれば、レジの混雑が減り、お店にとっても好都合です。その分を割引という形でお客さんに還元している、と考えると分かりやすいでしょう。
具体的な使い方は、アプリを開いて「クーポン」の画面を出し、使いたいクーポンを選んで、レジやセルフオーダーキオスクで提示するか、モバイルオーダーでそのまま注文するだけです。紙のクーポンのように切り取ったり持ち歩いたりする必要はありません。
注意点として、クーポンの内容や配信期間は時期によって入れ替わります。「先月あったクーポンが今月はない」ということも普通にあります。また、特殊立地店舗や一部の店舗では使えないこともあるので、クーポン画面の注意書きに一度目を通しておくと安心です。
10円ごとに1ポイント、「Myマクドナルド リワード」の仕組み
クーポンと並んで覚えておきたいのが、公式アプリのポイントプログラム「Myマクドナルド リワード」です。2025年9月に始まった仕組みで、10円(税込)ごとに1ポイントが貯まります。
貯まったポイントは、人気メニューのクーポンやオリジナルグッズ、他社とのコラボ特典などと交換できます。つまり「使えば使うほど、次のひと品がお得になる」という、昔ながらの商店街のスタンプカードに近い考え方です。
たとえば、毎朝の散歩帰りにプレミアムローストコーヒー(140円、2026年10月時点の公式サイト掲載価格)を買う習慣がある方なら、コーヒー代を払うたびに少しずつポイントが積み上がっていきます。一回あたりはわずかでも、習慣になっている買い物ほど差が出てくるのがポイントの良いところです。
気をつけたいのは、ポイントを貯めるには事前にプログラムへの参加登録が必要なことです。アプリを入れただけで自動的に貯まるわけではありません。最初に一度だけ登録画面を済ませておけば、あとは注文のたびに貯まっていきます。日本マクドナルドの発表資料にも、参加登録が前提であることが書かれています。
2026年3月25日から、店頭の注文でもポイントが貯まるように
これまで「アプリはモバイルオーダー用」と思っていた方に朗報です。2026年3月25日から、Myマクドナルド リワードは店頭での注文にも広がりました。セルフオーダーキオスク、店頭カウンター、ドライブスルーカウンターでの注文でもポイントが付くようになっています。
この変更が大きいのは、「スマホで注文するのはちょっと不安」という方でも、レジでスタッフに注文しながらポイントを貯められるようになった点です。注文のときに、アプリのクーポンを使うか、アプリ内の「ポイント獲得コード」をレジで見せるだけで、10円(税込)ごとに1ポイントが付きます。
具体的な流れは、レジに並んでいる間にアプリを開いてコードを表示しておき、注文の最初に「これでお願いします」とスマホの画面を見せる、というだけです。スタッフが読み取ってくれるので、こちらが細かい操作をする必要はほとんどありません。
注意点は、レジで注文してからコードを出そうとすると、会計のやり直しになって後ろの人を待たせてしまうことがある点です。慣れないうちは、店に入る前にアプリを開いておくのがおすすめです。
70代の方からよく聞くのが「レジで支払いを終えてから、アプリにクーポンがあったことを思い出した」という失敗です。原因は、注文の流れが早く、スマホを取り出すタイミングを逃してしまうこと。対策はシンプルで、店の前でアプリを開き、使うクーポンかポイント獲得コードを表示した状態でレジに並ぶことです。最初のひと言で画面を見せれば、スタッフも手順どおりに処理してくれます。
スマホが苦手でも大丈夫、アプリを始める3ステップ
「アプリを入れるところからつまずきそう」という方も心配いりません。最初の準備は、家で落ち着いてやれば十分に間に合います。
スマホの操作に不安がある方こそ、混雑した店頭ではなく、家で時間をかけて準備するのがコツです。お店で慌てて登録しようとすると、パスワードを打ち間違えたり、メールの確認が届かなかったりして疲れてしまいます。
- Step1: スマホのアプリストアで「マクドナルド」と検索し、公式アプリを入れる
- Step2: 会員登録をして、「Myマクドナルド リワード」の参加登録まで済ませる
