qbハウスの料金にシニア割引はない|1,400円一律とツキイチ12月15日終了の注意点

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「QBハウスって、シニア料金で安くなるんだっけ?」。お友だちとの会話や、駅で青い看板を見かけたときに、ふと気になった方も多いのではないでしょうか。年金暮らしになると、毎月のカット代が数百円違うだけでも気になるものです。

先に結論をお伝えすると、2026年10月時点のQBハウスには年齢で安くなる「シニア割引」はありません。料金は年齢に関係なく1,400円(税込)です。かつては65歳以上の方だけが使える「ツキイチ・キャンペーン(100円引き)」がありましたが、2025年2月から全年齢向けに広がり、さらにそのツキイチ割引自体も2026年12月15日で終了することが公式に発表されました。

この記事では、QBハウスの料金の今と、シニア向けの割引がどう変わってきたのか、ツキイチ終了までにやっておきたいこと、髪を切る頻度別の年間カット代、初めての方が戸惑いやすい店内の流れまで、順番にお話しします。外出が難しくなったときの選択肢にも触れますので、ご家族のことを考えている方にも役立つはずです。

📝 この記事でわかること
・QBハウスの料金1,400円にシニア割引がない理由と、これまでの経緯
・ツキイチ割引が2026年12月15日で終わる前にしておきたいこと
・月1回・2か月に1回など、頻度別の年間カット代の目安
・券売機の使い方、支払い、車いすでの来店など初めての人向けの基本
目次

qbハウスの料金にシニア割引はある?2026年10月時点の答え

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年齢による割引はなく、誰でも1,400円

QBハウスの通常店のカット料金は、2025年2月1日から1,400円(税込)です。年齢による料金区分はなく、60代でも80代でも、学生さんでも同じ金額を払います。メニューもカットだけの1種類なので、「シニアコース」「白髪向けコース」のような選択肢も用意されていません。

なぜ年齢で料金を分けないのかというと、QBハウスはもともと「余分なサービスを省いて、短時間で手頃にカットする」ことを売りにしてきたお店だからです。運営会社キュービーネットホールディングスの発表でも、1996年の創業以来、効率化を図りながら手軽な価格で提供してきたと説明されています。料金表をシンプルにしておくことも、その効率化の一部と考えると納得しやすいでしょう。

具体的には、店頭の券売機でチケットを1枚買うだけで、追加料金の心配はありません。カットの目安は10分ですが、公式の案内では「10分はあくまでも目安となりますので、追加料金は必要ありません」とされています。髪の量が多くて少し時間がかかっても、支払いは1,400円のままです。

ひとつ注意したいのは、ネット上には「QBハウスはシニアだと安い」という古い情報がまだ残っていることです。これは後でお話しする「65歳以上限定のツキイチ・キャンペーン」の時代の話で、今は事情が変わっています。古い記事を見て「年齢を言えば割り引いてもらえる」と思い込んでしまうと、店頭で戸惑うことになるので気をつけましょう。

料金は2025年2月に50円上がった

今の1,400円という料金は、2025年2月1日に改定されたものです。それまでは1,350円(税込)でしたので、50円の値上げになりました。

値上げの理由について、運営会社は「昨今の物価を踏まえ、理美容師への継続的な人財投資や、DX・店舗投資に取り組むため」と説明しています。物価が上がり続けるなかで、技術者の待遇を守るための判断だったということです。カット専門店の価格は長いあいだ据え置かれることが多かったので、年配の方ほど「昔はもっと安かった」という印象をお持ちかもしれません。

この改定は国内のQBハウス全店が対象です。地方の店舗だから安い、駅ナカだから高い、ということはなく、通常店であれば全国どこでも1,400円で統一されています。旅行先や帰省先で髪を切るときも、料金を心配せずに入れるのは気楽な点です。

ただし、QBグループには通常のQBハウスとは別に「QB PREMIUM」「FaSS」といった別ブランドもあり、こちらはサービス内容も料金も違います。看板のデザインが似ているので、駅ビルなどで見かけたときは店名をよく確かめてから入ると安心です。

📊 データで見るQBハウスの料金
・通常価格:1,350円(税込)→ 1,400円(税込)(2025年2月1日改定)
・ツキイチ割引適用時:1,300円(2026年12月15日で終了)
・年齢による割引:なし
・国内店舗数:612店(2026年6月時点)
(出典:キュービーネットホールディングス「価格改定に関するお知らせ」、同「国内店舗売上高前年比(2026年6月)」)

