「そろそろ夫婦でゆっくり旅行でもしようか」と話が出たものの、いざ行き先を決めようとすると手が止まってしまう。膝や腰のことを考えると歩き回る旅は不安だし、かといって温泉に浸かるだけでは物足りない。おまけに交通費も宿代も上がり続けていて、年金暮らしの家計にどこまで許されるのかも気になります。
結論からお伝えすると、60代70代の旅行は「移動2時間以内・2泊3日・1日2か所まで」を目安に組み立てると、体力の心配がぐっと減ります。そのうえで65歳から使えるJRや航空会社の割引を重ねれば、交通費は3割前後下げられます。行き先そのものより、まず「疲れない形」を先に決めるのが失敗しないコツです。
この記事では、2026年7月時点で確認できた割引制度の条件と金額、体力に自信がなくても回りやすい旅先6か所の入場料・アクセス、宿とツアーの選び方、出発前の準備までをまとめました。読み終えるころには、次の旅の行き先と予算のあたりがついているはずです。
・疲れない旅の基本は「移動2時間以内・2泊3日・1日2か所まで」
・ジパング倶楽部は年会費3,840円で最大3割引。2026年3月14日から片道101km以上で使える
・65歳以上は兼六園など入場無料になる観光施設がある
・宿とツアーは「歩く距離」と「椅子席・ベッド」で選ぶと外れが少ない
高齢者の旅行でおすすめの組み立て方は「移動2時間・2連泊」

行き先を決める前に、旅の「形」を決めてしまうこと。これが60代70代の旅行でいちばん効きます。同じ京都でも、日帰りで新幹線を往復するのと、2泊して同じ宿に連泊するのとでは、帰宅後の疲れがまるで違います。ここでは、体にやさしい旅程の目安を4つに分けて見ていきます。
移動2時間が分かれ目になるのは「乗り換えの回数」で決まるから
自宅から目的地までの移動は、片道2時間以内を目安にすると旅の満足度が上がります。理由は時間の長さそのものより、2時間を超えたあたりから乗り換えや待ち時間が増えるからです。東京から金沢まで北陸新幹線で約2時間30分、東京から仙台まで約1時間30分、大阪から城崎温泉まで特急で約2時間40分。このあたりが「乗り換えなしで座ったまま着ける」現実的な範囲になります。
乗り換えが1回増えるごとに、階段の上り下り、荷物の持ち替え、ホームの移動が発生します。60代70代にとって負担が大きいのは座っている時間ではなく、この立ち歩きの回数です。実際、駅の乗り換えで息が上がってしまい、着いた頃には観光する気力が残っていなかったという話は珍しくありません。
ただし、これはあくまで目安です。飛行機で沖縄や北海道へ行く場合、移動そのものは2時間台でも、空港までの往復と保安検査で合計5時間近くかかります。遠方を選ぶなら「初日は移動だけの日」と割り切り、到着日の観光予定はゼロにしておくと無理がありません。
1泊2日より2泊3日をすすめる理由は「荷ほどきが1回で済む」から
宿泊を伴う旅なら、同じ宿に2泊する形を第一候補にしてください。1泊2日は、着いた翌朝にはもう荷造りをして次の移動が始まります。2泊3日で同じ宿に連泊すれば、荷ほどきと荷造りが各1回で済み、中日はカバンを部屋に置いたまま身軽に出かけられます。
費用の面でも連泊は有利です。宿によっては連泊割引で1泊あたり1,000〜3,000円下がるプランがありますし、なにより往復の交通費が1回分で2日分の観光に使えます。1泊2日を2回に分けて行くより、2泊3日を1回のほうが交通費の総額は下がる計算です。
注意したいのは、連泊プランの食事内容です。2泊とも同じ献立になる宿もあれば、2日目は別メニューに変えてくれる宿もあります。予約時に「連泊の場合、夕食の内容は変わりますか」と一言確認しておくと安心です。また、連泊中の清掃をどうするかも宿によって扱いが違うため、気になる方は申し込み時に聞いておくとよいでしょう。
定年後の時間の使い方全般については、こちらの記事も参考になります。

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出発は朝9時台。始発を避けると旅の後半がラクになる
出発時刻は、自宅を朝8時前後に出て、列車や飛行機に9時台に乗る形が現実的です。始発に近い便は運賃が安いことも多いのですが、そのために4時起きをすると、初日の午後にはもう眠気が来てしまいます。旅行は2日目3日目が本番だと考えると、初日に体力を使い切る組み方は避けたいところです。
逆に、出発が昼を回ると初日がほぼ移動だけで終わります。9時台に出れば、多くの行き先で昼過ぎには現地に着き、午後にひとつ観光してから宿に入る流れがつくれます。チェックインは15時から16時の宿が多いので、時間の使い方としてもちょうど収まります。