- Step3: よく行く店舗を登録し、クーポン画面とポイント獲得コードの場所を一度ずつ確認しておく
パスワードは紙のメモに書いて、通帳などとは別の安全な場所に保管しておくと、機種変更のときにも慌てずに済みます。登録がどうしても不安なら、お子さんやお孫さんが来たときに一緒に設定してもらうのもよい方法です。
朝10:30までが狙い目|朝マックの価格と落ち着いた時間の使い方

シニア世代にとって、マクドナルドを一番気持ちよく使える時間帯は朝かもしれません。朝マックは年齢に関係なく誰でも頼めるメニューですが、早起きの習慣がある方ほど使いやすい「時間帯の割引」と言えます。
朝マックの主なメニューと価格を一覧でチェック
朝マックは、単品なら180円から頼めるメニューもあり、セットにしてもお昼のバーガーセットより手ごろに収まるのが魅力です。公式サイトに掲載されている主な価格を、高齢者あんしんノート調べとして表にまとめました(2026年10月時点、税込、「〜」表記の最低価格)。
| メニュー | 価格(税込〜) |
|---|---|
| ソーセージマフィン | 180円 |
| エッグマックマフィン | 290円 |
| ソーセージマフィンコンビ | 240円 |
| エッグマックマフィン コンビ | 350円 |
| ソーセージマフィン セット | 420円 |
| エッグマックマフィン セット | 460円 |
価格はマクドナルド公式サイトの朝マックメニューに掲載されているものです。なお、マクドナルドは2026年2月25日に全体の約6割の商品を値上げしており、以前の記事やチラシで見た価格とは違っている場合があります。
また、公式サイトにもあるとおり、特殊立地店舗・特定店舗やデリバリーでは価格が異なります。駅の中や高速道路のサービスエリアなどの店では、表の価格より高いことがあるので覚えておきましょう。
「コンビ」と「セット」、少食の人に合うのはどっち?
朝マックには「セット」のほかに「コンビ」という頼み方があります。年齢とともに朝の食事量が減ってきた方には、コンビがちょうどよいことが多いです。
セットはマフィンにサイドメニューとドリンクが付く組み合わせで、しっかり食べたい日向きです。コンビはマフィンとドリンクの組み合わせで、量が控えめな分、価格も抑えられています。ソーセージマフィンなら、コンビが240円、セットが420円です(2026年10月時点の公式サイト掲載価格、税込)。
「朝からそんなに入らない」「ハッシュポテトは油っこく感じるようになった」という方なら、無理にセットにする必要はありません。食べきれずに残すより、量に合ったものを頼んだほうが、結果的に一番の節約になります。
ただし、日によってお腹の空き具合は変わります。散歩やグラウンドゴルフの後でしっかり食べたい日はセット、家で朝食を軽く済ませてきた日はコーヒーだけ、というように、その日の体調で選び分けるのがおすすめです。
朝マックは何時まで?モバイルオーダーは10:20に締め切り
朝マック商品は朝10:30まで、レギュラー商品は朝10:30からの販売です。ここまでは知っている方も多いのですが、意外と見落とされがちなのがモバイルオーダーの締め切りです。
公式サイトによると、モバイルオーダーおよびマックデリバリーでの朝マック商品の注文受付は朝10:20までとなっています。店頭よりも10分早く締め切られるのは、注文から商品の準備までに時間がかかるためと考えられます。
具体的には、締め切りの数分後にモバイルオーダーで朝マックを頼もうとしても、もう注文できません。その場合はレジで注文すれば10:30までは朝マックが頼めますが、ぎりぎりの時間はレジが混みやすいので、余裕を持って向かうのが安心です。
なお、店舗によって開店時間は異なります。24時間営業の店もあれば、朝の開店が遅い店もあります。初めて行く店の場合は、公式アプリや公式サイトの店舗検索で営業時間を確認してから出かけると、着いてから「まだ開いていない」ということを防げます。
朝の時間帯は、店内でゆっくり過ごしやすい