シャンプーや顔そりがない分、料金が抑えられている

QBハウスの料金が手頃なのは、サービスを「カットだけ」に絞っているからです。公式のご利用案内には「髭剃り・シャンプー・ブローなどは行っておりません。カットのみのサービスとなります」とはっきり書かれています。

その代わり、カットの後は「エアウォッシャー」という掃除機のような器具で、頭や首まわりの細かい髪を吸い取ってくれます。シャンプー台に移動しないので、洗髪のために首を後ろに倒す姿勢がつらい方にとっては、かえって楽に感じることもあるでしょう。

町の理容室では、カット・シャンプー・顔そり・ブローがひと通りセットになっているのが一般的です。QBハウスはそのうちカットだけを切り出した形なので、料金を比べるときは「同じサービスの値段」ではなく「カットだけの値段」として見るのが公平です。

気をつけたいのは、細かい髪が少し残ることがある点です。帰宅後にシャワーで流す、襟の詰まった服は避けて首まわりの開いた服で行く、といったひと工夫で気にならなくなります。顔そりや白髪染めもお願いしたい日は、QBハウスではなく、それができるお店を選ぶほうが満足度は高くなります。

「シニア料金がない=損」とは限らない

シニア割引がないと聞くと、少し損をした気分になるかもしれません。けれど、そもそもの料金が1,400円なので、ほかのお店のシニア割引と比べても、支払額では安い側に入ることが多いのです。

たとえば、美容室のなかにはネット予約限定・平日・60歳以上といった条件付きで、6,000円以上のメニューが20%オフになるお店がある、と紹介されています。割引率としては大きく見えますが、もとの金額が大きいので、割り引いた後でもQBハウスの料金よりはずっと高くなります。

大切なのは「割引があるかどうか」より「自分が受けたいサービスに、いくら払うか」です。カットだけで十分という方なら、シニア割引の有無を気にせずQBハウスを選んで問題ありません。一方で、シャンプーや会話の時間も含めて「髪を整える時間」を楽しみたい方は、割引のある美容室や行きつけの理容室を使い分けるのもよい方法です。

割引の条件はお店ごとにまちまちで、「平日だけ」「予約した人だけ」「会員カードが必要」など細かな決まりがついていることも少なくありません。シニア割引をうたうお店を選ぶときは、自分の通える曜日や予約の手間まで含めて考えると、思ったほど得にならなかったという失敗を防げます。

シニア割引全体の考え方については、年齢別に整理した記事もあります。

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「65歳以上は100円引き」はどこへ?ツキイチ割引の移り変わり

もともとは65歳以上だけのキャンペーンだった

QBハウスでシニア向けの割引といえば、多くの方が思い浮かべるのが「ツキイチ・キャンペーン」でしょう。これはもともと、65歳以上のお客様を対象に、前回の利用から月に1度のペースで来店すると100円割り引くというサービスでした。

この仕組みは、運営会社が2024年12月に出した「価格改定に関するお知らせ」の中で、「65歳以上のお客様対象に前回のご利用から月に1度のご利用で100円の割引を行うサービス」と説明されています。つまり、当時はまぎれもなく「シニア向けの割引」だったわけです。

「QBハウスはシニアだと安い」という口コミが今も残っているのは、この時代の記憶によるものです。年金暮らしの方が月に1回、近所のQBハウスで髪を整えると、毎回100円ずつ安くなる。小さな額ですが、続ければ年間では数百円から千円台の差になります。

ただし、この「65歳以上限定」の形は2025年1月までの話です。今この情報だけを頼りに店頭で年齢を伝えても、年齢による割引は受けられません。ネットで検索するときは、記事の日付を確認する習慣をつけておくと、こうした行き違いを防げます。

「シニア」と「シルバー」で対象年齢が違う割引も多いので、言葉の違いを知っておくと迷いにくくなります。

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2025年2月に全年齢へ広がった

2025年2月1日の値上げと同時に、ツキイチ・キャンペーンは全年齢が対象になりました。運営会社は「これまでご好評いただいておりました」このキャンペーンを、全年齢に対象を拡大すると発表しています。

背景には、値上げで通う回数が減ってしまうことへの配慮があったと考えられます。50円の値上げをする一方で、毎月通う人には100円の割引を誰にでも用意することで、こまめに来店する人の負担を和らげる狙いだったのでしょう。