帰りの便は、逆に少し早めに設定しておくのがコツです。最終日にぎりぎりまで観光すると、帰宅が21時22時になり、翌日の疲れが残ります。夕方には自宅に着く便を選び、最終日の午前中を土産物や喫茶にあてるくらいが、ちょうどよい区切りになります。
1日2か所まで。予定を詰め込むと「見た記憶」しか残らない
1日に回る観光地は2か所までに絞ってください。3か所4か所と入れると、移動と時間を気にすることに神経を使い、その場を味わう余裕がなくなります。午前に1か所、昼食をはさんで午後に1か所。この間に喫茶で30分休む時間を必ず入れておくと、夕方まで体力が続きます。
具体的な時間配分としては、10時に1か所目に入り、12時に昼食、14時に2か所目、15時30分に休憩、17時までに宿へ。これで1日に歩く距離はおよそ3〜5km程度に収まります。ふだん散歩をしていない方なら、これでも夕食後にはしっかり疲れが出るはずです。
この「2か所まで」を守れないのは、たいてい旅程を先に詰めすぎているからです。ガイドブックの見どころに全部丸をつけると、どうしても削れなくなります。行きたい場所を書き出したら、最初に「今回行くのはこの2つ」と決め、残りは次回のリストに回す。これができると旅の疲れ方が変わります。
旅程を組むときは、先に「休憩の時間」をカレンダーに書き込んでしまう方法が有効です。観光地を並べてから空き時間に休憩を入れようとすると、必ず削られます。14時から15時は喫茶、と先に確保しておけば、そのあいだに詰め込める予定は自然と2か所までに収まります。
65歳から使えるJRの割引会員は3つ。年会費と割引率で選ぶ
交通費を下げる方法として、最も確実なのがJRの年齢別会員制度です。ただし制度は複数あり、住んでいる地域と使う路線で有利なものが変わります。しかも2026年は制度の変更が重なった年で、以前に調べた内容が古くなっている可能性があります。ここで現在の条件を整理しておきましょう。
ジパング倶楽部は年会費3,840円で最大3割引になる
JRグループ6社が共同運営する「ジパング倶楽部」は、満65歳以上なら誰でも入会できる会員制度です。年会費は1人3,840円。入会1年目は1〜3回目の利用が2割引、4回目以降が3割引になり、2年目以降は1回目から3割引が適用されます。使える回数は1年間で20回までです。
割引の対象は普通乗車券、指定席特急券、自由席特急券、急行券、グリーン券などです。ただし新幹線「のぞみ号」「みずほ号」の特急料金とグリーン料金は割引になりません。東海道・山陽新幹線を使うなら「ひかり」「こだま」「さくら」を選ぶ必要があります。グランクラスやプレミアムグリーンも対象外です。
もうひとつ見落としがちなのが、利用できない期間があること。4月27日〜5月6日、8月10日〜19日、12月28日〜1月6日に乗車する場合は割引が使えません。連休や盆暮れに帰省を兼ねて旅行しようと考えている方は、この点を先に確認しておいてください。詳しい会則はJR九州のジパング倶楽部案内ページなどJR各社の公式ページで確認できます。
2026年3月から「片道101km以上」に緩和された意味は大きい
2026年3月14日、ジパング倶楽部の割引条件が変わりました。それまでは「片道・往復・連続で201km以上」の利用が条件でしたが、これが「片道101km以上」に緩和されています。往復乗車券と連続乗車券そのものが2026年3月に発売終了となったことに伴う変更です。
この変更で、これまで対象外だった中距離の旅行が割引の範囲に入りました。たとえば東京〜熱海は約104km、東京〜宇都宮は約109km、大阪〜姫路は約88km、名古屋〜浜松は約109km。片道100km前後の温泉地や城下町は全国に多く、「1泊で行けるちょうどよい距離」がまさにこの帯にあたります。
従来は201km以上という条件があったため、近場の旅行には使えず、年会費3,840円の元が取れないと感じていた方も多かったはずです。片道101kmから使えるなら、年に2〜3回の中距離旅行でも十分に元が取れる計算になります。すでに会員で「最近使っていない」という方は、この機会に条件を確認し直してみてください。
JR東日本・北海道が中心なら大人の休日倶楽部ジパングが有利
東北や信越、北海道方面へよく出かける方は、JR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング」が候補になります。満65歳以上が対象で、年会費は4,364円。内訳はジパング倶楽部の会費3,840円にカード年会費524円が加わったものです。
ジパング倶楽部より524円高い代わりに、JR東日本線とJR北海道線のきっぷが回数制限なく3割引になります。全国のJR線については通常のジパング倶楽部と同じく1〜3回目が2割引、4〜20回目が3割引です。仙台、盛岡、新潟、長野、函館あたりに年に何度も足を運ぶ方なら、この524円の差はすぐに回収できます。