朝マックの良さは、価格だけではありません。シニア向けの情報サイトでも、午前10時半までの時間帯は落ち着いた雰囲気で食事ができると紹介されています。
お昼どきのマクドナルドは、学生さんや会社員で混み合い、席を探すのもひと苦労です。一方で朝の時間帯は、店によっては新聞を読みながらコーヒーを飲む方や、散歩帰りのご夫婦が静かに過ごしている姿も見かけます。にぎやかな空間が苦手な方でも、肩の力を抜いて座っていられます。
朝の散歩コースの途中にマクドナルドがあるなら、「コーヒー1杯で一休み」を習慣にするのもひとつの楽しみ方です。プレミアムローストコーヒーは140円から(2026年10月時点の公式サイト掲載価格、税込)。喫茶店のモーニングほど身構えず、短い時間でも気軽に立ち寄れます。毎回アプリのポイントを貯めておけば、ときどき交換したクーポンで朝ごはんを少し豪華にする、という小さなご褒美にもなります。
注意したいのは、店によっては朝でも通勤・通学の時間帯に混むことです。駅前の店なら7時台から8時台は込み合うこともあるので、9時台など少し時間をずらすと、より落ち着いて過ごせます。
株主優待はシニアにとって「割引」になるのか
シニア向けの節約術として、マクドナルドの株主優待が話題に上ることがあります。ここでは、優待の中身と、検討する前に知っておきたい注意点を整理します。投資を勧めるものではありませんので、あくまで仕組みを知る目的で読んでください。
保有株数に応じて、年2冊から10冊のお食事券がもらえる
日本マクドナルドホールディングスの株主優待は、お食事券です。証券会社の優待紹介ページによると、100株以上で年間2冊、300株以上で年間6冊、500株以上で年間10冊がもらえる仕組みになっています。
この優待がシニア世代に人気なのは、使い道がはっきりしているからです。カタログギフトのように選ぶ手間もなく、近所のマクドナルドでそのまま使えます。お孫さんが遊びに来たときの「ちょっとしたごちそう」として使っている方もいるでしょう。
具体的には、100株を保有していれば年間2冊が届きます。株主優待の権利が確定する日は、2026年は12月28日、2027年は6月28日とされています。優待の詳細は証券会社の株主優待ページでも確認できます。
注意点として、株主優待の内容や条件は会社の判断で変わることがあります。また、株価は日々上下するため、優待目的で株を買っても、売るときに買ったときより値下がりしている可能性があります。優待だけを見て判断しないことが大切です。
1冊の中身はバーガー・サイド・ドリンクが6枚ずつ
お食事券1冊は、バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品引換券がそれぞれ6枚ずつで構成されています。つまり、1冊でバーガーとサイドとドリンクの組み合わせを6回分楽しめる計算です。
引換券は自由に組み合わせて使えるのが特徴です。バーガーの引換券だけを使って、サイドとドリンクは別の日に使う、ということもできます。少食の方なら、バーガー1つとドリンクだけ、という使い方も無理なくできます。
夫婦で使う場合や、お孫さんと一緒に使う場合は、1回で複数枚を使うこともできます。家族で行く機会が多い家庭ほど、引換券を使い切りやすいでしょう。
一方で、一人暮らしで月に数回しか行かない方の場合、ドリンクの引換券だけが余ってしまうこともあります。引換券には有効期限があるので、届いたら期限を確認し、使い切れそうにないときは家族に分けるなど、早めに使い道を決めておくと無駄がありません。
「1年以上の継続保有」が条件になっている
マクドナルドの株主優待で見落としがちなのが、継続保有の条件です。優待を受けるには、1年以上の継続保有が必要で、6月末と12月末の株主名簿に、連続3回以上100株以上の保有が記録されている必要があります。
この条件が設けられているのは、優待だけを目当てにした短期の売買を減らし、長く株を持ってくれる株主を大切にしたいという会社側の考えがあるためと考えられます。
具体的には、株を買ってすぐに優待がもらえるわけではありません。最初の優待が届くまでに1年以上かかることを前提に考えておく必要があります。「来月の孫の誕生日に使いたい」といった短期の目的には向いていない、ということです。