具体的には、カットを終えるとチケットが手渡され、次に来店したときにそれを使うと、1,400円のところが1,300円になる仕組みです。紹介記事では、チケットは翌月末日までに使う必要があると説明されています。たとえば10月中に切った人は、11月末までに次の来店をすれば100円引きになるという計算です。

注意したいのは、全年齢に広がったことで、シニアだけの特典ではなくなった点です。65歳以上の方がツキイチを使ったときの支払額は、改定前の1,250円から1,300円へ、ほかの世代と同じく50円上がりました。一方、65歳未満で毎月通う方は、改定前の1,350円から1,300円へ下がっています。シニアから見ると「自分たちだけの特典がみんなのものになった」改定だったと言えます。

💡 実は、シニア割引が「みんなの割引」になった珍しい例
意外と知られていないけれど、QBハウスのツキイチは、シニア限定だった割引を若い世代にまで広げた珍しいケースです。多くのお店はシニア割引を「新しく作る」か「なくす」かのどちらかですが、QBハウスは値上げのタイミングで対象を全年齢に広げました。年齢で区切るより、「毎月来てくれる人」にお礼をする形に変えたわけです。シニアから見れば特別扱いはなくなりましたが、毎月通えば100円引きという中身そのものは変わらず続いていた、というのが実際のところです。

2026年12月15日でツキイチ自体が終わる

そして2026年10月1日、QBハウスの公式サイトに「ツキイチキャンペーン終了のご案内」が掲載されました。案内によると、チケット配布終了日は2026年11月15日(日)、最終利用可能日は2026年12月15日(火)です。

公式のお知らせでは「長い間、たくさんのご利用と温かいご愛顧を賜り本当にありがとうございました」と感謝の言葉が添えられ、「今後も一層、お客さまに喜んでいただけるキャンペーンを企画してまいります」と結ばれています。終了の理由までは書かれていませんが、これでQBハウスの通常店から、毎月使える割引はいったんなくなることになります。

具体的な日付で整理すると、11月15日までにカットすればチケットをもらえ、そのチケットを12月15日までに使えば1,300円で切ってもらえます。11月16日以降にカットしても、もうチケットは配られません。そして12月16日以降は、手元にチケットが残っていても使えなくなると考えておくのが安全です。

気をつけたいのは、「翌月末日まで使える」という従来のルールの感覚で動いてしまうことです。たとえば11月10日にもらったチケットは、これまでなら12月末まで使えましたが、今回は最終利用可能日が12月15日と決まっています。年末の身だしなみを整えるつもりで12月下旬に行くと、割引が使えないので注意しましょう。詳しくはQBハウス公式のお知らせで確認できます。

ツキイチ割引が終わる前に、12月15日までにやっておきたいこと

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11月15日までに1回、チケットをもらっておく

まだツキイチの恩恵を受けたい方は、11月15日(日)までに1回カットして、チケットを受け取っておくのが基本です。これがツキイチ割引を使える最後のチャンスになります。

なぜ11月15日が大事かというと、チケットの配布はこの日で終わるからです。12月15日までに来店しても、手元にチケットがなければ割引は受けられません。つまり、11月前半にカットするかどうかが、最後の100円引きを使えるかどうかの分かれ目になります。

具体的な動き方の例を挙げると、10月中にすでにカットしてチケットを持っている方は、11月15日までの来店でチケットを使いつつ、新しいチケットをもう1枚もらえる可能性があります。そうすれば、12月15日までにもう1回、1,300円で切ってもらえる計算です。前回のカットから日が浅く「まだ伸びていない」という方は、無理に回数を増やす必要はありません。

気をつけたいのは、チケットのもらい方は店舗での運用によるため、受け取りの際にスタッフさんに確認しておくと確実だという点です。年末は混雑しやすいので、12月に入ってから慌てるより、11月のうちに予定を決めておくと気持ちに余裕が生まれます。

✅ ツキイチ終了までにやっておきたいこと
  1. Step1: 手元にチケットがあるか、財布や小物入れを確認する
  2. Step2: 2026年11月15日(日)までに1回カットし、チケットを受け取る
  3. Step3: 2026年12月15日(火)までに、そのチケットを使ってもう1回カットする
  4. Step4: 12月16日以降は、通常料金でのカットを前提に年間の予算を組み直す

