「LINEの返信をしたいのに、いつの間にかキーボードが見慣れない形になっていて手が止まってしまった」「文字が小さくて読みづらいうえに、フリック入力が指についてこない」——スマホでLINEを使うシニア世代から、こうした声をよく耳にします。せっかく家族や友人とつながる便利な道具なのに、文字入力でつまずくと、返信そのものがおっくうになってしまいますよね。
結論から言えば、LINEの文字入力は「3つの場所」の設定を知るだけで、驚くほど楽になります。文字を大きくする、フリックをやめてなじみのある打ち方に戻す、話すだけで入力する——どれも数分の操作でできることばかりです。難しいアプリの知識は必要ありません。
この記事では、LINEのキーボード設定と文字入力を楽にする具体的な手順を、iPhone・Android両方に触れながら、つまずきやすいポイントも含めてやさしく解説します。「急にキーボードが変わって戻せない」といったよくある困りごとの直し方もまとめました。読み終わるころには、自分に合った入力方法が見つかっているはずです。
・LINEの設定は「アプリ内・端末・キーボードアプリ」の3つに分かれること
・文字を大きく見やすくする2段階の設定方法
・フリックが苦手な人がケータイ打ち・音声入力に切り替えるコツ
・キーボードが急に変わったときに元へ戻す手順
なぜLINEの文字入力は「使いづらい」と感じてしまうのか

設定を変える前に、まず「なぜ使いづらく感じるのか」を整理しておくと、どこを直せばいいのかが見えてきます。原因がわかれば、あわてず落ち着いて対処できます。多くの場合、つまずく理由は次の3つのどれかに当てはまります。
いつの間にかキーボードの形が変わって戸惑う
「昨日までと違う見た目のキーボードになっている」という戸惑いは、シニア世代にとても多い困りごとです。これは、スマホを更新したときや、うっかりキーボードの切り替えボタンに触れたときに、使うキーボードが入れ替わってしまうために起こります。LINE自体がキーボードを変えているわけではなく、スマホ全体で使う「入力アプリ」が切り替わっているのが正体です。
たとえば、地球儀のマークや小さなキーボードのマークを押した拍子に、英語配列や別のアプリに変わってしまうケースがよくあります。慌てて色々な場所を押すと、かえって元に戻せなくなることも。まずは「LINEが壊れたわけではない」と知っておくだけで、気持ちがずいぶん楽になります。元に戻す手順は後半で詳しく説明しますので、安心してください。
フリック入力が指の動きについてこない
今のスマホで主流の「フリック入力」は、キーを上下左右に指ではらって文字を選ぶ方式です。慣れれば速いのですが、指先の感覚や動かし方に個人差があるシニア世代にとっては、「濁点が打てない」「狙った文字と違う字が出る」といった悩みの種になりがちです。
その背景には、フリック入力が2010年前後のスマホ普及とともに広まった、比較的新しい入力方式だという事情があります。ガラケー時代に「あ」を4回押して「え」を出していた世代には、指をはらう操作そのものがなじみにくいのは当然です。実は、フリックをやめて昔ながらの「ケータイ打ち(トグル入力)」に戻すこともできます。無理に新しい方式を覚える必要はありません。この切り替え方も後ほど紹介します。
文字が小さくて読めず、押し間違えも増える
画面の文字が小さいと、読みづらいだけでなく、キーの押し間違いも増えます。特にトーク画面のやり取りが小さく表示されると、家族からのメッセージを読むのもひと苦労です。老眼が進む50代後半以降は、初期設定のままだと「小さすぎる」と感じる人が大半でしょう。
文字の大きさは、LINEアプリの中と、スマホ本体の設定の2か所で調整できます。片方だけ変えて「変わらない」と諦めてしまう人が多いのですが、両方を組み合わせれば、かなり大きく見やすくできます。読みやすくなると、押し間違いも自然と減り、入力のストレスがぐっと軽くなります。次の章から、具体的な設定場所を順番に見ていきましょう。
LINEのキーボード設定は「3つの場所」を分けて考える
LINEの文字入力を思いどおりにするコツは、「どこで設定するのか」を分けて考えることです。ここがごちゃ混ぜになっていると、「設定を変えたのに何も変わらない」という空回りが起きます。設定できる場所は、大きく3つに分かれています。
LINEアプリの中でできること