注意したいのは、条件の数え方です。途中で一度でも100株を下回ると、継続保有の数え直しになる可能性があります。条件の細かい部分は会社の公式発表で確認し、分からないことは取引している証券会社に問い合わせるのが確実です。
株主優待は「割引」ではなく、株を持つことに付いてくるおまけです。株価が下がれば、優待で得した分以上に資産が目減りすることもあります。老後の生活資金を優待目当ての株に回すことは慎重に考え、迷うときは家族や専門家に相談してから決めましょう。
優待券は家族への「プチギフト」にも使える
すでに株主優待を持っている方、あるいはご家族からもらった方には、使い方のひとつとしてお孫さんへのプチギフトをおすすめします。
引換券は1枚ずつ切り離せるので、「今度一緒に行こうね」とお孫さんに数枚渡しておくと、自然と会う約束のきっかけになります。現金を渡すより気軽で、受け取る側も負担に感じにくいのが良いところです。
具体的な場面としては、お孫さんの部活帰りや塾の前など、ちょっとお腹が空いたときに使ってもらう、という使い方があります。小学生のお孫さんなら、保護者と一緒に使えるように親御さんに渡しておくと安心です。
ただし、引換券には有効期限があります。渡すときは期限を伝え、期限が近いものから使ってもらうようにしましょう。期限切れで使えなかったとなると、せっかくの気持ちが残念な結果になってしまいます。
ガスト・はま寿司と比べてわかるマクドナルドシニア割引の立ち位置
マクドナルドにシニア割引がないとわかると、「じゃあ、シニア割引があるお店はどうなっているの」と気になる方も多いはずです。ここでは代表的なチェーンと比べてみます。
ガストなどすかいらーくグループは60歳以上で5%引き
すかいらーくグループの「プラチナパスポート」は、60歳以上の方を対象に、合計金額(税込)から5%割引になる仕組みです。店内飲食の場合は6名まで有効なので、ご家族と一緒の食事でも使えます。
対象はガスト、バーミヤン、夢庵、ジョナサン、ステーキガスト、むさしの森珈琲、から好し、藍屋、とんから亭、chawan、グラッチェガーデンズ、八郎そば、ゆめあん食堂の13ブランドで、2,100店以上で使えます。店内飲食だけでなく、お持ち帰りでも5%割引になるのが便利なところです。
申し込みは、店頭レジ、店内の卓上端末、すかいらーくアプリの3つの方法から選べます。詳しい条件はすかいらーくグループのプラチナパスポート公式ページに掲載されています。
注意点として、クレジットカードなどでの事前決済の場合は割引を使えません。ネット注文でお持ち帰りを頼むときは、支払い方法によって割引が付かないことがあるので確認しておきましょう。作り方や節約額は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

「ガストでシニア割引があるって聞いたけど、どうやって使うの?」「60歳を過ぎたら何か手続きが必要?」——そんな疑問をお持ちの方は少なくありません。実はガストには…
はま寿司は65歳以上の「シニアパス」で平日に割引
回転寿司のはま寿司には、65歳以上の方を対象にした「シニアパス」があります。マネー情報サイトの紹介では、1人あたり50円割引で、最大6名まで、平日のみ利用できる仕組みとされています。
はま寿司のシニアパスは、写真付きの身分証を見せて申請し、有効期限は1年間と紹介されています。平日限定になっているのは、週末の混雑を避けて、比較的すいている平日に来店してもらいたいという狙いがあると考えられます。
マクドナルドとの違いは、年齢そのものが割引の条件になっていることです。65歳を過ぎていれば、スマホのアプリを使わなくても割引を受けられるのは、アプリが苦手な方にとってありがたい点でしょう。
ただし、対象年齢や利用条件は変わることがあります。利用する前に、はま寿司公式サイトや店頭で最新の条件を確かめてから申し込むと安心です。テイクアウトは対象外と紹介されている点にも注意しましょう。
ケンタッキーやモスバーガーも、全国共通のシニア割引はなし