チケットをなくさない保管のコツ

ツキイチのチケットは、お財布の決まった場所に入れておくのがいちばん確実です。せっかくもらっても、使うときに見当たらなければ100円引きにはなりません。

小さな紙のチケットは、レシートと一緒にポケットへ入れたまま洗濯してしまったり、買い物のレシートと間違えて捨ててしまったりしがちです。1か月以上あとに使うものなので、その間にどこへしまったか忘れてしまうのも、無理のないことです。

具体的には、お財布のカード入れのひとつを「QBのチケット用」と決めてしまう、診察券入れに一緒に挟んでおく、といった方法が続けやすいでしょう。カレンダーの12月15日の欄に「QBチケット期限」と書いておけば、うっかり期限を過ぎるのも防げます。

よくある失敗が、チケットを家に置いたまま出かけてしまうケースです。散歩のついでにふらっと寄ったら、チケットは引き出しの中だった、という話は珍しくありません。原因は「使う日が決まっていないこと」なので、対策としては、髪を切りに行く日を前もって決め、前の晩にお財布へ入れておく習慣をつけると安心です。

家族の分もまとめて確認しておく

ご夫婦やご家族でQBハウスを使っている場合は、家族全員の分のチケットをまとめて確認するのがおすすめです。ツキイチが全年齢向けになっていたので、お孫さんや息子さんが持っているチケットも同じように期限があります。

家族のなかで誰か一人が「終了のお知らせ」に気づいていても、ほかの人には伝わっていないことがよくあります。とくに、公式サイトのお知らせは店頭に貼り出されるまでに少し時間がかかることもあり、普段ネットを見ない方は気づきにくいものです。

たとえば、夕食のときに「QBのツキイチ、12月15日で終わるんだって」とひと言伝えるだけで、家族のなかで使われずに終わるチケットを減らせます。ご両親の通院の付き添いのついでに一緒に寄る、といった計画を立てるきっかけにもなります。

注意したいのは、チケットの貸し借りや譲り合いのルールが公式には明記されていないことです。誰のチケットでも使えると思い込まず、気になる場合は店頭で確認してください。無理に使い切ろうとせず、「使えたらうれしいおまけ」くらいに考えておくと、気持ちも楽です。

⚠️ よくある失敗:「翌月末まで使える」と思い込んで12月下旬に行く
状況:11月上旬にチケットをもらい、「いつもどおり翌月末まで大丈夫」と、年末の12月下旬に来店した。
原因:今回はキャンペーン終了のため、最終利用可能日が2026年12月15日(火)に決まっている。
対策:チケットを受け取った日に、カレンダーの12月15日へ印をつけておく。12月の来店は前半に済ませる。

終了後に考えたい、通う頻度の見直し

ツキイチが終わったら、これを機に自分に合ったカットの頻度を見直してみるのもよい機会です。毎月通う理由が「割引があるから」だった方は、少し間隔をあけても困らないかもしれません。

100円の割引は、毎月来店する人ほど得をする仕組みでした。裏を返せば、割引がなくなれば、毎月行っても2か月に1回行っても、1回あたりの料金は同じ1,400円になります。頻度を決める基準を「割引」から「髪の伸び具合や身だしなみ」に戻せる、とも言えます。

具体的には、短髪を清潔に保ちたい男性なら月1回、少し伸びても気にならない方なら6週に1回や2か月に1回、という具合に、自分の髪型と暮らしに合わせて決めるとよいでしょう。次の章で、頻度別の年間カット代を一覧にしています。

注意したいのは、間隔をあけすぎると、伸びた髪を一度に短くするぶん、仕上がりのイメージが変わりやすいことです。人と会う予定や法事、お孫さんの行事などの前には、数日前に整えておくと写真に残っても安心です。

年間いくら?髪を切る頻度別のカット代早わかり

頻度別の年間カット代(高齢者あんしんノート調べ)

QBハウスの年間カット代は、月1回なら16,800円、2か月に1回なら8,400円が目安です。1,400円に回数を掛けるだけのシンプルな計算ですが、表にすると家計の見通しが立てやすくなります。

年金暮らしになると、毎月の固定費をひとつずつ見直す方が多いものです。カット代は食費や光熱費に比べると小さな出費ですが、年単位で見ると無視できない金額になります。とくにご夫婦そろって通う場合は、表の金額が2人分になります。

通う頻度年間の回数年間カット代(通常料金)
毎月1回12回16,800円
6週に1回程度9回12,600円
2か月に1回6回8,400円
3か月に1回4回5,600円
(参考)毎月1回+ツキイチを1年使えた場合12回15,700円