LINEアプリ自身の設定で変えられるのは、主に「トーク画面の文字の大きさ」と「背景(壁紙)」です。LINEのホーム画面から歯車の設定を開き、「トーク」の中にフォントサイズの項目があります。ここで文字の大きさを4段階から選べます。
ここで大事なのは、LINEの設定で変えられるのは「表示される文字」であって、「キーボードそのものの種類」ではないという点です。キーボードの形や入力方式を変えたいときは、LINEの中をいくら探しても見つかりません。LINEでできるのは、あくまで読みやすさの調整まで、と覚えておくと迷いません。この切り分けを知らずに、LINE内の設定をぐるぐる探し続けてしまう人がとても多いのです。
スマホ本体(iPhone・Android)の設定でできること
キーボードの種類を追加したり削除したり、画面全体の文字を大きくしたりするのは、スマホ本体の「設定」アプリの役割です。LINEを含むすべてのアプリの入力に共通して効くのが特徴です。
iPhoneなら「設定」→「一般」→「キーボード」で使うキーボードを管理でき、「画面表示と明るさ」→「テキストサイズを変更」で全体の文字を大きくできます。Androidなら「設定」→「システム」や「言語と入力」でキーボードを管理し、「ディスプレイ」→「表示サイズとテキスト」で文字サイズを調整します。機種によって項目名が少し違いますが、「設定アプリの中にキーボードと文字サイズの項目がある」と覚えておけば大丈夫です。ここが、LINEの外側にあたる土台の設定です。
キーボードアプリ側でできること
フリックをやめる、キーの高さを変える、背景の色を変えるといった細かなカスタマイズは、実際に文字を打つ「キーボードアプリ」側で設定します。代表的なのがGoogle製の「Gboard(ジーボード)」で、Androidに最初から入っていることが多く、iPhoneにも無料で入れられます。
キーボードアプリの設定は、多くの場合キーボード上の歯車マークから開けます。ここで入力方式(フリックかケータイ打ちか)、キーボードの高さ、変換の種類などを細かく決められます。つまり、LINEの入力の「使い勝手」を左右しているのは、実はLINEではなくこのキーボードアプリなのです。次の表で、3つの場所の役割を整理しておきましょう。
| 設定する場所 | ここで変えられること |
|---|---|
| LINEアプリの中 | トークの文字の大きさ(4段階)、背景・壁紙 |
| スマホ本体の設定 | 使うキーボードの追加・削除、画面全体の文字サイズ |
| キーボードアプリ | 入力方式(フリック/ケータイ打ち)、キーの高さ、背景色 |
スマホやアプリの操作に少し慣れてくると、こうした「どこを触ればいいか」の勘どころがつかめてきます。同じようにアプリを味方につける工夫として、こちらの記事も参考になります。

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文字を大きく見やすくして押し間違いを減らす設定

入力を楽にする第一歩は、なんといっても「文字を大きくすること」です。読みやすくなれば、メッセージの確認も返信もぐっと楽になります。ここでは、LINEアプリ内と本体設定の2段階で大きくする方法を紹介します。
LINEのフォントサイズを4段階で変える
まずはLINEアプリの中で文字サイズを変えます。手順は簡単で、下の3ステップで完了します。選べる大きさは「小・中・大・特大」の4段階です。初期設定は「中」になっていることが多いので、「大」か「特大」に上げるだけで、見え方が大きく変わります。
- Step1: LINEの「ホーム」画面右上の歯車(設定)をタップ
- Step2: 「トーク」を選ぶ
- Step3: 「フォントサイズ」で「大」または「特大」を選ぶ
iPhoneの場合は、フォントサイズの画面に「iPhoneの設定に従う」という項目もあります。これをオンにすると、本体側で決めた文字サイズにLINEも合わせてくれます。まずはこの4段階で試してみて、それでも小さいと感じたら、次の本体設定に進みましょう。注意点として、この設定を変えてもキーボードの文字自体は大きくなりません。キーボードの見やすさは、後述する高さ調整で対応します。
スマホ本体の設定でもっと大きくする
LINEの「特大」でも足りないときは、スマホ本体の文字サイズを大きくします。これはLINEだけでなく、メールやニュースなど他のアプリの文字も一緒に大きくなるので、スマホ全体が見やすくなる効果があります。