マクドナルド以外のハンバーガー・フライドチキンのチェーンはどうでしょうか。シニア割引情報のまとめでは、ケンタッキー、モスバーガーともに全国統一のシニア割引制度はないと紹介されています。
つまり、「ファストフード店にはシニア割引がないのが一般的で、ファミレスや回転寿司には用意されていることがある」というのが、大まかな傾向です。ファストフードは価格がもともと抑えめで、アプリのクーポンで割引する方法が主流になっています。
ケンタッキーやモスバーガーでも、マクドナルドと同じくアプリのクーポンを使うのが基本的な節約方法です。いくつものアプリを入れるのが面倒な方は、一番よく行くお店のアプリだけに絞るのもひとつの考え方です。
なお、各チェーンのキャンペーンは時期によって変わります。「どこかでシニア割引があったらしい」と聞いた場合は、それが全国共通なのか、一部の店や期間限定なのかを確かめてから出かけましょう。
チェーン別のシニア向け割引を表で比べる
ここまでの内容を、高齢者あんしんノート調べとして一覧にまとめました(2026年10月時点で確認できた情報)。
| チェーン | シニア向けの割引 |
|---|---|
| マクドナルド | 全国共通のシニア割引なし。アプリのクーポン・ポイント、朝マック、株主優待で実質的にお得に |
| ガストなどすかいらーくグループ | 60歳以上、合計金額(税込)から5%割引。店内飲食は6名まで、お持ち帰りも対象 |
| はま寿司 | 65歳以上のシニアパスで1人50円割引、最大6名、平日のみ(テイクアウト除く) |
| ケンタッキー | 全国共通のシニア割引なし。アプリのクーポンが中心 |
| モスバーガー | 全国共通のシニア割引なし。アプリのクーポンが中心 |
表を見ると、「年齢で割引されるお店」と「アプリで誰でも割引されるお店」に分かれていることがわかります。自分の暮らしのリズムやスマホの得意・不得意に合わせて、使い分けるのが賢いやり方です。
なお、車を運転する方であれば、JAF会員の優待も選択肢に入ります。JAF優待は全国に約48,000か所の優待施設があると紹介されており、ロイヤルホストなどの外食チェーンでも優待が用意されています。対象店舗や内容は変わるので、JAFの公式アプリやサイトで確認してから使いましょう。
やりがちな失敗と、損しないための注文のコツ
マクドナルドでお得に食事をするために、知っておくと役立つ「失敗しないコツ」をまとめました。どれも難しいことではありませんが、知っているかどうかで差がつくポイントです。
失敗例:レジで「シニア割引」を求めて気まずくなる
よくあるのが、ネットの古い情報を見て「マクドナルドにはシニア割引がある」と思い込み、レジで年齢を伝えて割引を求めてしまうケースです。たとえば、近所の人から「60歳以上はコーヒーが安くなる」と聞いて、旅行先の別の店で同じことを頼んでしまう、という場面です。
原因は、一部の店舗の独自サービスや期間限定キャンペーンの話が、いつの間にか「マクドナルド全体のルール」として伝わってしまうことにあります。口コミは便利ですが、どの店の、いつの話なのかが抜け落ちてしまいがちです。
対策としては、「シニア割引はないのが基本」と思っておき、店頭のポスターや掲示で独自のサービスがあるかどうかを確認することです。尋ねる場合も、「こちらのお店で年配向けのサービスはありますか」と聞けば、なかったとしてもお互いに気まずくなりません。
スタッフの方も、全国共通の制度がないことは承知しているので、丁寧に答えてくれるはずです。断られても気にせず、代わりにアプリのクーポンや朝マックを使えばよいだけのことです。
旅行中に駅構内のマクドナルドに入ったら、近所の店より高かった、という声もあります。原因は、公式サイトにも書かれているとおり、特殊立地店舗・特定店舗やデリバリーでは価格が異なるためです。対策は、アプリで店舗を選んで価格を確かめてから注文すること。少し歩けば通常の店舗がある場合は、そちらを選ぶのもひとつの手です。
デリバリーは便利だが、価格と注文締め切りを確認