※1回1,400円(税込)、ツキイチ適用時1,300円で計算した高齢者あんしんノート調べの試算。ツキイチは2026年12月15日で終了します。

注意したいのは、表の金額は交通費を含まない点です。バスや電車で遠くの店舗まで行く場合は、その往復の運賃も実質的なカット代の一部になります。近くのお店を選ぶことも、立派な節約になります。

ツキイチで浮いていたのは年間1,100円

毎月欠かさずツキイチを使った場合でも、浮く金額は年間で1,100円でした。最初の1回はチケットがないので通常料金、残りの11回が100円引きという計算です。

こうして数字にしてみると、ツキイチ終了の影響は「年に1回分のカット代にも届かない額」だとわかります。お知らせを見て「値上げみたいなものだ」と感じた方も、年間で見れば大きな負担増ではないと考えると、少し気持ちが落ち着くのではないでしょうか。

具体的には、月1回通う方の年間カット代は、ツキイチを1年使えた場合の15,700円から、通常料金の16,800円に変わる計算です。2か月に1回の方は、もともとツキイチの「翌月末まで」の条件に間に合わないことが多かったので、影響はほとんどありません。

注意したいのは、「割引がなくなるなら、ほかの安い店へ」と遠くの店まで足を延ばすと、交通費や時間のほうが高くつくことです。100円の差を追いかけるより、通いやすさや仕上がりの満足度で選ぶほうが、長い目で見て納得できる選択になります。

町の理容室や美容室の割引と比べると

QBハウスと町のお店を比べるときは、料金の差は「サービスの差」でもあると考えるのがポイントです。安いか高いかだけで決めると、自分に合わない選び方になりがちです。

美容室のなかには、平日に60歳以上なら6,000円以上のメニューから20%オフ、といった条件付きのシニア割引を用意するお店もあると紹介されています。シャンプーやブロー、カウンセリングの時間まで含めたサービスなので、カットだけのQBハウスとは中身が違います。

具体的な使い分けとしては、「普段のメンテナンスはQBハウス、お正月や法事、お孫さんの結婚式の前などは行きつけのお店でしっかり整える」という組み合わせが現実的です。こうすると、年間の出費を抑えながら、大事な日の身だしなみにはしっかりお金をかけられます。

気をつけたいのは、シニア割引の条件や割引率はお店ごとに違い、同じチェーンでも店舗によって扱いが異なる場合があることです。「何歳から」「どの曜日」「予約が必要か」の3点は、予約の前に必ず確認しておきましょう。

初めてでも戸惑わない、QBハウスの店内での流れ

入る前に、店頭の混雑ランプで待ち時間を確認

QBハウスに入る前は、店頭の混雑ランプ(シグナル)を見て待ち時間の目安を確かめるのが基本です。予約制ではないため、来た順番にカットしてもらう仕組みになっています。

公式のよくある質問では、ランプの色について「青色:すぐカットができます」「黄色:5~10分程度お待ちいただきます」と説明されています。赤色は15分以上待つ目安です。色を見れば、店の前で「今入るか、後にするか」をすぐに決められます。

具体的には、赤いランプが点いていたら、先に買い物を済ませてから戻ってくるのも手です。平日の昼間は比較的空いていることが多いので、時間に余裕のあるシニアの方には通いやすい時間帯と言えます。スタッフの指名はできないので、誰に切ってもらうかは順番次第です。

気をつけたいのは、ランプは「その時点の目安」にすぎないことです。待合席に座ってから前の人のカットが長引くこともあります。病院の予約やバスの時刻が迫っている日は、余裕をもって出かけるか、別の日にしたほうが落ち着いて過ごせます。

券売機でチケットを買う。小銭の扱いに注意

店内に入ったら、まず券売機でチケットを買います。公式の案内では、待ち時間を確認し、券売機でチケットを購入し、待合席で順番を待つ、という流れが紹介されています。

券売機は千円札だけでなく、ほかの紙幣も使えると案内されています。小銭については「一円玉と五円玉を除く硬貨」が使えるとされているので、財布の中の細かい硬貨を使い切ろうとすると、券売機に入らないことがあります。

電子マネーについては、公式のよくある質問に「店舗によって異なります」と書かれています。交通系ICカードやスマホ決済で払いたい方は、よく行く店舗が対応しているか、一度確認しておくと安心です。現金を少し多めに持っておけば、どの店舗でも困りません。