iPhoneは「設定」→「画面表示と明るさ」→「テキストサイズを変更」と進み、画面下のスライダーを右へ動かします。Androidは「設定」→「ディスプレイ」→「表示サイズとテキスト」で「フォントサイズ」のスライダーを調整します。さらに「表示サイズ」を大きくすると、文字だけでなくボタンやアイコンも大きくなり、押し間違いが減ります。地域差ではありませんが、機種によって項目名が「ディスプレイとタップ」などと異なる場合があるので、見当たらないときは設定の検索窓に「文字サイズ」と入れて探すと早いです。
背景と文字のコントラストを整える
文字の大きさだけでなく、背景の色との組み合わせも読みやすさを左右します。トークの背景を派手な写真にしていると、文字が背景に埋もれて読みにくくなることがあります。読みやすさを優先するなら、背景はシンプルな無地がおすすめです。
LINEでは、トーク画面の設定から背景(壁紙)を変えられます。白や薄い色の無地にすると、黒い文字がくっきり見えます。また、スマホ全体を「ダークモード」にすると黒背景に白文字になり、まぶしさが苦手な方には見やすく感じられることもあります。逆に、暗い背景が読みにくいと感じる人もいるので、これは好みで選んで大丈夫です。いくつか試して、自分の目に一番なじむ組み合わせを見つけてください。
設定を変えても大きくならない、よくある原因
「LINEのフォントサイズを特大にしたのに、思ったほど大きくならない」と諦めてしまうケースが目立ちます。原因は、LINEアプリ内だけを変えて、本体側の文字サイズを標準のままにしていること。両方を大きくして初めて、しっかり見やすくなります。
この失敗の対策はシンプルで、「LINE内」と「本体」の両方を大きく設定することです。特に、家族が代わりに設定してあげる場合、LINEの中だけいじって満足してしまいがちなので気をつけましょう。また、iPhoneで「iPhoneの設定に従う」をオンにしている場合、LINE内のフォントサイズ選択が効かなくなります。その場合は本体側で大きさを決めるか、「設定に従う」をオフにしてLINE内で選び直してください。どちらを使うか一つに決めるのが、混乱しないコツです。
フリック入力が苦手な人のためのキーボード切り替え
「フリックがどうしても指になじまない」という方は、無理に続ける必要はありません。入力方式は自由に変えられます。ここでは、昔ながらの打ち方に戻す方法や、キーボードを押しやすくする調整を紹介します。
フリックをやめてケータイ打ち(トグル)に戻す
ガラケー時代の「あ」を2回押して「い」を出す打ち方は「トグル入力(ケータイ打ち)」と呼ばれ、今のスマホでも使えます。フリックが苦手なら、この方式に戻すのが一番の近道です。指ではらう必要がなく、同じキーを軽く押すだけなので、指先の感覚に自信がない方でも扱いやすいのが利点です。
Gboardの場合、キーボードの歯車マークから「言語」→「日本語」→キーボードのレイアウトで「12キー」を選び、入力方式の設定でフリックをオフにすると、ケータイ打ち中心に切り替わります。iPhone標準のキーボードでも、「設定」→「一般」→「キーボード」でフリックのみ入力をオフにすれば、トグル入力が使えます。注意点として、トグル入力はフリックより少し打つ回数が増えるため、慣れた人には遅く感じることもあります。速さより確実さを優先したい方に向いた方式です。
12キーとQWERTYの違いを知る
キーボードには大きく2種類あります。ガラケーのような「12キー」配列と、パソコンと同じローマ字入力の「QWERTY(クワーティ)」配列です。どちらが使いやすいかは、これまで慣れ親しんだ道具によって変わります。
ガラケーを長く使ってきた方には12キーが、パソコンでローマ字入力をしてきた方にはQWERTYがなじみやすい傾向があります。12キーは画面上のキーが大きく表示されるので、指が太めの方や画面の小さいスマホでも押しやすいのが利点です。一方QWERTYはキーが小さく並ぶため、押し間違いが増えやすい面があります。両方試してみて、押し間違いが少ないほうを選ぶのが正解です。どちらかが偉いわけではないので、自分の指に合うほうで構いません。
キーボードの高さと位置を調整する
キーが小さくて押しづらいときは、キーボード自体の高さを変えられることをご存じでしょうか。Gboardには、キーボードの高さを数段階で調整する機能があり、高くすればキーが大きくなって押しやすくなります。