注意点は、これがクレジットカード(ビューカード)とセットの制度である点です。カードを持ちたくない方はジパング倶楽部を選ぶことになります。また、割引の対象がJR東日本・北海道に手厚い設計なので、西日本方面が主戦場の方には向きません。会員種別ごとの条件はJR東日本の大人の休日倶楽部公式ページで確認できます。
50代なら年会費無料から始められる。JR西日本の「おとなび」は終了へ
まだ65歳に届いていない方には、満50歳〜64歳が入会できる「大人の休日倶楽部ミドル」があります。初年度の年会費は無料、次年度以降は2,624円で、JR東日本線とJR北海道線のきっぷが何回でも5%割引になります。割引率は控えめですが、初年度無料で試せるのは大きな利点です。
一方、注意が必要なのがJR西日本の「おとなび」です。満50歳以上が対象の無料会員サービスでしたが、2026年9月末をもって終了することが公表されています。会員向け割引きっぷについては、「おとなび割引」が2026年3月13日利用開始分、「おとなびWEB早特」と「おとなび首都圏往復フリーきっぷ」が2026年3月31日利用終了分で発売を終了しました。
ただし後継がないわけではありません。JR西日本は2026年秋に、WESTER会員の年齢に応じたe5489商品を発売する予定としています。西日本方面の割引を当てにして旅程を組んでいた方は、JRおでかけネットのおとなび案内ページで最新の告知を確認してから予約に進んでください。
| 制度名 | 対象年齢 | 年会費 | 割引率 |
|---|---|---|---|
| ジパング倶楽部 | 満65歳以上 | 3,840円 | 初年度1〜3回目2割・4回目以降3割/2年目以降3割(年20回まで) |
| 大人の休日倶楽部ジパング | 満65歳以上 | 4,364円 | JR東日本・北海道は何回でも3割/他エリアはジパングと同条件 |
| 大人の休日倶楽部ミドル | 満50〜64歳 | 初年度無料(次年度2,624円) | JR東日本・北海道は何回でも5% |
| おとなび(JR西日本) | 満50歳以上 | 無料 | 2026年9月末でサービス終了。割引きっぷは発売終了済み |
※2026年7月時点で各社公式サイトの公表内容をもとに高齢者あんしんノートが作成
飛行機・宿・荷物の3つで、旅費はもう一段下げられる

JRの会員制度で交通費を3割落としたら、次は飛行機、宿、荷物の3か所です。この3つは、少し予約の仕方を変えるだけで数千円から1万円単位で差が出ます。とくに荷物は「お金をかけて楽をする」という発想が要る部分で、ここをけちると旅全体の疲れ方が変わります。
飛行機は満65歳から「当日予約」で安くなる仕組みがある
ANAの「スマートシニア空割」、JALの「当日シニア割引」は、いずれも満65歳以上を対象とした運賃です。最大の特徴は、搭乗日当日にならないと予約できないこと。前日までは申し込めない代わりに、当日の空席状況によっては普通運賃よりかなり安く乗れます。
利用にはマイレージ会員の登録が必要です。ANAはANAマイレージクラブ会員またはANAカード会員、JALはJALカード会員か生年月日などを登録済みのJALマイレージバンク会員であることが条件になります。どちらも入会自体は無料の区分があるので、旅行の予定が立った時点で先に登録を済ませておくとよいでしょう。
運賃額は路線や時期で変動するため、いくらになるかは当日まで分かりません。ここが最大の弱点で、「安ければ行く」という柔軟な旅にしか使えない仕組みです。宿を先に押さえてしまうと、当日空席がなかったときに困ります。使うなら、日程に融通が利く平日を選び、宿も当日予約が可能なところにしておくのが現実的です。航空会社ごとの条件の違いは、こちらで詳しく整理しています。

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宿は「火曜・水曜の2泊」がいちばん安く、いちばん静か
宿代を下げる最も簡単な方法は、曜日をずらすことです。土曜泊を火曜泊に変えるだけで、同じ部屋が3割から5割安くなる宿は珍しくありません。定年後で曜日の制約が少ない方にとって、これは最大の武器になります。
金額だけの話ではありません。平日の温泉宿は宿泊客が少なく、大浴場が空いています。脱衣所が混み合っていない、洗い場に並ばずに済む、露天風呂を独り占めできる。足元に不安がある方にとって、人が少ないことは安全にも直結します。混雑した浴室で滑って転ぶ事故は、旅先での代表的な失敗のひとつです。
ただし平日にも例外があります。祝日の前日、連休の谷間、地域の祭りやイベントの期間は平日でも料金が上がり、混雑します。予約サイトのカレンダーで前後1週間の料金を見比べれば、その週の相場からどれだけ上振れしているかがすぐ分かります。数字が明らかに高い日は避ける、というだけで十分です。