よくある失敗が、一円玉や五円玉を握りしめて券売機の前で困ってしまうケースです。原因は「小銭なら何でも入る」という思い込みです。対策としては、出かける前に紙幣を1枚、もしくは百円玉や五百円玉を用意しておくこと。後ろに人が並んでいても慌てずに済みます。

✅ 出かける前のチェックリスト
  • ☑ 紙幣か、百円玉・五百円玉を用意した(一円玉・五円玉は使えない)
  • ☐ ツキイチのチケットを財布に入れた(2026年12月15日まで)
  • ☐ 整髪料はつけないか、控えめにした
  • ☐ 首まわりの開いた服を選んだ
  • ☐ 希望の長さを「◯センチくらい」など言葉で伝える準備をした

希望の髪型は短い言葉で伝える

カットの前には、希望の長さと形を短い言葉で伝えるとスムーズです。10分が目安のお店なので、要点を絞って伝えるほうが、仕上がりのイメージもずれにくくなります。

QBハウスは短時間で仕上げることを前提にしているため、細かい要望を延々と話すよりも、「全体を2センチくらい短く」「耳は出す」「襟足はすっきり」といった具体的な言い方が伝わりやすいのです。公式の案内でも、カット後にお客様と確認する流れが紹介されています。

具体的には、いつもの髪型で気に入っている写真をスマートフォンに入れておき、それを見せるのもよい方法です。白髪が増えて髪の印象が変わってきた方は、「分け目を変えたい」「トップにボリュームが欲しい」など、気になるところを一つだけ伝えるのがコツです。

気をつけたいのは、整髪料をたっぷりつけた状態で行くと、カットしにくくなることです。公式のよくある質問では、スタイリング剤は控えめにするか、つけない状態での来店がすすめられています。カット後に洗髪はしないので、整髪料は家に帰ってからつけ直すと考えておきましょう。

カット後はエアウォッシャーで仕上げる

カットが終わったら、エアウォッシャーで細かい髪を吸い取って仕上げになります。シャンプーの代わりに使われる道具で、頭や首まわりの切った髪をきれいに吸い取ってくれます。

この方式は、洗髪や乾かす時間をなくして、カットの時間を短くするための工夫です。洗面台へ移動する必要がないので、腰や首に不安がある方でも、座ったまま最後まで終えられます。

具体的には、仕上げの前に鏡で全体を確認し、気になるところがあればその場で伝えましょう。カット後に確認する流れが用意されているので、遠慮は無用です。後ろ姿は自分では見えないので、鏡を見せてもらえるときは、襟足や耳まわりまで確かめておくと安心です。

注意したいのは、エアウォッシャーで吸い取っても、ごく細かい髪が服の中に入ることがある点です。帰宅後に着替えて、首まわりを濡れたタオルで拭くだけでもすっきりします。肌が敏感な方は、タートルネックのように首にぴったりした服は避けたほうが快適です。

シニアにとってのQBハウス、向いている人・向いていない人

メリットとデメリットを並べてみると

QBハウスは、「手頃な料金で、短時間に身だしなみを整えたい人」に向いたお店です。反対に、髪を整える時間そのものを楽しみたい人には物足りなく感じることもあります。

メリットデメリット
料金は全国一律1,400円で予算が立てやすい
カットの目安は10分、待ち時間も店頭で確認できる
予約不要で、思い立ったときに寄れる
シャンプー台へ移動しないので体の負担が少ない
年齢による割引はない
シャンプー・顔そり・ブローはない
スタッフの指名ができない
ツキイチ割引は2026年12月15日で終了

こうして並べると、料金の安さよりも「時間がかからない」「体の負担が少ない」という点が、実はシニアにとっての大きな利点だとわかります。長く座っているのがつらい方や、シャンプー台で首を倒すのが苦手な方には、ちょうどよい選択肢です。

注意したいのは、デメリットのなかに「慣れで解決できるもの」と「お店の仕組み上どうにもならないもの」が混ざっていることです。指名できない点や顔そりがない点は変わらないので、そこが気になる方は、ほかのお店と使い分けるのが現実的です。

こんな方にはQBハウスがおすすめ

QBハウスがとくに合うのは、短めの髪型をこまめに整えたい方です。定年後も清潔感を保ちたい男性や、ショートヘアの女性にとって、手頃な料金で通えるのは心強い存在です。