設定は、Gboardの歯車マークから「設定」→「キーボードの高さ」で変更できます。手が大きめの方や、細かい操作が苦手な方は、高さを「高い」寄りにすると格段に押しやすくなります。反対に、片手で持って親指だけで打つ方は、キーボードを左右どちらかに寄せる「片手モード」も便利です。ちょっとした調整ですが、押し間違いの回数に大きく効いてきます。設定を変えたら、実際にLINEで何文字か打ってみて、しっくりくる高さを探してみてください。
キーボードアプリを選ぶなら安心重視で
キーボードアプリはいくつもありますが、シニア世代がまず選ぶなら、動作が安定していて余計な機能の少ないものが安心です。無料アプリの中には、入力した文字を外部に送る仕組みを持つものもあるため、提供元がはっきりしているアプリを選ぶのが基本です。
| アプリ名 | 特徴 | シニアへの向き |
|---|---|---|
| Gboard | Google製。高さ・位置調整、音声入力が使いやすい | ◎ まず選ぶなら無難 |
| Simeji | 顔文字・着せ替えが豊富。カスタマイズ好き向け | ○ 楽しみたい人に |
| ATOK | 変換の賢さに定評。有料 | ○ 長文を打つ人に |
※高齢者あんしんノート調べ。2026年時点の各アプリ公式情報・比較サイトをもとに整理
話すだけで送れる「音声入力」を使いこなす
ここまで文字を打つ設定を紹介してきましたが、実はもっと楽な方法があります。それが「音声入力」です。キーボードで一文字ずつ打つより、話しかけたほうがずっと速く、指も疲れません。食わず嫌いをせず、ぜひ一度試してほしい機能です。
マイクマークの場所と基本の使い方
音声入力は、LINEのトーク画面でキーボードを開き、キーボード上にある「マイクのマーク」をタップして使います。マイクが反応する状態になったら、スマホに向かってゆっくり話しかけるだけ。話した言葉が、そのまま文字になって入力欄に表示されます。
マイクのマークの位置は、iPhoneの標準キーボードでは左下あたり、Androidのキーボードでは上部にあることが多いです。うまく認識させるコツは、早口にならず、一文ずつ区切って話すことです。「今日はありがとう」「また連絡します」といった短い文を、句読点の位置で一呼吸おきながら話すと、変換の精度が上がります。周りが静かな場所のほうが認識しやすいので、テレビを消して試すと成功しやすいでしょう。
「ボイスメッセージ」との違いに注意
LINEには紛らわしいことに、マイクのマークが2か所にあります。キーボードの近くにあるマイクは「音声入力(話した言葉を文字にする)」、画面上のトーク入力欄の横にあるマイクは「ボイスメッセージ(声をそのまま録音して送る)」です。押す場所を間違えると、文字ではなく肉声が送られてしまいます。
この違いを知らずに、「文字にしたいのに録音が始まってしまった」と戸惑う人が少なくありません。見分け方は、キーボードが表示されている状態でキーボード上にあるマイクが「文字にする」ほう、と覚えるのが確実です。もし間違えて録音を始めてしまっても、送信前ならキャンセルできるので慌てなくて大丈夫。慣れれば、文字入力と声のメッセージを使い分けられるようになり、表現の幅が広がります。
句読点や改行を上手に入れるコツ
音声入力で意外とつまずくのが、「、」や「。」の入れ方です。これは声で指示できます。ただし、iPhoneとAndroidで言い方が少し違うので、自分のスマホに合わせて覚えましょう。
iPhoneでは「、」は「てん」、「。」は「まる」と話せば入ります。Androidでは「、」は「読点(とうてん)」、「。」は「句点(くてん)」と話す必要があります。改行したいときは「改行」と発声します。最初は句読点なしで話して、あとから手で足す方法でも十分です。完璧に使いこなそうとせず、まずは本文だけ音声で入れて、記号は後で整える——このくらい気楽に始めるのが長続きのコツです。数をこなすうちに、自然とコツがつかめてきます。
音声入力がうまくいかないときの見直し
「マイクを押しても反応しない」「まったく違う言葉になる」というときは、いくつか原因が考えられます。落ち着いて一つずつ確認すれば、たいてい解決します。