足腰が心配な日や、雨の日には、マックデリバリーが便利です。家にいながらマクドナルドのメニューが届くのは、外出が難しい方にとってありがたいサービスでしょう。
ただし、デリバリーでは店頭とは価格が異なります。いつも店で頼んでいるメニューと同じものでも、注文画面の合計金額を見て驚くことがあるかもしれません。便利さと引き換えのコストと考えて、使う場面を決めておくのがよいでしょう。
具体的には、体調がすぐれない日や、天候が悪い日など「どうしても出かけられない日」の選択肢として取っておくのがおすすめです。普段は店頭やドライブスルーを使い、いざというときだけデリバリーにすれば、出費を抑えつつ安心も手に入ります。
また、朝マックをデリバリーで頼む場合、注文受付は朝10:20までです。朝食として頼みたいなら、少し早めに注文を済ませておきましょう。
支払い方法を決めておくとモバイルオーダーがスムーズ
モバイルオーダーを使う場合、支払いはアプリ上で済ませます。公式サイトによると、使える支払い方法はクレジットカード、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、Apple Pay、Google Payのいずれかです。
現金派の方は、モバイルオーダーでは現金が使えないことに注意しましょう。その場合は、レジやドライブスルーで注文して、ポイント獲得コードを見せる方法に切り替えれば、現金払いでもポイントを貯められます。
具体的な受け取り方法は、お持ち帰り、店内でのお食事、駐車場での受け取り、ドライブスルーでの受け取り、テーブルサービス(対象店舗のみ)から選べます。店に着いたら「受け取りに進む」ボタンを押すと、商品の準備が始まる仕組みです。詳しい手順はマクドナルド公式サイトのモバイルオーダー案内にまとまっています。
注意点は、家を出る前に「受け取りに進む」を押してしまうと、到着前に商品ができあがって冷めてしまうことです。ボタンは店に着いてから押す、と覚えておきましょう。
実は「割引率」より「頼む量」を見直すほうが効く
意外と知られていないけれど、外食の出費を一番大きく左右するのは、割引率よりも「何をどれだけ頼むか」です。シニア割引の5%が付くかどうかより、セットにするか単品にするかの違いのほうが、金額の差は大きくなることがよくあります。
年齢とともに食事の量が減ってきたのに、若いころの習慣でついセットを頼んでしまう、という方は少なくありません。食べきれずに残したり、無理に食べて胃がもたれたりするなら、それは割引がないこと以上にもったいない話です。
マクドナルドなら、朝マックのコンビや単品、コーヒーだけといった頼み方が選べます。ソーセージマフィンなら単品180円、コンビ240円、セット420円と段階がありますから(2026年10月時点の公式サイト掲載価格、税込)、その日のお腹の具合で選び分けられます。
もちろん、しっかり食べたい日はセットを頼んで構いません。大切なのは「割引がないから損」と考えるのではなく、自分に合った量を選ぶことで、結果的に満足度の高い食事にするという考え方です。夫婦二人の食費全体を見直したい方は、こちらの記事も参考になります。

スーパーのレジで合計金額を見て、「先月もこんなに使っていたかな」と思う瞬間はありませんか。夫婦二人だけの暮らしになったのに、食費が思ったほど減らない。むしろ増え…
こんな人にはこの使い方|暮らし方別のおすすめ
同じマクドナルドでも、暮らし方によって一番お得な使い方は変わります。ここではよくある4つのタイプ別に、おすすめの使い方を紹介します。
朝が早い一人暮らしの方は「朝マック+ポイント」
早起きの習慣があり、一人で朝食をとることが多い方には、朝マックとポイントの組み合わせが向いています。朝10:30までの時間帯なら、比較的落ち着いた店内でゆっくり過ごせます。
一人暮らしだと、朝食を自分のためだけに作るのが面倒になる日もあるでしょう。そんな日に、散歩がてら近くのマクドナルドで朝マックを食べるのは、気分転換にもなります。人の気配がある場所で朝の時間を過ごすことは、生活のリズムを保つうえでも良いきっかけになります。