理由は、QBハウスが「伸びた分を整える」ことに向いた仕組みだからです。大きく髪型を変えるより、いつもの形を保つためのカットのほうが短い時間で仕上がり、満足度も高くなりやすいのです。国内に612店(2026年6月時点)あるので、駅ビルやショッピングセンターなど、普段の買い物ついでに寄れる場所が見つかりやすいのも利点です。

読者のタイプ別に考えると、次のような使い方がしっくりきます。

・定年後に通勤がなくなった男性:2か月に1回など、自分のペースで清潔感をキープ。
・ショートヘアの女性:襟足や耳まわりが伸びてきたら、買い物ついでに10分で整える。
・ご夫婦で通う方:同じ店に一緒に行けば、待ち時間に買い物を分担できる。
・旅行や帰省が多い方:全国どこでも同じ料金なので、行き先で気軽に切れる。

気をつけたいのは、パーマやカラーのある髪型を保ちたい方には向いていない点です。QBハウスの通常店ではカット以外のメニューがないので、カラーやパーマは別のお店で、カットだけQBハウスで、という使い方になります。

QBハウスが合わないかもしれない方

反対に、髪を整える時間をくつろぎの時間として楽しみたい方には、QBハウスは少しあわただしく感じられるかもしれません。

町の理容室や美容室では、シャンプーやマッサージ、顔そり、スタッフさんとの会話も含めて、ひとつの「楽しみの時間」になっていることが多いものです。定年後は人と話す機会が減りがちなので、行きつけのお店での会話が、心の支えになっている方もいるでしょう。

具体的には、「月に一度、なじみの理容室でゆっくり顔そりまでしてもらうのが楽しみ」という方は、料金だけを理由にQBハウスへ切り替える必要はありません。年間のカット代に数千円の差が出ても、それが暮らしの楽しみになっているなら、立派な使い道です。

気をつけたいのは、割引や料金だけに目を向けて、「本当は顔そりもしてほしかった」「話し相手がいなくて寂しかった」と後悔することです。お店選びは、自分が何を大切にしたいかを考えてから決めると、納得のいく選択になります。

車いすや杖での来店はできる?

QBハウスは、車いすでの来店も可能です。公式のよくある質問では「車いすでお越しいただくことは可能です」と案内されています。

ただし、同じ回答のなかで「店舗前が階段など、ご入店いただけない店舗が一部ございます」とも書かれています。駅の地下街や古いビルに入っている店舗では、段差があって車いすのまま入れないこともあるということです。

具体的には、ご家族が付き添ってQBハウスへ連れて行く場合、事前に店舗の場所や入口の様子を確かめておくと安心です。ショッピングセンター内の店舗は、エレベーターや広い通路が整っていることが多く、車いすでも移動しやすい傾向があります。

注意したいのは、カットの間は理容いすに座り替える必要があるかどうかなど、細かな対応は店舗の設備によって変わる点です。移乗に介助が必要な方は、無理をせず、次の章で紹介する訪問理美容なども含めて検討してみてください。詳しくはQBハウス公式のよくある質問で確認できます。

外出が難しくなったら?訪問理美容と、ほかのシニア向けの選択肢

QBハウスの訪問理美容は施設・病院が対象

ご家族が介護施設に入っている、入院が長引いている、という場合は、QBハウスの訪問理美容サービスという選択肢があります。お店に出かけるのが難しい方のために、スタッフが施設や病院へ出向いてくれるサービスです。

公式サイトでは、「介護福祉施設あるいは病院へお伺いして、総合理美容サービスを提供いたします」と紹介されています。店舗との最大の違いは、ヘアカットだけでなく、希望に応じてシャンプー、顔そり、ヘアカラー、パーマまで対応している点です。ベッドの上で切ってもらえる「ベッドサイドカット」もメニューにあります。

料金は、店舗のような一律料金ではなく、別途見積もりとなっています。施設として契約するのか、個人として利用するのか、どのメニューを頼むのかによって金額が変わるため、まずは施設の担当者さんに「訪問理美容は入っていますか」と聞いてみるのが近道です。

気をつけたいのは、公式に「個人様宅への訪問は行っておりません」と明記されていることです。ご自宅で暮らしているご家族の髪を切ってほしい場合は、QBハウスの訪問理美容は使えません。サービス内容はQBハウス公式の訪問理美容ページで確認できます。