まず多いのが、マイクの使用許可がオフになっているケースです。スマホの「設定」からキーボードアプリやLINEにマイクの利用を許可すると直ることがあります。次に、インターネットにつながっていないと音声が変換されないため、Wi-Fiや電波の状態も確認しましょう。それでもうまくいかないときは、周囲の雑音が原因かもしれません。逆説的ですが、大きな声を出すより、静かな場所で普通の声の大きさで、はっきり話すほうが認識されやすいです。音声入力は、指の動きに自信がない方ほど恩恵が大きい機能なので、諦めずに環境を整えてみてください。家族や友人と気軽にやり取りが増えると、暮らしの張り合いにもつながります。

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キーボードが急に変わった・元に戻したいときの対処法
「見慣れないキーボードになって元に戻せない」という困りごとは、シニア世代のスマホ相談で最も多いものの一つです。ここでは、原因の見分け方と、落ち着いて元に戻す手順をまとめます。あわてず、順番に確認していきましょう。
見慣れないキーボードになってしまう原因
無料の着せ替えキーボードや占い付きキーボードを試しに入れたら、いつの間にかそれが標準になり、使い慣れた入力ができなくなった——というのはとても多い失敗です。アプリを入れた際に「このキーボードを使う」と設定してしまうと、既定が入れ替わります。
この場合の対策は、元のキーボード(GboardやiPhone標準など)を再び「既定(標準)」に戻すことです。あわせて、使わないキーボードは削除しておくと、切り替えボタンを押しても余計なものが出てこなくなり、事故が減ります。もう一つよくあるのが、キーボード上の「地球儀マーク」を押して、英語配列や別の言語に切り替わってしまうケース。この場合は、地球儀マークをもう一度押して日本語に戻すだけで解決します。原因がわかれば、どれも数タップで直せるものばかりです。
元のキーボードに戻す手順
既定のキーボードを戻す操作は、iPhoneとAndroidで場所が違います。どちらも本体の「設定」アプリから行います。落ち着いて次のとおり進めてください。
iPhoneは「設定」→「一般」→「キーボード」→「キーボード」と進み、使いたいものだけ残して、不要なキーボードは「編集」から削除します。Androidは「設定」→「システム」→「言語と入力」→「画面キーボード」(機種により名称が異なります)で、既定のキーボードをGboardなどに選び直します。手順の途中で分からなくなったら、無理に進めず一度ホーム画面に戻って、最初からやり直せば大丈夫です。焦って色々な場所を触ると、かえって状態が複雑になりやすいので、一手ずつ確認しながら進めるのが安全です。
予測変換が消えた・おかしいときの直し方
「入力中に出ていた変換候補が出なくなった」「変な変換ばかりされる」というのも、よくある不調です。これはキーボードアプリの設定や学習データが原因のことが多く、設定を見直せば改善します。
予測変換が出ないときは、キーボードの歯車マークから「予測変換」や「入力候補」の項目がオフになっていないか確認しましょう。逆に、変な変換が続くときは、間違った変換を繰り返し覚えてしまっている可能性があります。その場合は、キーボードアプリの設定にある「学習のリセット」や「変換学習の消去」を行うと、まっさらな状態に戻せます。ただし、リセットすると自分の名前や住所などよく使う言葉も一緒に消えるので、本当に困ったときの最終手段と考えておくとよいでしょう。まずはオン・オフの確認から始めるのが安全です。
英語や記号だけになってしまったとき
「アルファベットしか打てない」「数字と記号の画面から戻れない」というのも、あわてやすい場面です。これは入力モードが切り替わっているだけで、故障ではありません。落ち着いて切り替えボタンを探しましょう。
多くのキーボードでは、左下あたりに「あ/A」や「あ/A1」といった切り替えボタンがあります。ここをタップすると、ひらがな入力・英字入力・数字記号入力が順番に切り替わります。英語になってしまったら、このボタンで「あ」の表示にすればひらがなに戻ります。地球儀マークで別のキーボードごと変わっているときは、地球儀マークで日本語のキーボードを選び直します。仕組みを一度覚えてしまえば、次からは自分でさっと直せるようになります。困ったときのために、この切り替えボタンの位置だけは覚えておくと安心です。
立場・状況別のおすすめ設定と失敗を防ぐコツ