荷物は先に送る。空港宅急便なら手数料660円で身軽になれる
スーツケースを持って階段を上り下りする。これが旅先での転倒とぎっくり腰の最大の原因です。荷物は宅配便で先に送り、手ぶらで移動するのが最も確実な予防策になります。
ヤマト運輸の「空港宅急便」は、自宅から出発空港へ荷物を送れるサービスです。空港宛に送る場合、通常の宅急便料金に空港手数料660円(税込)が別途かかります。取扱いは60〜200サイズ、重さ30kgまで。出発の2日前(一部地域は3日前)までに発送しておく必要があります。往復で使う場合、復路の有効期限は往路の荷受日から翌月同日までの1か月間です。
空港を使わない旅なら、宿へ直接送る方法もあります。宿泊するホテルや旅館に「〇月〇日宿泊、〇〇(自分の氏名)様宛」と書いて前日必着で送れば、部屋に届けておいてくれる宿がほとんどです。手数料は往復で3,000〜4,000円ほどかかりますが、それで転倒を1回防げるなら安い出費だと考える人は増えています。詳しい条件はヤマト運輸の空港宅急便案内ページで確認してください。
「会員証を忘れて割引が使えなかった」という失敗が意外と多い
ジパング倶楽部は、きっぷを買うときに会員手帳の提示が必要です。さらに乗車中も携帯が求められ、車内改札で提示できなければ割引前との差額を請求される場合があります。会員証を家に置いてきたために、3割引で買えるはずだった往復2万円のきっぷが定価になった、という話は毎年繰り返されています。
原因はほとんどが「ふだん持ち歩かないものだから」です。財布に入れっぱなしにしていない会員手帳や、年に1〜2回しか使わない証明書は、出発前の荷造りで確実に抜け落ちます。対策は単純で、旅行が決まった時点で会員手帳を財布に移してしまうこと。旅行かばんに入れると、かばんを持ち替えたときに一緒に置いてきてしまいます。
同じことは、65歳以上が無料になる観光施設でも起こります。年齢を証明する運転免許証や健康保険証の提示を求められるため、これらを持たずに出かけると、無料のはずが有料になります。免許を返納した方は、運転経歴証明書やマイナンバーカードを年齢確認の書類として持ち歩く習慣をつけておくと安心です。
割引制度は「持っている」だけでは適用されません。ジパング倶楽部の会員手帳、航空会社のマイレージ番号、年齢確認の身分証。この3点は旅行が決まった日に財布へ移すこと。出発前日の荷造りで思い出そうとすると、9割方どれかを忘れます。
高齢者の旅行におすすめの温泉地3か所は「歩かずに湯めぐりできる」
ここからは具体的な行き先です。まずは温泉から。60代70代に温泉旅行が向いているのは、湯そのものよりも「歩く距離が短くて済む」からです。温泉街は宿と外湯と食事処が徒歩圏にまとまっていることが多く、車やバスでの移動を最小限にできます。この観点で選んだ3か所を紹介します。
観光庁の旅行・観光消費動向調査によると、2025年の日本人国内旅行消費額は26兆7,845億円で、2019年比22.1%増、前年比6.5%増となりました。うち宿泊旅行が21兆7,211億円、日帰り旅行が5兆634億円です。宿泊旅行が全体の8割を占めており、国内旅行の主役は今も泊まりがけの旅であることが分かります。(出典:観光庁「旅行・観光消費動向調査 2025年年間値(確報)」)
別府温泉|地獄めぐり共通券2,400円で、歩く距離を抑えて名所を回れる
大分県の別府は、温泉地でありながら明確な観光の目玉がある珍しい場所です。「べっぷ地獄めぐり」は海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄という7つの地獄を巡る定番コースで、共通観覧券は大人2,400円、小人1,200円(2025年2月1日改定)。20人以上の団体なら大人2,000円です。
この共通券の使い勝手がよいのは、有効期間が購入日とその翌日の2日間である点です。7か所を1日で回りきる必要がなく、初日に鉄輪地区の5か所、翌日に少し離れた血の池地獄と龍巻地獄、という分け方ができます。1日に詰め込まない旅程を組みやすい料金設計になっているわけです。営業時間は8時から17時、年中無休です。
気をつけたいのは、7か所が2つの地区に分かれていて、徒歩だけでは全部回れないこと。鉄輪地区の5か所は歩いて回れますが、血の池地獄と龍巻地獄までは車かバスで移動します。バスの本数は多くないので、この2か所だけタクシーを使う前提で予算を組んでおくと慌てません。別府地獄組合の公式サイトに最新の料金と営業案内が出ています。
道後温泉|本館700円から入れる日本最古級の湯と、路面電車のある街