自宅で暮らす家族の髪は、地域の窓口に相談を

自宅で暮らしていて外出が難しいご家族の場合は、お住まいの市区町村や地域包括支援センターに相談するのがよい出発点です。

訪問理美容は、施設向けのサービスだけでなく、地域の理容室・美容室が個別に自宅へ出向いているケースや、自治体が独自に支援しているケースもあります。ただ、その有無や条件は地域によってまちまちで、全国共通の制度があるわけではありません。

具体的には、ケアマネジャーさんがついている場合は、まずその方に「自宅で髪を切ってもらう方法はありますか」と聞いてみるのが早道です。近所の理容室に「出張してもらえますか」と直接たずねてみる方法もあります。なじみのお店であれば、事情を話せば相談に乗ってくれることも少なくありません。

注意したいのは、出張カットの料金は店舗でのカットより高くなるのが一般的だということです。移動の時間や手間がかかるためで、金額はお店ごとに違います。依頼する前に、カット以外に出張費がかかるかどうかを確認しておきましょう。

QBグループの別ブランドという選択肢

「QBハウスの手軽さは好きだけれど、もう少し仕上げにこだわりたい」という方には、QBグループの別ブランドも選択肢になります。

たとえば「FaSS」は、公式サイトで「シャンプーなしで、カット&スタイリングが約20分」と紹介されているお店です。QBハウスより少し時間をかけて、スタイリングまでしてもらえるのが特徴です。「QB PREMIUM」は、スタイリングは不要・簡単なスタイリングをお願いする・自分でスタイリングする、の3つから選べる仕組みで、アプリでの予約にも対応しています。

いずれも、QBハウスの通常店とは料金もサービスも違います。料金は店舗によって異なる場合があるので、利用する前に公式サイトや店頭で確かめてください。近くに店舗があるかどうかも地域によって差があり、主に都市部の駅周辺などに出店しています。

気をつけたいのは、看板の雰囲気が似ているため、QBハウスのつもりで入ったら別ブランドだった、ということが起こりうる点です。券売機や受付の表示で料金を確認してから利用すれば、思っていた金額と違って驚くこともありません。

💡 暮らしの知恵:「カットの場所」は体の状態で使い分ける
元気に出歩けるうちはQBハウスや町の理容室、足腰が弱ってきたら家族の付き添いでショッピングセンター内の店舗、施設に入ったら訪問理美容、というように、体の状態に合わせて「髪を切る場所」を変えていくと無理がありません。髪を整えることは、気分を明るく保つことにもつながります。早めに家族で話しておくと、いざというときに慌てずに済みます。

外食やお出かけのシニア割引と組み合わせる

QBハウスにシニア割引がない分、ほかの場面でシニア割引を上手に使うのも、家計を守るひとつの方法です。カット代だけを切り詰めるより、暮らし全体で考えるほうが効果は大きくなります。

シニア割引は、外食チェーンや映画館、交通機関など、さまざまな分野で用意されています。対象年齢は50歳、60歳、65歳とお店によって違い、会員登録が必要なものもあれば、年齢確認書類を見せるだけのものもあります。

具体的には、髪を切りに出かけた帰りに、シニア割引のあるファミリーレストランでお昼を食べる、といった組み合わせ方があります。「カット代は割引なしでも、外食で浮かせる」と考えれば、ツキイチ終了の影響も気になりにくくなるでしょう。

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注意したいのは、割引を使うために、本来なら行かないお店へ出かけてしまうことです。割引は「もともと使うもの」を安くするための道具だと考え、出費を増やすきっかけにしないよう気をつけましょう。

まとめ

🍀 この記事の結論

QBハウスにシニア割引はなく、料金は年齢を問わず1,400円です。ツキイチを使うなら11月15日までにチケットをもらい、12月15日までに使いましょう。

✅ 要点チェック
  • ✔ 料金:全国一律1,400円、年齢割引なし
  • ✔ ツキイチ:65歳以上限定→全年齢→12月15日終了
  • ✔ 年間の目安:月1回で16,800円
  • ✔ 支払い:一円玉・五円玉は券売機で使えない
  • ✔ 外出が難しい時:施設なら訪問理美容を相談

まずは今日、お財布の中にツキイチのチケットが残っていないか確かめてみてください。それだけで、最後の100円引きを無駄にせずに済みます。

※料金・キャンペーンは2026年10月時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

シニア世代の暮らしに役立つ情報を発信中。孫へのお祝いマナーや冠婚葬祭のしきたり、健康管理や終活の準備まで、日常の「困った」を解決する記事を心がけています。ご家族の方にも読んでいただける、安心できる情報源を目指しています。

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