ここまでの設定を、使う人や状況に合わせてどう組み合わせればいいのかを整理します。年齢や慣れ具合、手伝う人がいるかどうかで、ちょうどいい設定は変わってきます。自分や家族に近いパターンを参考にしてください。
70代以上の親にすすめるなら「大きく・シンプルに」
スマホにあまり慣れていない70代以上の方には、とにかく「大きく、シンプルに」が基本です。凝った設定よりも、迷う要素を減らすことが何より大切です。文字は本体設定とLINE内の両方で大きくし、キーボードは12キー、入力方式は指ではらわないケータイ打ちにしておくと、扱いやすくなります。
さらに、使わないキーボードアプリは削除して、切り替えボタンで余計なものが出ないようにしておくと、「急に変わった」というトラブルを未然に防げます。そして、指での入力が負担なら、思い切って音声入力を主役にするのも一つの手です。実際、フリックを一生懸命練習するより、話しかけるほうが早くなじむ方は多いものです。本人が一番ストレスなく続けられる方法を、一緒に探してあげてください。
家族が離れて暮らす親を手伝うときのコツ
離れて暮らす親のスマホ設定を電話で手伝うのは、なかなか骨が折れるものです。画面が見えないぶん、言葉だけで伝える工夫が要ります。コツは、「押すマークの形」と「画面のどのあたりにあるか」をセットで伝えることです。
たとえば「右上の歯車のマーク、丸くてギザギザした絵を押して」というように、位置と見た目を具体的に言葉にすると伝わりやすくなります。可能なら、帰省したときにまとめて設定してしまうのが確実です。その際、変更した設定をメモに書いて残しておくと、次に困ったときの手がかりになります。また、LINEには家族と画面を共有できる機能もあるので、それを使えば「今どこを見ているか」を確認しながら手伝えます。焦らせず、本人のペースに合わせるのが、長続きのいちばんのコツです。
状況別・迷ったときの設定早見チェック
- ☑ 文字が小さい → LINE内+本体の両方で文字サイズを大きく
- ☑ フリックが苦手 → 12キーのケータイ打ち(トグル)に切り替え
- ☑ 打つのがおっくう → 音声入力のマイクマークを使う
- ☑ キーボードが急に変わった → 地球儀マークか本体設定で戻す
- ☑ 事故を減らしたい → 使わないキーボードは削除する
このチェックリストの順番どおりに一つずつ試せば、たいていの困りごとは解決します。大切なのは、一度に全部やろうとせず、気になるところから少しずつ変えていくことです。スマホの設定は、いつでも元に戻せます。「失敗したら怖い」と身構えず、気軽に触ってみてください。文字入力が楽になると、家族や友人とのやり取りが増え、毎日の暮らしにちょっとした楽しみが生まれます。そうしたつながりは、老後の安心感にもつながっていきます。

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まとめ:LINEの文字入力は3つの場所を押さえれば楽になる
LINEの文字入力でつまずく原因は、たいてい「どこを設定すればいいか分からない」という一点に集約されます。設定できる場所が、LINEアプリの中・スマホ本体・キーボードアプリの3つに分かれていることさえ押さえておけば、文字を大きくするのも、フリックをやめるのも、音声入力に切り替えるのも、自分で対処できるようになります。どれも数分でできる操作で、失敗してもいつでも元に戻せます。
特に、指での入力に負担を感じている方は、音声入力を一度試してみてください。話しかけるだけで文字になるので、返信のハードルがぐっと下がります。フリックを無理に覚えなくても、自分に合ったやり方でLINEを楽しめれば、それが一番です。
最初の一歩としては、まず「LINEのフォントサイズを特大にする」ことから始めてみましょう。読みやすくなるだけで、入力への抵抗感が変わってきます。そこから一つずつ、この記事のチェックリストを試していけば、きっと自分にちょうどいい設定が見つかります。文字入力が楽になれば、家族や友人とのつながりも、もっと気軽で温かなものになっていくはずです。なお、スマホの画面構成や項目名は機種やアップデートで変わることがあります。操作に迷ったときは、無理をせず、お使いの端末の取扱説明書や、携帯ショップ・家族に確認しながら進めてくださいね。

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