愛媛県松山市の道後温泉は、2019年1月から続いていた道後温泉本館の保存修理工事が2024年12月に完了し、全館営業を再開しました。入浴料は最も手軽な神の湯階下が700円、神の湯二階席が1,300円、霊の湯二階席が2,000円、霊の湯三階個室が2,500円。皇室専用浴室だった又新殿の観覧は500円です。営業は朝6時からで、コースにより札止め時間が異なります。
道後をすすめたい理由は、松山市内の移動が路面電車で完結することです。JR松山駅、松山城のふもと、道後温泉が1本の路面電車で結ばれており、階段の上り下りがほとんど発生しません。低床の車両も走っていて、段差の少ない乗降ができる便もあります。
ただし松山城の天守まで上がるなら話は別です。ロープウェイやリフトで中腹までは行けますが、そこから天守までは坂と石段が続きます。足に不安がある方は、天守を目指さず二之丸史跡庭園までにとどめるのが現実的です。道後温泉の各施設の料金と営業時間は道後温泉公式サイトで確認できます。
城崎温泉|駅を出たら温泉街。外湯めぐり1日券1,500円で7湯を回れる
兵庫県豊岡市の城崎温泉は、駅を降りたところから温泉街が始まる構造が最大の利点です。宿までの移動でタクシーもバスも使わずに済む宿が多く、荷物を持って坂を上る必要がありません。この「駅前完結型」は、体力に不安がある方にとって想像以上に大きな差になります。
外湯は7つあり、1湯ごとの入浴料は大人800円、子ども400円。1日入浴券(外湯めぐり券)は大人1,500円、子ども750円です(2023年4月1日改定)。2湯以上入るなら1日券のほうが安くなる計算で、浴衣に下駄でのんびり湯めぐりをするのが城崎の定番の過ごし方です。
注意点は下駄です。風情はありますが、履き慣れていない下駄で石畳を歩くのは転倒のもとになります。宿によっては下駄ではなく草履やサンダルも用意していますし、自分のスニーカーで歩いても誰も気にしません。見た目より足元の安全を優先してください。料金改定の詳細は城崎温泉観光協会の告知に掲載されています。
歴史と静けさで選ぶなら、この3か所が回りやすい
温泉以外の行き先も見ておきましょう。ここで挙げる3か所は、いずれも「見どころが一箇所にまとまっている」「シニア向けの配慮がある」という共通点があります。名所を点々と移動する旅より、ひとつの場所にじっくり滞在する旅のほうが、60代70代には合っています。
金沢|兼六園は65歳以上が無料。街歩きが平坦で疲れにくい
石川県金沢市の兼六園は、入園料が大人320円、小人100円ですが、65歳以上は無料で入れます。運転免許証や健康保険証など、公的機関が発行する年齢が分かる書類の提示が必要で、コピーでも認められます。開園時間は3月1日から10月15日が7時から18時、10月16日から2月末日が8時から17時で、年中無休です。
金沢がシニアに向いているのは、兼六園、金沢城公園、21世紀美術館、近江町市場、ひがし茶屋街といった主要な見どころが市街地に集まっていて、しかも起伏が少ないことです。城下町というと坂を想像しますが、金沢の中心部は比較的平坦で、バス1日乗車券を使えば主要スポットの前まで運んでくれます。
無料開放日もあります。12月31日から1月3日の年末年始、観桜期の1週間、8月14日から16日のお盆、11月3日の文化の日などは誰でも無料です。とはいえ65歳以上は通年で無料なので、混雑する無料開放日をあえて選ぶ必要はありません。開園時間と料金は兼六園観光協会の公式ページに掲載されています。
伊勢志摩|車いすを無料で借りられ、玉砂利の参道も介助してもらえる
三重県の伊勢神宮は、参拝そのものは無料です。そのうえで、歩行が困難な方への支援体制が整っている点が、シニアの旅行先として際立っています。神宮では玉砂利の参道に対応した太いタイヤの車いす(電動タイプと手動タイプ、いずれも介助式)を無料で貸し出しています。内宮は宇治橋手前右手、外宮は表参道または北御門の火除橋手前右手にある衛士見張所で、氏名と連絡先を記入すれば借りられます。
さらに「伊勢おもてなしヘルパー」という有償ボランティアの制度があります。片道800mある玉砂利の参道の車いす介助や、正宮前の25段の階段の昇降を手伝ってくれるもので、料金はヘルパーの人数によって決まります。申し込みは参拝日の10日前までに、専用サイトのフォーム、FAX、電話のいずれかで行います。
ここで知っておきたいのは、こうした相談窓口が伊勢志摩に限らないことです。日本バリアフリー観光推進機構には、仙台、石川、伊勢志摩、鳥取、島根、佐賀、大分などの旅行相談センターが加盟しており、宿泊施設や観光施設、交通機関のバリアフリー情報を提供しています。全国バリアフリー旅行情報のサイトから、行き先の地域に相談センターがあるか探してみてください。
高野山|宿坊に1泊2食14,000円台から泊まれる、静けさの旅