具体的には、店頭で注文するときにアプリのポイント獲得コードを見せて、10円(税込)ごとに1ポイントを貯めていきます。ポイントが貯まったら、クーポンと交換して朝食を少しお得にする、という循環が作れます。
注意点として、毎日の習慣にすると、少額でも月単位では積み重なります。週に何回までと決めておくと、楽しみと家計のバランスがとりやすくなります。
お孫さんと一緒なら「クーポン+株主優待券」
お孫さんと出かけるとき、マクドナルドは子どもにも喜ばれる定番の場所です。この場面では、アプリのクーポンや、手元にあれば株主優待券を上手に使うのがおすすめです。
お孫さんと一緒の外食は、つい「せっかくだから」と多めに頼んでしまいがちです。あらかじめアプリのクーポンを確認しておけば、お孫さんの好きなメニューを、無理のない範囲でごちそうできます。
クーポンの使い方が分からないときは、思い切ってお孫さんに聞いてみるのもよい方法です。スマホに慣れた世代のお孫さんなら、喜んで教えてくれるはずです。一緒に画面を見ながら注文する時間も、楽しい思い出のひとつになります。
ただし、小さなお孫さんと一緒のときは、混雑する時間帯を避けると落ち着いて過ごせます。お昼のピークを外して、少し早めや遅めに行くのがおすすめです。
車で出かけることが多い方は「ドライブスルー+駐車場受け取り」
車での移動が中心の方には、ドライブスルーや、モバイルオーダーの駐車場受け取りが便利です。車から降りずに商品を受け取れるので、足腰に負担をかけずに済みます。
2026年3月25日からは、ドライブスルーカウンターでの注文でもMyマクドナルド リワードのポイントが付くようになりました。注文の前にアプリのポイント獲得コードを表示しておけば、ドライブスルーでもポイントが貯められます。
具体的には、モバイルオーダーで駐車場受け取りを選び、店の駐車場に着いてから「受け取りに進む」ボタンを押すと、スタッフが車まで商品を運んでくれる仕組みです。ドライブスルーの列に並ぶのが不安な方にも使いやすい方法です。
注意したいのは、運転中にスマホを操作しないことです。アプリの操作は、必ず車を停めてから行いましょう。ドライブスルーでも、コードは車を停めた状態で準備しておくと安心です。
スマホを使わない方は「朝マック中心」で十分
スマホを持っていない、あるいはアプリを入れるのに抵抗があるという方もいるでしょう。そういう方でも、マクドナルドを手ごろに楽しむことは十分にできます。
アプリを使わない場合の一番の味方は、朝マックです。朝10:30までの時間帯なら、ソーセージマフィンが180円から、ソーセージマフィンコンビが240円からと、もともと手ごろな価格で頼めます(2026年10月時点の公式サイト掲載価格、税込)。
無理にアプリを始める必要はありません。「割引がないから損をしている」と気にするより、自分のペースで、自分に合った量を頼むほうが、気持ちよく食事を楽しめます。
一方で、「ガストのような割引カードがあれば使いたい」と思う方は、シニア割引があるお店を上手に使い分けるのもよい方法です。外食の目的に合わせて、マクドナルドとシニア割引のあるお店を行き来すれば、無理なく出費を抑えられます。
- ☐ 朝マックを頼むなら10:30まで(モバイルオーダーは10:20まで)に間に合うか
- ☐ アプリのクーポン画面かポイント獲得コードを開いてあるか
- ☐ 行く店が駅ナカなど価格の異なる店舗ではないか
- ☐ モバイルオーダーなら支払い方法を登録済みか
- ☐ 株主優待券を持っているなら有効期限を確認したか
まとめ
マクドナルドにシニア割引がないのは少し残念ですが、年齢に関係なく使えるお得な仕組みはしっかり用意されています。まずは今週、公式アプリを入れて「Myマクドナルド リワード」の参加登録だけ済ませておき、次の朝マックでポイント獲得コードを見せてみてください。
※価格・キャンペーン・優待の内容は2026年10月時点の情報です。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。

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