和歌山県の高野山は、寺院に泊まる「宿坊」が体験できる場所です。1泊2食付きの精進料理つきで、1人14,000〜25,000円程度が中心の価格帯になります。設備や立地、料理の内容によって幅がありますが、旅館と同程度の予算で、まったく違う時間の流れを味わえます。
高野山が向いているのは、名所を回るより「何もしない時間」を求める旅です。朝の勤行に参加し、精進料理をゆっくり食べ、奥之院の参道を歩く。1日の予定はこれで十分埋まります。1日2か所という原則を意識しなくても、自然とゆっくりした旅程になるのが宿坊の特徴です。
注意点は建物の構造です。宿坊は歴史ある木造建築が多く、廊下の段差、急な階段、和式の設備が残っている場合があります。エレベーターのない2階建てもあるため、膝に不安がある方は予約時に「1階の部屋を希望」「ベッドの部屋はあるか」「トイレは洋式か」を必ず確認してください。また標高約800mの山上にあるため、真夏でも朝晩は冷えます。8月でも羽織るものが1枚要ります。
| 行き先 | 主な費用 | 歩く量の目安 | シニアに向く理由 |
|---|---|---|---|
| 別府温泉 | 地獄めぐり共通券2,400円 | 中(2地区に分散) | 共通券が2日間有効で分割して回れる |
| 道後温泉 | 本館 神の湯階下700円 | 少(路面電車で移動) | 市内移動が路面電車で完結する |
| 城崎温泉 | 外湯1日券1,500円 | 少(駅前が温泉街) | 駅から宿まで徒歩圏で坂がない |
| 金沢 | 兼六園 65歳以上無料 | 中(市内は平坦) | 見どころが集中し起伏が少ない |
| 伊勢志摩 | 参拝無料/車いす貸出無料 | 中(参道片道800m) | 介助制度と相談窓口が整っている |
| 高野山 | 宿坊1泊2食14,000円〜 | 少〜中(滞在型) | 予定を詰めない旅になりやすい |
※2026年7月時点で各施設の公式情報をもとに高齢者あんしんノートが作成。歩く量の目安は独自の整理
ツアーか個人手配か。分かれ目は「誰が段取りを背負うか」
行き先が決まったら、次はツアーで行くか自分で手配するかの判断です。どちらが優れているという話ではなく、体力と気力をどこに使いたいかで選ぶものだと考えてください。ここでは判断材料を4つに分けて整理します。
シニア向けツアーは「歩く距離」と「座席」まで設計されている
クラブツーリズムの「大人のゆるり旅」は、75歳以上を想定したツアーブランドで、参加者の60%以上が75歳以上です。2026年で5周年を迎えました。特徴は、添乗員に加えて介護資格を持つ「カインドリースタッフ」が同行すること、トイレ付きバスでゆとりあるシートを確保すること、歩く距離の短い観光地を選んでいること、そして宿泊はベッドの部屋、食事は椅子テーブル席を確約していることです。
この「ベッドと椅子席の確約」は、実際に旅をすると効きます。布団の上げ下ろしや座卓での正座は、膝や腰に不安がある人にとって想像以上の負担です。個人手配だと、旅館に着いてはじめて座卓と分かることがありますが、ツアーならそこが担保されています。
費用感の一例として、5周年記念企画の「東日本クラシックホテル巡り5日間」は400,000〜620,000円、「中〜西日本クラシックホテル巡り7日間」は620,000〜830,000円です。新幹線グリーン車利用や最終日の荷物宅配サービスが含まれた上級プランの価格帯で、通常のツアーはこれより手頃なものが多くあります。詳細はクラブツーリズムのプレスリリースで確認できます。
個人手配が向くのは「同じ場所に長く居たい人」
一方で、個人手配にしかできないことがあります。それは「予定を変えられる」ことです。朝起きて体調が思わしくなければ午前中は宿で休む、天気がよいから予定を入れ替える、気に入った喫茶店で2時間過ごす。こうした自由は、団体行動では手に入りません。
費用面でも、2人以上で同じ宿に連泊する形なら、個人手配のほうが安く収まることが多くなります。JRの割引会員を使って交通費を3割落とし、平日の宿を選べば、1人あたり2泊3日で交通費と宿代を合わせて4〜6万円程度に収める旅は十分に組めます。
逆に個人手配が不利なのは、周遊型の旅です。1日ごとに宿を変えて名所を巡るような旅程は、切符の手配、宿の予約、荷物の移動がすべて自分にのしかかります。この形を望むなら、ツアーに任せたほうが体力の消耗が少なくて済みます。
| ツアーのメリット | ツアーのデメリット |
|---|---|
| 切符・宿・移動をすべて任せられる 歩く距離や座席が事前に設計されている 体調不良時に添乗員が対応してくれる ひとり参加でも移動の不安が少ない | 起床・集合時刻が決められている 気に入った場所に長く留まれない 同じ行程を個人手配より高く感じる場合がある 相部屋やひとり部屋追加料金の確認が要る |
宿選びで見るのは星の数ではなく「段差・浴室・食事の席」
個人手配で宿を選ぶなら、確認すべき項目は決まっています。エレベーターの有無、部屋までの段差、浴室の手すり、洗い場の椅子、食事が椅子テーブル席か座卓か、そしてトイレが洋式か。この6点を予約前に確認しておけば、大きな失敗はほぼ防げます。
予約サイトの説明文だけでは分からないことが多いので、気になる宿には電話で聞くのが確実です。「母を連れて行くのですが、部屋までに階段はありますか」と尋ねれば、たいていの宿は丁寧に答えてくれます。この一本の電話をかけるかどうかが、旅の快適さを分けます。
宿のバリアフリー情報をまとめて調べたい場合は、日本バリアフリー観光推進機構が運営する「全国バリアフリー旅行情報」が役立ちます。仙台、石川、伊勢志摩、鳥取、島根、佐賀、大分などの相談センターが、宿泊施設や観光施設、交通機関の情報を随時更新しています。旅行会社の説明より踏み込んだ内容が載っていることが多く、一度目を通す価値があります。
実は、いちばん差が出るのは「誰と行くか」の組み合わせ
意外と語られないのですが、シニアの旅行で満足度を左右するのは行き先でも予算でもなく、同行者の組み合わせです。夫婦2人、友人グループ、子ども世帯との三世代旅行では、必要な設計がまったく変わります。
夫婦2人なら、歩く速さも休みたい間隔もだいたい揃うので、予定を減らすほど満足度が上がります。友人グループは体力差が出やすく、「別行動の時間」をあらかじめ組み込んでおくと気まずくなりません。三世代旅行は最も難易度が高く、孫のペースに合わせると祖父母が消耗し、祖父母に合わせると孫が退屈します。この場合は「午前は全員、午後は自由行動」と分けるのが現実的です。
立場によって望むものが違う、という前提を最初に共有しておくだけで、旅先での小さな衝突は減ります。「私は歩くのがゆっくりだから、先に行っていていいよ」と言えるかどうか。この一言が出せる関係かどうかで、旅の疲れ方はまったく変わってきます。車で出かける旅を考えている方は、乗り降りのしやすさも同行者選びと同じくらい重要です。

「最近、車の乗り降りのたびにひざや腰が痛む」「親が車に乗るとき、ドアの開け閉めや座るときにつらそう」——年齢を重ねると、運転そのものより乗り降りの動作が負担にな…
出発前にやっておくと、旅先で慌てずに済む4つの準備
最後に、出発前と当日の動き方です。ここまで決めた旅程を実際に気持ちよく回るには、いくつか先回りしておきたいことがあります。どれも数分で終わる準備ばかりですが、やっているかどうかで旅先の安心感がまるで違います。
駅の乗り換えは「事前連絡」で係員に手伝ってもらえる
JR各社では、駅係員がホームまでの案内や列車の乗り降りを手伝うサービスを行っています。車いすの方だけでなく、歩行に不安がある方も対象です。スムーズに利用するため、事前の連絡が推奨されています。
JR東日本には「JREおでかけサポート」という仕組みがあり、乗降介助をWebから事前に申し込めます。東海道新幹線には全列車に車いす対応座席が用意されています。JR西日本やJR九州にも同様の窓口があり、事前に連絡しておけば当日の対応が格段にスムーズになります。
大切なのは、遠慮しないことです。「そこまでではないから」と申し込まずに大きな駅で乗り換え、長い階段と人混みで消耗してしまう。これは非常によくある失敗です。特に東京駅、新大阪駅、名古屋駅の新幹線乗り換えは、ホーム間の距離が長く、荷物があると想像以上に堪えます。使えるものは使ってしまいましょう。
持ち物は「常備薬・保険証・現金」の3つを最優先で入れる
荷物の準備は、なくても現地で買えるものと、買えないものを分けて考えると迷いません。着替えやタオルは現地調達できますが、ふだん飲んでいる薬、健康保険証やマイナンバーカード、それに現金は代わりが利きません。この3つを最初にかばんへ入れてから、残りを詰めていく順番にしてください。
薬は日数分きっかりではなく、2〜3日分を多めに持つのが基本です。帰りの便が欠航したり、体調を崩して1日長く滞在したりする可能性があります。お薬手帳も一緒に入れておくと、旅先で医療機関にかかることになった場合に説明がスムーズです。
現金については、キャッシュレス決済が使えない場所がまだあることを見込んでおきます。地方のバス、小さな食事処、寺社の拝観料、外湯の入浴料などは現金のみのところが少なくありません。ひとり1万円程度は小銭を含めて持っておくと困りません。
- ☑ 常備薬(日数+2〜3日分)とお薬手帳
- ☐ 健康保険証・マイナンバーカード(年齢確認にも使う)
- ☐ ジパング倶楽部の会員手帳(財布に入れる)
- ☐ 現金1万円程度(小銭を含む)
- ☐ 履き慣れた靴(新品を旅先で下ろさない)
- ☐ 羽織るもの1枚(山上や早朝は8月でも冷える)
- ☐ 宿と交通機関の予約番号を紙に印刷
「新品の靴で出かけて2日目に歩けなくなった」という失敗を避ける
旅行のために新しい靴を買い、そのまま出発する。これは60代70代の旅で最も多い失敗のひとつです。1日目の夕方に靴擦れができ、2日目は絆創膏を貼りながらの歩行になり、3日目は宿から出られない。せっかくの旅程が丸ごと潰れます。
原因は、足の形が年齢とともに変わることにあります。若い頃と同じサイズを選んでも、足幅やアーチが変化しているため合わないことが増えます。新しい靴を買うなら、旅行の1か月前までに買って、近所の散歩で10回以上履いてから連れて行ってください。
すでに履き慣れた靴があるなら、迷わずそれにしましょう。見た目が古びていても、足に合っている靴のほうが旅を助けてくれます。予備として、宿で履く軽いサンダルか室内履きを1足持っていくと、部屋でくつろぐときに足がラクになります。
- Step1: 行き先より先に「移動2時間・2泊3日・1日2か所」の形を決める
- Step2: 65歳以上ならジパング倶楽部(年会費3,840円)の加入を検討し、会員手帳を財布へ
- Step3: 宿は火曜・水曜の連泊で予約し、段差・浴室・食事の席を電話で確認
- Step4: 荷物は宅配便で先送りし、乗り換えのある駅には事前に介助を申し込む
帰宅後の「2日間」を予定を入れずに空けておく
旅の準備というと出発前ばかりに目が行きますが、帰宅後の2日間を空けておくことも同じくらい大切です。旅行の疲れは当日より翌日、翌々日に出ます。ここに通院や来客の予定を入れてしまうと、旅の余韻を楽しむ前に日常に引き戻されます。
具体的には、帰宅翌日は洗濯と土産の整理だけ、翌々日から通常の生活に戻す。この余白があるだけで、「また行きたい」と思えるかどうかが変わります。旅行を1回きりで終わらせず、年に2回3回と続けている方は、たいていこの余白の取り方が上手です。
もうひとつ、帰ってきたその日のうちに、写真を見ながら「次はどこに行こうか」と話す時間を持つのもおすすめです。疲れているうちは面倒に感じますが、記憶が新しいうちに「今回は歩きすぎた」「連泊はよかった」と振り返っておくと、次の旅の設計がぐっと具体的になります。旅は回数を重ねるほど上手になっていくものです。
まとめ:行き先より先に「疲れない形」を決めると旅は変わる
高齢者の旅行でおすすめしたいのは、有名な観光地を効率よく回ることではなく、体に負担の少ない形をつくってから行き先を選ぶ順番です。移動は片道2時間以内、宿泊は同じ宿に2泊、1日に回るのは2か所まで。この3つを守るだけで、帰宅後の疲れ方がはっきり変わります。
費用の面では、65歳以上ならジパング倶楽部(年会費3,840円)で最大3割引、JR東日本圏が中心なら大人の休日倶楽部ジパング(年会費4,364円)という選択肢があります。2026年3月14日から割引条件が片道101km以上に緩和されたことで、近場の温泉旅行でも十分に元が取れるようになりました。飛行機は満65歳から当日予約のシニア割引があり、宿は平日連泊、荷物は宅配便で先送り。この積み重ねで旅費は着実に下がります。
行き先に迷ったら、この記事で紹介した6か所を出発点にしてみてください。
- 別府温泉:地獄めぐり共通券2,400円は購入日と翌日の2日間有効で、分けて回れる
- 道後温泉:本館は神の湯階下700円から。市内移動が路面電車で完結する
- 城崎温泉:駅前が温泉街。外湯1日券1,500円で7湯を浴衣で巡れる
- 金沢:兼六園は65歳以上無料(年齢確認書類が必要)。市街地が平坦
- 伊勢志摩:参拝無料で車いすの無料貸出あり。介助ボランティアも申し込める
- 高野山:宿坊は1泊2食14,000〜25,000円程度。予定を詰めない滞在型の旅に
- 準備:会員手帳は旅行が決まった日に財布へ。靴は1か月前までに履き慣らす
最初の一歩としておすすめしたいのは、行きたい場所を3つ書き出して、そのうち自宅から片道2時間以内で行ける場所に丸をつけてみることです。丸がついた場所が、今のあなたにいちばん無理のない行き先です。丸がつかなければ、そこは「初日は移動だけ」と割り切れる日程が取れるときの候補にしておけばよいのです。
制度や料金は改定されることがあります。この記事の内容は2026年7月時点で各公式サイトに掲載されていた情報をもとにしています。予約の前に、JR各社・航空会社・各施設の公式サイトで最新の条件をご確認ください。体調面で不安がある場合は、旅行の計画段階でかかりつけの医療機関にご相談いただくと安心です。

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